福岡タワーとの対話

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連続・音楽聴きかじり、 R.Strauss「英雄の生涯」その3(Lorin Maazel)

2014年11月29日 10時16分03秒 | 音楽、聴きかじり
2014年11月29日土曜日、天候曇り。外気温16℃湿度83%、西の風3m/s。
11月最終土曜日の朝、ロリン・マゼール指揮で2つの「英雄の生涯」を聴く。
リヒャルト・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」聴き比べをしている。しかも、冒頭Der Held (The Hero)の部分を。

1つ目は1972年から音楽監督となったクリーブランド管弦楽団との演奏。

マゼールがクリーヴランド管弦楽団とCBSに残したR.シュトラウス。
1977年の「英雄の生涯」は、マゼールにとって同曲初録音となったもので、珍しくヴァイオリンを対抗配置にし、
アンティフォナルな響きを追及しているのがポイント。
ウィーン・フィルやフィルハーモニア管との過去録音、あるいはバイエルン放送響との後年の録音と比較して、
細部のオーケストレーションの綾を鋭敏に解きほぐしていくかのような明晰な解釈が、1970年代のマゼールらしいところ。(HMV)


R.シュトラウス:
交響詩「英雄の生涯」作品40
【演奏】
ダニエル・マジェスケ(ヴァイオリン)
クリーヴランド管弦楽団
指揮:ロリン・マゼール
【録音】
1977年1月10日、クリーヴランド

1930年3月生まれのマゼール、録音時47歳を前にしての指揮か。

2つ目、バイエルン放送交響楽団との演奏。

90年代マゼールとバイエルン放送響ならではの手の込んだシュトラウス演奏。
『英雄の生涯』での濃厚をきわめた語り口、マゼールのマニエリスティックともいうべき凝ったアプローチの美点が、
作品と抜群の相性の良さを見せています。バイエルン放送響の巧さも特筆もの。
いかにもドイツのオケらしい重量級のサウンドと高精度の合奏能力との共存はそれだけでも十分に魅力的ですが、
そのうえソロ楽器までが無類の名人芸を随所で聴かせてくれるのですからたまりません。(HMV)


R.シュトラウス:
・交響詩『英雄の生涯』
 バイエルン放送交響楽団
 ロリン・マゼール(指揮)
 録音:1996年(デジタル)
 24bit/96kリマスター

マゼール69歳。約20年の時を隔てバイエルン放響の深み有る弦楽器群、限りない透明感の金管楽器群を見事にドライブしている。

同曲異演は誠に面白い。


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