遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

染付龍紋そば猪口

2021年05月14日 | 古陶磁ー全般

古伊万里のそば猪口です。

故玩館には古伊万里は少ないのですが、その中でもそば猪口は数えるほどしかありません。

あちこち探して、やっと見つかりました。

径 7.1㎝、底径 5.2㎝、高 5.8㎝。江戸後期。

やや小ぶりのそば猪口です。

 

谷岡ヤスジのマンガのような龍が描かれています。

少しずつ回してみると・・

 

もう一匹の龍。

 

見事なニュウ、丹下左膳?(^^;

 

見込みには、怪人二十面相?(^^;

 

この時代にはポピュラーな底面。

 

実は、この品は、故玩館を改修するとき、縁の下にころがっていたのを拾いあげた物です。

時代からすると、3、4代前の人が使っていたのでしょう。

ユーモアや洒落のわかる人物だったのですね(^.^)


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅生さんへ (Dr.K)
2021-05-14 10:14:27
発見出来ましたか(^-^*)
さっそくご紹介くださり、ありがとうございます(^_^)

故玩館伝世品でしたか!
このような物は、由来とかが重要ですよね。
故玩館の守り神が一つ増えましたね(^-^*)
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センスが違いますね! (highdy)
2021-05-14 11:06:41
昔の方々のユーモアは、いまでも通用するものがあり、楽しいものがあります。
それに、いまの品の無いユーモアとはひと味違ったセンスがあるように思います。
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Dr.Kさんへ (遅生)
2021-05-14 11:38:59
大傷ありの小雑器ですから、ぞんざいに扱われています。
あえなくゴミ箱行きの所を、私が救いました(^.^)
小さくて傷ありのさえない器の方が妙に愛着がわきますね(^.^)
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highdyさんへ (遅生)
2021-05-14 11:42:08
やはり江戸時代はゆとりがありますね。
長い間、戦争がなかったからだと思われます。
今の時代にもヒントが得られそうです(^.^)
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遅生さんへ (酒田の人)
2021-05-14 23:11:37
これはとってもユーモラストいうかユニークな猪口ですよね~
「谷岡ヤスジの漫画」、素晴らしいたとえですね!
彼の漫画に多大な影響を受けだ世代にはたまりません
「鼻血ブー」とか「アサー!」とか思い出してしまいました。
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酒田の人さんへ (遅生)
2021-05-15 05:48:02
こういう物は、作ろうとしてつくったのか、それとも、数を稼ぐために半ばヤケクソで作業した結果なのか、どっちでしょうね(^^;
おまけに、それを購入して普段使いにする物好き。
私もその当時生きていたら、その一人だったでしょうね(^.^)
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