遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

竹蓋置

2022年12月25日 | はぐれ茶道具

しばらく、竹の花生けを紹介してきました。一段落ついた所で、竹の在庫一掃といきたいのですが、もう、まとまっては見当たりません。

で、その辺に目につく物を何でもかんでも。

径(最大) 4.7cm、高 5.5㎝。明治ー昭和。

茶道具の一つでしょう。子供の頃からその辺に転がってました(^^;

今の品でないことは確かですが、はっきりとした時代はわかりません。

星形に開けた穴がオシャレ。

切り口断面に入った放射状の白模様も面白い。

こんな具合に使うのでしょうか(あてずっぽ(^^;)

今出来の蓋置もなぜか一緒にありました。

これだと、こんな具合?

使い分けがあるのでしょうか。好みの問題なら、古い物好きの遅生としては、竹を選びます(^.^)

いずれにしろ、茶の嗜みが無い人間には、価値不明。朱漆で花押でも書いてあれば、それなりの物かとも思うのですが・・・

でも、小さくてかわいいので、

座辺の友としてはピッタリかと(^.^)

 

 


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8 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2022-12-25 13:37:32
この竹の蓋置の星の形の穴を作った人の器用さが偲ばれて見飽きない一品ですね。
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1948219suisenさんへ (遅生)
2022-12-25 13:59:56
どうやって切るのでしょうか。
あやまって節を抜いてしまいそう(^^;
こういう所にさりげなく凝るのが日本的でいいですね。
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遅生さんへ (Dr.K)
2022-12-25 16:28:33
いろいろと、その辺に、由緒正しきものが転がっているのですね。
これらは、正式なお茶用のものなようですね。

ちょっと、ネットで調べてみましたら、
「竹の蓋置は炉と風炉どちらにも使用されますが、中節といわれる節が真ん中にあるものが炉用で、天節といわれる上部に節があるものが風炉用です。」
とか、
「陶磁器の蓋置では炉と風炉ともに区別なく使われます。」
などと書かれていました。

また、節には、この蓋置のように、星形の孔が開けられるようですね。

そうはいっても、私もそうですが、お茶をしない者にとっては利用価値がなさそうですね(~_~;)
でも、お茶をする者にとっては大事な物なのでしょうから、大切にしなければならないのでしょうね。
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Dr.kさんへ (遅生)
2022-12-25 17:30:24
これも、多分、蓋置でいいとは思うのですが・・・嗜まない者にとっては、何が何だかわかりません(^.^)

茶道具は凝りだすとキリがないそうです。
この地方の有名な名家の奥さん、お茶をやる(本格的に)そうですが、さる骨董屋で、あと2千万あれば〇〇が買えるのだけど・・・と言っていたそうです。
思わず、豚に蹴られて〇ね、と言いたかったですね(^^;
それに較べたら、私等の遊びはかわいすぎて涙が出ます(^^;
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蓋置 (tyako)
2022-12-26 13:58:42
こんにちは。
蓋置の穴は、いろんな説があると思いますが、竹の蓋置の星形の穴は、空気抜きの役目があり、湯気で濡れた釜の蓋を置くと、ぺったりと貼りついてしまうことがありますので、その防止のために穴をあけると聞いております。
星形にしているのは、最初に作った方のおしゃれ心だと思います。
それでも、時には蓋をすときに、一緒に持ち上がってしまうことがあります。
私は時々、自分で竹の蓋置を作って使います。
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tyako さんへ (遅生)
2022-12-26 14:55:42
なるほど、節に開けられた穴は空気抜きの意味があるのですか。
それを星形にして遊んでいるのですね。
自作をして使うのもまた、楽しみの一つですね。

お茶に関しては全くの素人です。
いろいろ教えていただき、ありがとうございました。
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竹の蓋置、陶器の蓋置 (越後美人)
2022-12-27 14:56:52
裏千家では、お茶席でお道具を置く「お棚」を使う時は「陶磁器の蓋置」を使い、
竹の蓋置は使いません。
お棚が無ければ、竹、陶磁器どちらの蓋置も使えます。
価値の方は分りません(^^;)
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越後美人さんへ (遅生)
2022-12-27 16:49:43
お棚の有る無しで蓋置が違うのですね。
いろいろな作法があるものですね。
それらを理解し、マスターするのはなかなか大変だと思います。
茶道入門も、もうこの年では難しそうですね。
気が向いたら、我流でお茶を味わうことにします(^.^)
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