遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

野菜畑、台風をかわすにはスリム化

2023年08月18日 | ものぐさ有機農業

先回のブログで、台風7号による野菜畑の思わぬ被害を報告しました。

台風後の様子です。

とても一人では後始末ができません。奥さんの応援を得て、何とかざっと片付けることが出来ました。

十六ササギ棚の一部も残せました。自家用分は収穫できそうです。

キュウリの棚は無傷で残りました。が、キュウリはすでに終盤。一日に数本細々と採れれば良いので、下の方を取り除いてすっきりさせ、バトンタッチ用のキュウリ苗を植えました。

さて、本題はこれからです。

実は、台風襲来の時点で、トマト、十六ササギ、キュウリは盛りを過ぎていました。もし被害を受けたとしても、まあ仕方がないかとの思いでした。また、盛期のオクラは毎日葉を落としているので超スリム、モロヘイヤは頑強、いずれも少々の風にはビクともしないでしょう。結果は予想通りでした(^.^)

問題は、夏バテを脱しつつあったナスと滅茶苦茶に採れていたトウガラシ、ピーマン類です。

迫りくる台風に何とかしなければ・・・

まず、ナスです。

とにかく身軽にせねばなりません。実を全部取り、枝をできる限り切り詰めました(どのみち、同じ操作で秋ナスに備えます)。

ご覧のように無傷。新しい枝葉がだいぶ出て来ています。この調子なら、秋ナスはOKですね(^.^)

そして、何としてでも台風をかわさねばというのが、トウガラシ、ピーマン類です。先ほどの畑の西方、桜老木の下に、シシトウ(伏見甘長)3本、ピーマン2本、肉厚ピーマン2本、万願寺トウガラシ2本の計9本が植わっています。

これらを是が非でも台風から守らねばならないのには理由があります。

まず、これらは今、どんどん実っています。上手くいけば、この調子で10月半ばくらいまで収穫できそうなので、何としても生き残らせたい。

しかし、トウガラシ類はものすごく枝が茂ります。枝は弱く、力がかかるとポロっと折れます。おまけに、多数の実がついていると重くなり、少しの風でも折れてしまいます。

そして、何よりも、この場所のトウガラシ類は、私にとって思い入れの強い野菜なのです。というのも、これまでブログで何回も報告してきたように、ここ10年ほど、トウガラシ類は青枯れ病でまともな栽培が出来きませんでした。いろいろな事を試しつつ、ついに今年は、12本中9本が生育という、これまでにない好成績をおさめつつあります。ですから、彼らには何としても生き抜いてもらわないと連作大王のメンツが立ちません(^^;

そこで施した台風対策は、徹底したスリム化。

大きく広がった枝々をギュッとしぼって真ん中に集め、麻紐で縛り、支柱に固定しました。

そして、伸びの無い農業用紐で各支柱を互いに結び付け、

両端を地面に固定しました。

結果は上々。風のダメージは全くありませんでした。

実は、このような処置をする前に、成り盛っていた実を取っておきました。取らなければうまく縛れないし、実の重みでダメージを受ける可能性があったからです。

台風の前日、奥さんと二人、時折降り付ける雨の中で、もくもくと作業をました。

その結果がこれ(全体の数分の一です)

これだけあっても、奥さんの手料理ですぐになくなります。

特に、シシトウの煮付けが絶品(^.^)

 

 

コメント (6)
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