昨日と今日のまとめを

昨日は、朝イチで和歌山を出発。
紀伊田辺という場所に向かいました。
紀伊田辺に着いたら、ここは植芝盛平翁（合気道の開祖）のお墓があるので、墓参り。
俺は古武道と合気道を習ったので、精神的に何らかの教えは受けたはずだからお礼に行った。
一瞬でケンカに勝てて来たのはこの方々のおかげ。
俺の師匠は、
「了は、才能が凄いけど悪い方へ向かっていったもんなぁ。」
といつも笑ってた。
その謝罪もしに行った。
ごめんなさい。
高山寺という場所で、ここには時間がもったいないのでタクシーで向かう。
駅から近い事を知り、帰りは歩いた。
学生三人組を発見。
やいやい、と話しかけるとこれから熊野古道を歩いて本宮大社に行って、松坂に行って松坂牛を食べると聞かされる。
乗せて行きなさい。
と言うと快くOKでした。
三人のうち一人が足が不自由なため、古道で二人を降ろしたら本宮大社で待つということだったため、道中仲良くなれば帰りの足も確保だなと考えていた。
古道の登り口（名前は分からん）に到着し、荷物を預けておくほど不安なものはないと思い、荷物を背負い、サンダルで行ったのが後に過ちだと気づく。
学生二人はトレッキングシューズ。
しかも手ぶら。
それが正しい。
暑いし、ハードだったけど富士山よりも楽、先日のしまなみ海道よりも楽、スコップよりも楽。
そう念じるようにしながら歩いたが足の皮の裏が破れ、大変な思いをしながら登ったぜ。
どんどん彼等と距離が開く。
こう書くと俺が遅いようだが、俺の方が早い。
結果、大社に先に着いてドライバーの学生と30分ほど待って皆でお参りした。
彼等の元の予定より二時間程早かったらしく、三時間で終わってしまった。
ペースを乱させてごめ～んね。
足が痛かったが、運転を代わろうと申し出ると、全員が寝たので飛ばしてやった。
ニコラス・ケイジか俺かという運転で伊勢までかっ飛ばす。
「おきろよ！伊勢神宮も行こう！」
と言うと一人を除いて渋い顔。
「行くのか？行かねぇのか？」
「行きますけど、足が…。」
「大丈夫！」

守衛が、
「間もなく終わりですから急いで下さいね。」
と言うのでダッシュ参拝が始まる。
距離があるのね。
これまた心臓が爆発するかと思ったが、しなかった。
学生達は、
「平さんは何者ですか…？」
と言うのでググれと伝える。
伊勢市駅に到着。
俺はできる限り丁寧にお礼を述べて彼等と別れ、ノブさんと合流。
ノブさんは志摩で、スコップ団を応援しててくれた気持ちのいいおじさんです。
「スコップ団の活動を知って、僕は本当に変わったんです。本当に団長には、スコップ団には感謝しとるんです。」
とノブさんは言う。
周りの方も、
「彼は変わった。」
と口を揃える。
ナベケンと一つ年が違うノブさんにそう言われて、照れ臭かった。
ウナギ屋さんのノブさん。
素晴らしいね。
ウナギ大好き～。
本当にたくさんご馳走になってしまった。
連れて行って頂いたお店の店員さんは皆でスコTを着てて、おばちゃんも普段は長袖着てるんだよ、あなた、本当にいい男やね。
と笑いながら、あっちにもこっちにもポスターを貼っていてくれたと説明してくれた。
長袖？と聞くと、ロンTのことだった。
遠くから参加してくれてありがとう、っていつも思ってたけど実際に来てみて、ここから仙台は本当に遠い所だと実感する事で感謝の深みが変わって行くのが自分の中に感じられました。
カウンターは何時の間にやらスコップ団の応援団で埋まり、とても嬉しい時間でした。
震災はよくなかった。
けれど、こうして全国に話を楽しんだり、飲んだり、心配し合える友達がいるってことがたまらなく嬉しかった。
ホテルもとって頂いて、なんとも快適な夜を過ごしました。
今朝は、ノブさんと徳山さんが迎えに来てくれて伊勢神宮を再度ガイド付きで参拝。
外宮も内宮も見ることが出来ました。
子ども達も連れて来なきゃなぁと思った。
日本のことをもっと皆が見て回るべきだ。
飲みに行くのもいいけれど、その分貯金してさ、皆で色々と行こう。
大人の修学旅行もしよう。
バスはあるんだ。
そんな風に思った。

途中の雨も清めの雨のようで心地良く、知らない事が多過ぎることが課題だよね、と都度思いました。
伊勢うどんもてこね寿司も美味しくて、急に来たのに何から何まで本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。

昨夜飲んでる時にスコップ団京都の小西の坊さん（破壊僧）と電話が繋がり、
「今は福岡だけど明日は京都に戻ります～。夕方、柔道の稽古があるんです～。」
と言われため、その稽古に参加しようと思い京都に向かってます。
古武道の意地を見せてやるぅ！
という敵対心は全くないけど、面白そうだから行ってみよ～。
明日は大阪、神戸に行こうかな。
と思ってました。

そんな日々です。
更にムキムキです。

写真はでっかい伊勢神宮の木。
もっとデカイのがニョキニョキしてたよ。
全部が人間だけのものじゃないんだよ、とそのように思わされました。

帰り際、ノブさんに、
「団長、来てくれてありがとうございました。団長の言うように、団長の葬式には必ず行きます。」
「うん。俺も必ず来る。」
俺達は、かけがえのない友達です。
みんなそうだ。
義理とは、電報を送ることではない。
足を運んで、会いに行くのが俺の義理だと思う。
それを欠かしちゃいけねぇなと。
そんな風に思った。

さて、京都へ行こう。
そうだ、京都へ行こう。