遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

三輪田米山の書7.自作俳句『とんぼうや』

2024年05月21日 | 文人書画

三輪田米山、自作俳句の書です。

全体:37.6㎝x18.3㎝、本紙(紙本):27.8㎝x116.8㎝。明治。

小振りの掛軸です。

『とんほうや 飛直しても 元の枝』

「とんぼうや 飛び直しても 元の枝」

三輪田米山、80歳の作です。

やはり、横広がり文字です(^.^)

多くの和歌をつくった米山ですが、俳句は少ないです。その分、作品もわずか。

「とんぼう」は、もちろん、米山自身、そして、私たちですね。

この句が表紙を飾っています。

やはり、名作ですね。

 


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4 コメント

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Unknown (ぽぽ)
2024-05-21 12:44:38
遅生さんへ
米山さんは書籍で監修されているのですね!
しかもその表紙をかざる句と同じ句の書となればコレクションとしては非常に価値のあるものなのではないでしょうか!?(^^)
やはり晩年の作品は独特な感じで味わい深いように思います。
素敵なコレクションですね!(^^)
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ぽぽさんへ (遅生)
2024-05-21 14:44:38
米山関係の書籍は、10冊ほど持っています。
いずれもマイナーな本ですが、読んでいて面白いです。
書の鑑賞はなかなか難しいですが、米山の場合は、破格なだけに、案外わかりやすいのかもしれません。
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遅生さんへ (Dr.K)
2024-05-21 15:33:14
米山関係の書籍は相当数発刊されているのですね。
そのうちの10冊ほどを所持されているのですか。
書のコレクションのみならず書籍のコレクションも相当なものですね(^_^)
この句は、書籍の表紙を飾るだけあって、米山の句の中でも有名な句なのですね。
遅生さんは、米山コレクターとしても第一級ですね(^-^*)
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Dr.Kさんへ (遅生)
2024-05-21 17:44:11
三輪田米山の書で人気が高いのは、2-4文字の語句を大書きした品です。いきおい、価格も高い。
で、例によって、隙間をぬって、落ちこぼれをポツポツと拾うだけなのでしれています(^^;
それでも、一寸の虫にも五分の魂。何とか格好をつけているわけです。
まあ、これは、米山の書に限ったことではなく、私の蒐集品全体にあてはまります(^.^)
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