さかな

魚屋さんの店先のささやかな素話...。

続・日曜日。~彼女とバイクと私~

2005年09月04日 | 私ごと
昔の話は少し照れるけど、
最近物忘れが多く、ブログに残しておくのもいいかな。

彼女とは考えてみると幼稚園から高校まで一緒だった。
仲良くなったのは高校から。
高校卒業後、彼女はすぐ地元の金融機関に就職。
私もその2年後に別の金融機関に就職した。

彼女は岩下志麻に似ている美人。
小柄で頭も良く、大柄で抜けている私は少し羨ましかったな。
性格はなにしろ積極的。何にでも挑戦する。好奇心旺盛。
高校時代は2人で(他にもたくさんいたけど)よくバカ笑いしていた。

そんな彼女が私の影響を受け、バイクの免許を取った。
私が就職して2年目の夏、彼女と私はバイクで北海道へ行った。
当時は1年に1度、1週間の連続休暇がもらえた。(今はどうなのかな・・・)

たしか8月2日。青森ではねぶた祭りの真っ最中。
欲張りな私たちは、ねぶたを見てから北海道へ行くことにした。
道のり÷速さ=時間の法則で地図から逆算して計画を立て、
朝4時出発。高速は使わず国道を北上。
岩手を抜けるころは夜7時で、青森に入り東北自動車道に乗った。
ねぶたを見たい一心で、速度120キロは出ていた。私は気が遠くなるのをこらえるのがやっと。
ねぶたを見れた嬉しさと青森に着いた安心と疲れで、その夜泊まったうなばら荘と、
次の日の東日本フェリーで函館へ渡った記憶がない。爆睡だった。

函館から小樽、札幌、旭川、大雪山、網走、知床はパス、霧の摩周湖、阿寒湖、十勝ワイン(ン?)、
夕張メロン?、苫小牧、室蘭、洞爺湖花火、長万部イカめし?、函館朝市ラーメンン?、五稜郭。
と、まあこんなルートだったと思う。
全てユースホステルに泊まった。すれ違うライダーにピッ!と挨拶したり、
途中でガス欠になったり、トラックからこぼれる牛の糞を浴びたりと
なかなかスリリングな、そして美味しい旅行だった。

7日の午後、函館からMOTOトレインに乗り上野まで。
8日の朝、上野から家へ。(ここが一番道に迷ったし、キツかった
なにしろ、一週間めいっぱい使った北海道旅行。次の日仕事にならなかったのは言うまでもなかった。
窓口でお客様に差し出す手は軍手をはめているように日焼けしていた。

この旅行は、彼女とバイクがなければできなかった。
また、もしバイクに乗ることがあるとしたら、その時はきっと、彼女がいると思う。
つぎの年の連続休暇、
彼女とバイクと私は、ハワイオアフ島を走り抜けたのだった。
もっとも国際免許を持ってなかったので、原付でしたけど・・・
こちらもパワフルだったな~

だいぶ長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます
なんて書いてみたりして・・・