ハンドワーククラブでの初仕事。
昨年から聞いていた希望の作品の準備をして、ちょっと早めに行く。
次々といつもの顔が集まる。
「あけましておめでとうございます。」みんなと丁寧に挨拶を交わす。
髪を切ってさっぱりとした人が目に付く。お正月だなあ。
空気もさっぱりとして静か。
年末年始はクリニックも休みだし、世間では忘年会や新年会とお酒を飲む雰囲気が盛り上がっている。
一人で年を越す人も多いので患者さんにとっては試練の時季だ。それを乗り越えてこの人たちは来ている。
年末に作った作品がみんな友人や家族に好評で、注文も付いたらしい。
初日からやる気です。
新しい作品に入る人は相談。
「カバンを作りたい。」
大きさは?、何を入れるのか?、どう使うのか?など具体的に条件を出して行って
だんだんと実際の形を明らかにしてゆく。
そして型紙を作って色を決めて羊毛を測って、それから作品作りに取り掛かる。
はっきりとした目的がなければないで、どんなものが作れるか紹介したりお互いに話をして探ったり。
年末に羊毛を大量に仕入れたので、それを見てどんな色がいいか考えるだけで結構時間が過ぎる。
一人がカレンダーを見て今年も月曜日に休みが多い事に不平を言う。
一つ一つの休日を指差しながら。
まあ仕方ない。これはこれで出来る時は楽しくしよう。
無理しないでいい。
今年もどんな作品がうまれるのか
どんな時間が過ぎるのか
楽しみです。
私はやっぱりこの仕事が好きだなあ、と思う。
今年も一回一回を、一つ一つの作品を
一人一人との出会いを大切にしていきたい。