「僕らを走らせてきたもの」
稲垣吾郎
《SMAPという「会社」では
お互いの緊張感が保たれている》
ーSMAPが長続きしてる秘訣は?ー
お互いに緊張感を持つ事。友達と違って居心地がいいという間柄ではない。
べたべたしないそれでいて僕にとっては頼れる存在です。
僕にとってSMAPは会社、企業みたいなものです。それぞれが立場をわきまえ、会社として何を残すか、その社員でいる感覚がある。
手柄も一人だけのものではなく5人のものだし、むしろ僕なんか5分の1にもなってないのかなと思う事も多いので頑張らなきゃという刺激があります。
あと互いを認めること。自分にない価値観を認めること。
ーメンバー同士でSMAPのあり方は話す?ー
話さない。トーク番組もコンサートのMCも出たとこ勝負。緊張感があった方が面白い。
ー第一線に立ち続けることで得たもの、失ったものとは?ー
得たものの方がもちろん多い。世の中に必要とされてるのはありがたい。それがダイレクトに伝わる仕事なので続けられるのは幸せです。
プライバシーはないけど、子どもの頃からこの世界にいるのでストレスは感じません。
ーSMAPの皆さんは謙虚ですねー
みんな危機感を持ってると思います。先のことはわからないし、時代には逆らえない。いまさら他の仕事は出来ないし…僕らが互いに切磋琢磨して成長していく姿を伝えることが大切。
ー10年後のSMAPはどうなってる?ー
あまり考えない。10年前と今とを比べてもそんなに変わらずにやれているので、次の10年も変わらずにいれたらいいなと。流れる雲のように移ろいゆくものなので柔軟に対応したい。
ー1年間自由に何でもできるとしたら?ー
海外で暮らしてみたい。田舎で農家をやってみたい。自然に触れると自分は人間だと思えるから。
ー人生、思い描いてたように進んでますか?ー
いろいろ達成できなかったことも多いけれど、だからこそよかった、ということもある。自分は3番手4番手ぐらいでいいというイメージがあります。さすがにこの年で結婚してないのは普通とは違うんだなと思います。この年齢で結婚もせずバツイチでもないのは面白いと思います。でもそれに対して不満も不安もない。まっ一度くらいはそういう経験をしなきゃと漠然と思っています。
ー「桜ふたたびの加奈子」では父親役ですねー
僕の中では演じることがしっくりきますね。歌も踊りもお笑いもSMAPとしては大切なパフォーマンスですけど、歌と踊りに関してはいつまでも僕らは自信がないです。それが頑張りにつながってはいますけど。
ー今後SMAPとしてとしてやりたいことは?ー
求めてくれるひとがいるなら海外でコンサートをしたい。
ー結成25年、SMAPはどのように変わった?ー
年々、若いころの勢いやノリだけではやれなくなった。そのぶん頭を使うようになり真面目になった。でも根本の価値観やお互いの関係性は変わってないです。
以上
ーchiwawaのひとこと感想ー
稲垣さんらしい言葉が並びましたね。SMAPの中間管理職は稲垣さんしか出来ません。
では ヾ(≧∇≦)