[前文]
「政権交代ブロガー」の皆さんの中には、ボランティアで選挙運動のお手伝いをされる方も多いと思います。夏場の作業です。熱中症に注意です。成人は少ないのですが、乳幼児では死亡することもまれではありません。
政権交代ブロガーが熱中症にかかり、短いとはいえ2,3日活動を休むことは日本の損失と私は思っています。09.8.30(衆院選挙)までは1日が5年、10年に匹敵するほどに貴重です。
そこで熱中症に関して何回か記事をupさせてください。私は救急医療の専門家ではありません。しかし、若干の知識はあります。
大学の講義ではありませんので詳細は他にゆずるとして役に立ちそうな部分だけ紹介させてください。
尚、「国会傍聴記」のブログが熱中症の予防の工夫を記事としてupしてくれています。選挙運動や野外での活動を通して身につけた知恵と思います。選挙活動などでお手伝いをされる予定の方は事前に目を通してください。
[本文]
今回は「脱水」への対処です。高温多湿下での作業では熱中症になるおそれがあります。その中心的な病態が高体温と脱水であることは記述しました。今回はその「脱水」に対する対処です。
熱中症は本人が気がつかない場合が多いです。周囲がなんか様子が変だなと思ったら(たとえばあついにもかかわらず「寒い」と言ったりします)、熱中症の始まりです。
熱中症では脱水状態になっています。ですから失った水分を補ってやるのが基本です。失った体液には電解質やミネラル成分が含まれています。
ものの本には、体液の状態に合わせて補給することが重要と書いてあります。脱水でも低張性脱水と高張性脱水があります。このことに注意して水分補給することと書いてあります。何のこっちゃ? こんなこと気にしていたら何も出来ません。「石橋をたたいて結局わたらない」になちゃいます。
何もしなかったら血圧下がってしまい死んじゃうよ。とりあえず近くに有る水を少しずつ飲ませれば良いのです(大量に飲んでも吸収できない) 最近はやりの「おーい、お茶」とか有れば電解質が入っていて尚good。
本人が少しずつ水分補給している間に誰かが近くの自販機に走れば良いのです。そして、ミネラルと電解質の必ず含まれたスポーツ・ドリンクを買ってくれば良いだけのことですよ。
救急車を要請しておくこともきわめて重要です。「熱中症を疑ったくらいで救急車を要請するのはおおげさ」にはちっともなりません。
タクシー代わりに救急者を利用する大バカ者が大勢います。そんななかで、「これこれの症状があり、高温多湿下での作業の為に熱中症を疑った。そこで救急要請しました」と言えば救急隊もERの医者も非難しません。というより表彰ものです。税金の使い方としてきわめてreasonableと私は思います。
<付記>
part3をこちらにupしました
part5をこちらにupしました