さかな

魚屋さんの店先のささやかな素話...。

「おはは」の卒業。

2005年09月13日 | 家族のこと
「おはは」とは?

今日は小5の次女のお話です。
昨日も言ったとおり、次女は今反抗期のようです。
長女も第何次反抗期?なんてありましたね~。
次女は今まで反抗期がなかったので、今回が初めてということになりますか。

4年前の冬、小1だった娘はクラスメイトがお腹の風邪をひき、嘔吐するのを見てショックを受けました。
その時から、「吐く」ということに敏感になり、一時は給食にまったく手がつけられなくなりました。
娘はまったくの健康体。
なのに(友達が吐くかもしれない。私も吐くかもしれない。)が、頭から離れなくなりました。

学校へ出かける時には必ず、私に近づき耳元で、
「吐かない?」と聞いてきます。
友達の家に行く時も、夕飯を食べた後にも、そして寝る前にも。
一日に何回でも「吐かない?」と。
「大丈夫。吐かないよ。」の私の言葉に安心するのでした。
それは2年になっても3年になっても治らず、給食が食べられないことも
繰り返しあり、かなり私も悩みました。

悩んだ結果、「吐かない?」を禁句にしました。
娘が不安になった時は、サインを出そうと決めました。
朝学校へ出かける時、娘は頭に手を乗せる。これが「吐かない?」のサイン。
それを確認した私は、鼻に手をやり「カトちゃんペ」のポーズ。
これが「大丈夫。吐かないからね。」のサイン。
こんなことをず~っと続けて、少しずつ良くなっていったのでした。

しかし、流行風邪は毎年やってくるわけで、
今日一日、誰も吐かないで・・・と祈った私。
ある日、まんが「あたしんち」を寝ながら読んでいた娘の顔が真っ青になった。
酔っ払いが電車で吐くシーンが。(8巻No.12)
ただのカワイイまんがなのにと、ガックリ。
それからまた「吐かない?」を連発するようになったのでした。

4年の終わり頃からは、娘の不安も寝る時だけになり、
「おやすみ。早くね。(これは夜更かしの私への声かけ)吐かない?」を
毎晩聞くだけになりました。
そこで!やすみ。やくね。かない?
合言葉「おはは」ができたのでした。
寝る前は必ず「おはは。」と言っていました。

5年になり6月には林間学校に行ってこれました。
この時に「おはは」卒業かと思いきや、夏祭りの慰労会で小さな子が吐いたのを見て、
また「おはは」が復活。(あ~あ)なんて思っていたら、
なんと反抗期に突入。
何かにつけ、口応えするようになり、最近は「おはは」のおの字すら言わず、
黙って寝に行く娘。

今度こそ「おはは」を卒業しよう。
これまで悩んできたことに比べたら、
娘の反抗期などカワイイもんです・・・ハイ

今日も長くなってしまいましたっ