遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

トイレ美術館4 伊藤廉『メロンと桃と栗』(油彩、10号)

2023年11月02日 | 絵画

昭和に活躍した洋画家、伊藤廉の油絵です。

油彩『メロンと桃と栗』(10号)。昭和十(1935)年。

伊藤廉:いとうれん、明治三一(1987)ー昭和五八(1983) 。名古屋市生れ。東京美術学校卒。渡仏し、ジョルジュ・ルオーに師事。独立美術協会を設立。東京芸大教授、愛知県立芸大教授。各地の美術館に作品収蔵。

古典的なタッチで果物が描かれています。

メロンと・・・

桃と栗。

金属プレートが付いています。どこかの施設で展示されていたのでしょうか。

それが今や、故玩館のトイレに都落ち!?

実際、油絵を描いていらっしゃる御婦人が来訪された時、「伊藤先生の絵をトイレに掛けるなんて」と憤慨なさっていらっしゃいました

この絵、元々『メロンと桃と栗』のタイトルで売られていました。しかし、最後の栗がどうも納得できません。

スモモかザクロ、はたまたクワイに見えてしまう。

そこで、私が書いたタグの最後は、空白としてあります。

ブログ読者諸氏のご提案で、『メロンと桃と〇』の〇を確定したいと思います。どしどし妙案を(^.^)

念のため、例のごとく裏返してみました。

老舗画廊、大阪画廊の商標に、『メロンと桃と栗』とあります。うーん、やっぱり栗か?

でも、季節が合わないし・・・ここはやはり衆議で

 

いつものことですが、実際にみえている絵はこんな感じで、写真よりずっと暗いです。

 

 

 

 

コメント (8)
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