季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

面倒な事をして面倒からぬける

2013-06-16 21:05:24 | 食べ物 Eat
昨日の夕食。
鰹の大将に「今週も練習するように!」と託された大きなサバ。出刃包丁を出してまたさばきました。
丸くていかにもおいしそう!

       

今回は煮るので2枚に下ろします。ちょっとえぐい画像かも…。でもきれいに下ろせました。

       

やっぱりきれいに出来るか確かめたくて、半身は丁寧に骨が取れるところまで復習。
そしてフライパンで煮ます。

       

煮あがった写真はあんまりおいしそうじゃなかった。味が薄かった。まあでも魚がおいしいからそれで大丈夫なんだけど。前にケンミンショーで観たけど、サバを砂糖と醤油で煮るのは大阪だけと言ってました。ホントかな?関東は味噌で煮るって。それもするけど、基本的に醤油です。

良いジャガイモが手に入ったのでスリランカのカリーにした。見かけはクリーミーだけど、実はめっちゃ辛いです。

       

今日絶対にしないといけない事は梅干しを漬ける事。
梅を買っておいた。まだ少し青かったので置いといたけど、悪くなりそうだったからもう漬けることにした。この真ん中くらいの黄色いのが理想。

       

しばらく水に漬けて、ヘタを取り除く。その時に傷があったりくさってるところがあるのは取り除く、一瞬の間で手で目で表面や内面のいろんな情報を自分が受け取っているのがわかる。
それを洗ってきれいな布巾で拭いて、焼酎をまぶして塩をまぶす。かめに入れます。

       

皿で押さえて重しをする。

       

終わった。やれやれ、すっきりする。
この後は毎日確認する。そして後で赤シソをもみ込んで漬ける。そして土用干し。
梅干しはひとつの梅を何回も何回も触ってその上つぶさないように気を付けて仕上げる、とても手間のかかるものだ。でもやっぱり自分が漬けた梅干しがおいしいと思う。


この前どうしても探せなかった本の箇所を見つけました。

いのちの森の台所 (集英社文庫)
佐藤 初女
集英社


これの196ページ。抜き出します。
*夫と些細なことで争い、五歳の子どもにたびたび夫婦げんかを聞かせてしまい、反省することがよくあります。感情的になったり、ストレスで子どもを叱ったりする、そんな自分を変えたいです。

と言う質問に答えて(抜粋)
私は、ふだんやれないようないちばん面倒なことをやるんですよ。そうするとこころがいつのまにかそっちへ向いて、少しずつ感情をコントロールできるようになります。

というもの。

もう一つ

「死にたい」「生きたい」の間に何があった?(季刊[ビィ]増刊号No.21) (季刊ビィ増刊号 No. 21)
アルコール薬物問題全国市民協会,アルコール問題全国市民協会=,ASK=
アスク・ヒューマン・ケア


これの76ページからの吉田麻里香さんの「クライエントから学んだ「生きるためのエッセンス」を別のクライエントへとつなぐ」と言う文章でもあるのが(要約)

この仕事をしていて「割り切る」ことはなかなか難しいものです。
ただ、いつでも仕事やクライエントから影響を受け続け、心身が休まらなかったり、家族に影響を与える事は避けなければなりません。
よき仲介者であるためにも、クライエントとのかかわりで自分が引き受けたエネルギーを外に出して、自分の内側をクリーンにしておきたいのです。

今、私が大切にしているのは『作る・奏でる』。料理をすること、絵を描くこと、ピアノを弾くことによって自分の中のエネルギーを解放して別の形に転換すること…
目的やルールを決めたりせず、ただ身体と心が欲する事、自分自身の芯が「したい」と感じることをします。そうするとイライラやもやもやが、いつの間にか別の感情に変化しています。


この二人に私と共通のマイナスのエネルギーを昇華する方法があるなあと思って共感しました。

随分前になるけど、私もこういった事が自分でコントロールできないで疲弊していたけれど、その頃からなんとかかんとかこの小さな喜びを見つけて行って、そしてそれが毎日の私のスタイルになっている。
昔から女性は使い道からしたら必要がない所にまで趣向を凝らした手仕事をしたり、面倒な料理を作ったりしてきたのは、そう言う意味もあるのかもしれないなあと思いました。私のような人が他に結構居たって事。

今日一人の友達に会って、その人は躁鬱を繰り返して仕事を随分休んでいるんだけど。
その人にもこういったことを話したと思う。
その人は自分の今の暮らしとかけ離れたところに自分のストレスの解消口を求めていたのでそれだとお金もエネルギーもいるし、余計に自分の枷になることもあるって話になって。
「今の暮らしと全然違うところで違う事をしたら元気になるんじゃないかって思ってしまうねん。」って言ってた。
私は、「暮らしの中でお金をかけないで小さなことで当たり前の事で、何か気持ちの良い休まる安らぐ事をいくつも見つけて、後でしんどくなった時に思い起こせないと思ったらそれをメモしといて、どうしてもたまらなくなったらそれをやってみるのも方法の一つだよ。」って言いました。

現実的。私はそうです。
この暮らしのスタイルを確立したことで、もしかして仕事から受けているストレスも解消されているのかもしれない。私は自分ではストレスを受けてるってあんまり思わないけど。

私は今自分の居るところから、次の一歩を踏み出す。そうやって歩いて行く。跳ばない。
まあたまに跳ぶかな。今度の跳躍に備えて、今踏み込み中。

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