ポチ的生活記録

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ここには、日常の日記を書いていきたいと思います。。。わたし、「廃人」じゃありません!

まずはモラルの向上から

2017-04-04 23:04:17 | ニュース・コラム

ある時、日本に遊びにきていたイタリア人旅行者が言った。
街中に自転車が止められているのを見て。

「ありえない。僕の国でこんな事をしたら、自転車にさよならすることになるよ」

そう言いながら写真さえ撮っていたくらい珍しい風景だったらしい。

イタリアに限らず…外国は外出先で安心して自転車を止めておけないところが多いみたいだね。
そりゃ日本でも鍵かけ忘れたら足変わりに乗って行かれることもあるし
運悪かったら鍵壊されて盗まれることもあるけど。
海外に比べたらだいぶん安全なんでしょうね。

そんな日本の当たり前を、海外でも通用するなんて思ってはいけないニュース。
しかも中国…なんだか、やっぱりかー、という気分ですね。
まずは市民の民度を上げていくことが大事でしょうね。
ちょっとこれは早かったな。



中国のシェア自転車、急増で「悲惨な運命」

ウォール・ストリート・ジャーナル 4/4(火) 15:07配信

【上海】中国の都市部で急速に拡大している自転車シェアリング。しかし、シェア自転車のひどい扱いも問題になっている。ゴミ箱に投棄されたり、木に吊されたり、運河に投棄されたりといった具合だ。
 
 郊外では車の下敷きになっていたり、ぼろぼろの状態で山積みされている自転車もある。
 
 あるビデオでは、天津市の川岸に若者が自転車を持って行き、無造作にそれを川の中に捨てている。別のビデオでは、子供たちの集団が自転車を喜々として壊したり、高齢の女性が自分の自転車をハンマーで殴打したりしている。
 
 中国では過去1年で、20社以上の新興企業が数百万台に上るシェア自転車を路上に送り出した。大人気となったシェア自転車は、15-45ドル(約1700円-5000円)の保証金を払えば、1時間当たり数セント(数円)で利用できる。
 
 米国や欧州のレンタル方式とは異なり、これらの自転車には「ドッキングステーション(指定の駐輪場)」がない。自転車はどこにでも放置でき、利用者はスマートフォンアプリを使って自転車のロックを外す。
 
 ロンドンとニューヨークで利用されているドッキングステーション型レンタル自転車は合計約2万3000台。これに対し、中国では上海だけで50万台のシェア自転車がある。自転車の数が多いことにくわえ、乗り捨て場所は特に決まっていない。その上、窃盗や破壊、いたずら行為が横行する結果、悲惨な運命をたどる自転車が少なくない。
 
 シェア自転車のひどい扱いが目に余るようになったため、中国各地で数百人の「良心的な人々」が事態改善に動き出した。26歳のスン・シーユエさんは、昼間は上海のコカ・コーラ子会社で働いているが、夜になると懐中電灯を持って近所をパトロールする。中国最大級の自転車シェアサービス「Mobike(摩拝単車)」で壊されたり悪用されたりしている自転車を探すのだ。
 
 Mobikeアプリを使って問題を報告し、誤った場所に駐輪されている自転車があれば移動する。また自分で書いた小さな通知の紙を自転車のサドル部分にテープで貼り付け、無責任な行動をしないように利用者を戒めることもあるという。
 
 中国では自転車はかつて、新婚夫婦が所有したいと願う4つのステータスシンボルの一つだった。他の3つは腕時計、ラジオ、そして裁縫用ミシンだった。中国経済が成長するにつれて自転車は輝きを失ったが、交通渋滞が問題になったため人気が復活した。
 
 過去数カ月間で、投資家たちは自転車シェアを手掛ける中国企業に10億ドルを投資した。
 
 Mobikeと並ぶもう一つの大手は「Ofo(共享単車)」だ。同社の派手な黄色の自転車は製造コストが1台60ドル以下だという。コストを抑えるためロック部分の構造もシンプルで、セキュリティを初歩的なものにとどめている。利用者は自転車のIDナンバーをOfoのアプリに入力した後、ロックを解除するためのコードを受け取る。
 
 Ofoは2015年9月のサービス開始以降、自転車の1%を失った。比率は小さいが、依然として大きな数字だ。同社は年内に2000万台を街頭に配置する構えだ。
 
 一方、Mobikeのシェア自転車は製造に1台400ドルかかる。利用者はスマホで自転車のQRコードをスキャンしてロックを解錠する。GPS追跡機能や警報システムなどセキュリティ対策も満載だ。同社の広報担当マーティン・ライディ氏は「この結果、Mobikeの喪失率は無視し得るほど小さくなっている」と述べた。
 
 しかし、ハイテクに精通している窃盗犯たちは、Mobikeの偽のQRコードを製造し始めた。利用者が偽コードをスキャンすると、場合によっては料金をこれら詐欺犯たちに送金することになる。国営メディアによれば、寧波(浙江省)と福州(福建省)では3月、この種の詐欺を働いたとして男2人が起訴された。
 
 各種のシェア自転車が盗まれ、塗り直されて郊外の店で売り出されていることもある。
 
 成都(四川省)では、分解されたシェア自転車の部品に囲まれていた男が先月、現行犯逮捕された。地元メディアによれば、男は自転車を分解し、部品を混ぜた上で新しい自転車にして売っていたと自供した。
 
 中国南部の深圳(広東省)では今年1月、数百台のシェア自転車が何者かによって大量に投棄されているのが見つかった。
 
 当局は、これまで総じて自転車シェアに協力的だったが、駐輪自転車が大通りや交差点をふさぐ例が増えていることに閉口し始めている。
 
 北京の長距離バスステーション「八王墳」のある売店主によれば、数千台に上るシェア自転車が恒常的にバスの発着を妨害している。「口論の原因になっており、けんかさえ発生している」という。
 
 一部の地方当局は、何千台もの自転車を没収。上海の当局は自転車シェア会社に対し、街頭の自転車をこれ以上増やさないよう警告した。MobikeとOfoはいずれも、こうしたトラブルを解決するため、当局と協力していると述べている。

By TREFOR MOSS

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