今日は、はるねちゃんの誕生日。
「来年の誕生日にはチャコをdogwoodで洗ってもらおうか。」
そんな約束をしたから、覚えてたんだけど根本を忘れてた。
何故だか明日がその日だと思っていたんだよ!
朝起きて、なんか違和感が。
「今日だ!」
そこからが大変でした。
全部キャンセル。
東北大学の博士との打合せ以外、全部キャンセル。
本当にすみませんでした。
明日、挽回すっかんね。
初めて【スコップ団】として活動をした日。
なんか恩着せがましくて【平一家】として来たくなかったから、適当な名前を付けた。
それがスコップ団。
一軒目はゆきえさんの家って決めてた。
子ども達には【スコップ団だ!】と言いたかったからそんな名前にしただけの話し。
意味はない。
カッコ悪いってことも知ってらぁ。
縁側からリビングに行くとはるねちゃんが嬉しそうに飛び出してきた。
「お誕生日おめでとう。約束を果たしに来たんだよ。元気だった?」
「ありがとう!どうしよ~!うれし~!」
「覚えてる?約束。」
「うん。チャコを洗ってくれるんでしょう?」
「そう。借りていくね。チャコ。」
「行きたい~~~~~!!!!!!一緒に行きたい~~~~~~~~!!」
ゆきえさんのお母さんに駄々をこね始めた。
「ばあちゃん、行ってもいいよね?」
「小さい子は邪魔になっちゃうんじゃないの?」
「確認してみる。電話して聞いてみるから。」
我妻曰く、大丈夫。
「大丈夫だって。準備しな。しおりちゃんも行こうか?」
「うん。でも、こんな恰好じゃヤダ。」
「大丈夫だ。行こう。日が暮れる。」
そしてdogwoodへ戻りました。
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もう小学生になったって。
「水色のランドセルにしたんだよ~。」
って嬉しそうにしてた。
しおりちゃんは中学2年生!
はや!!!
「元気だったの?」
「うん。元気だよ。平先生、テレビにいっぱい出てるから久しぶりな気がしない。」
「そうか。」
「ねぇ、アタシ達の為にスコップ団が始まったって本当?」
「本当だよ。Smile for birthdayも。」
「そうか~。」
「そうだよ。」
そんな話をしながら。
dogwoodはダンプやバスの駐車場になってるから、スコップ団基地のようだ。
「見て!はるねホラ!ダンプだ!!」
「トラック~!バスもある~!!」
「帰りはバスで行く?」
「うん!!やったぁ!!」
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お安い御用だ。
本当に。
我妻が待っててくれた。
店が休みなのに、すまんのう。
さぁ!頑張ろうぜ!!
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ボス自ら行くぜ!!
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爪が伸びまくってて痛そうだったなぁ・・・。
可愛そうムードが漂ったので、キチンと切っていないとケガの元だし、伸びすぎるとまたこうして痛い思いをさせてしまうんだよ?
と説明をした。
子どもは、難しい言葉でもなんでもいいから、キチンと説明をすることが大切だと思う。
その場その場でね。
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「痛いワン。」
「我慢してぶ~。」
「べ~。」
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「毛、すごいね。こんなに抜けるんだね。」
「うん。耐えられん。俺、デリケートだから。」
「クシャミすると、か~わいい~!」
「か~わいい~!!」
「お前ら、うるさい!」
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「外で遊んでいい?」
「いいよ~。遊ぼうか。何する?」
「鬼ごっこ!」
「絶対やだ、はるね一人でやんな。」
「え~!」
「サッカーしようか。サッカー。」
「それならいいよ。」
「よし!行くぞ!コノヤロウ!!」
「野郎じゃないしね。」
「うるさい!」
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バスで戻るぞ。
コンビニでお菓子も買ってあげたぞ。じゃがりことライフガード。
先の記事に書いた会話となる。
「中学校でね、自慢しまくってんだよ。」
「なんで?」
「なんでと言われても…みんな、マジで~?!って言うよ。スコップ団、かっこいいって。団長の人気がすごいよ(笑)」
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泣きそうになる。
バスは互いに距離があるから涙ぐんでもバレねぇからいい。
泣いてなんかない。
目に、ほら、ゴキブリが入っただけであって、断じて泣いてない。
子ども達が胸を張ってかっこいいと言ってくれることが嬉しいんだ。
ましてや、君たちの為に始めた事だったから、それが嬉しかった。
「あ、これ。ママが好きな曲だ。」
そう言って上の子がスーパーフライを一緒に歌ってた。
ちょっとした思い出がある。
アコースティックギターがあって、お店のバックヤード(喫煙所)で俺が歌ってた。
ゆきえさんが、
「ちょっと、ナガシのお兄さん?」
「なんだテメェ、気分よく歌ってるのに。」
「気分がいいとこゴメンね。その歌は誰の何て言う歌?」
「知らねぇの?」
「知らないの。」
「スーパーフライ。」
「食べ物みたいだね。それは歌の名前?」
「違うね。スーパーフライという人達が歌う、愛を込めて花束をって曲だ。知っておけ。」
「へぇ。いい歌だねぇ。」
「ママ、スーパーフライ知らないの?」
「え?流行ってんの?」
「バリバリ。」
「忘れて下さい。色々と。」
「一生忘れねぇ。はははは。」
「はははは、ママ、だっさ。」
そんな歌。
どうでもいい事が、彼女達にとって、一つ一つが思い出なのだろう。
でも、現在形で話す。
「好きだった。」
じゃなくて、
「好きな歌」
って話すことが寂しかった。
悲しいんじゃないんだよね。
寂しいんだ。
「今度は助手席はアタシが座る!」
「なんで!ずるい!!」
「年下は後ろ!」
「いいもん。この方が平せんせいに近いもん!ばか!」
「うっさい、ばか!」
「ケンカするなら二人とも荷台。」
「ごめん!」
「ごめん!!」
プレゼントを取りに行って、ケーキを九二四四に取りに行く。
じゃ~ん。
スーパー!!
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三人分を毎年4/10に祝おうねって、長女と去年約束した。
それなら守れそうだったから。
だから、みんなにプレゼント。
「すご~い!」
「すご~~~~い!かわい~~~~!」
「かわい~~~!」
良かったね。
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お姉ちゃん達は化粧品。
「100円ショップのしか使ったことないから超嬉しい!」
「今のが壊れたら使おう・・・。」
「アタシはもう壊れてるから、もう使おう!」
「ずるい!」
「使えばいいじゃん。」
「そうか!」
嬉しかったんだね。本当に。サッパリ分からんが、何よりです。その笑顔が。
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二人とも大人になってきちゃった。
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君はまだまだ子どもじゃのう。
いいぞ、いいぞ。
それでいい。
「ロウソクって、天使みたい。」
「ママも一緒だと思うよ。」
「ママは天使じゃないよ。オバケだよ。」
「オバケ言うな!」
「優しいオバケ!!」
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カレーをご馳走になってしまった。
「隣に座る!」
「そこバアチャンの席でしょ!」
「え~・・・」
「主役だからいいんじゃないか?」
おじいちゃんの鶴の一声で席次が決まりました。
(どうして俺はここで食卓に収まっているのだろう?)
そう思いながら、控えている打合せに間に合うように急いで食べたら、お母さんには腹が減っているように見えた様だ。
「オカワリしなさい。」
「え?」
「はい。」
「わぁ、出て来た!」
「ウケる。いっぱい食べてね。はい福神漬け。」
「いや、食えね・・・食います。」
キツイ!!
女系家族は、男は食うもんだと思ってる節がある。
キツイわ!!
「平さん達にキレイにしてもらった畑で採れたアスパラだよ。味、見てみてね。」
「はい。頂きます。」
「そのタマネギもだよ。」
「はい。(タマネギはニガテです!)」
そしてポテトサラダにもタマネギが!!
何故だぁ!!
お誕生日おめでとう。
一年、経ったね。
また来年。
ナニカの約束を果たそうね。
いつでも俺達は君達を見ている。
自分の子どもの様にはいかないかもしれないけれど、一年に一度位は俺達がなにかをこうしてさ。
見届ける責務がある気がしてね。
ウザくなったらやめるよ。いつでも。
死ぬまでやって欲しかったら、毎年なんか考える。
ゆきえさん。
安心してね。
大丈夫だ。
「ねぇ、ディズニーランドに行きたい。」
「いつでもいいから。」
「連れてってください。」
「あ~、それはホラ、要相談だよね。まずいいから、火を消せ。」
ふ~~~~~!!!!!
おめでとう!!!
つかれた~~~~~~~~!!!!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/14/12ad3b8c9837c1eb9a6c167aedf348f6.jpg)
「約束」を守る。
とっても大事なことをしっかりと実行。
ともすると、一年前の「約束」なんか忘れている。
・・・大人の都合、事情。
褒めはしない。
はるねちゃんのお誕生日を祝うという約束を
果たすことは、あなたにとって【当たり前のこと】だったのだろうから。
ただ、交わされた会話を読んで、想像して、
ゴキブリが目に入り込みました。
改めて、はるねちゃん「お誕生日おめでとう」
毎日こうやって生きている事に感謝しなきゃと思ぃます。
なんて事なぃ日でも、一分一秒を大切に日々強く生きなきゃと…
守るものがある今、あの頃ょりは私、強くなった気がします。
大人の約束や都合をごめんなさいして 子供との約束を優先できる 平さん。
スコバンの中で「俺…こんななのにね!」とお話してくれた時の返答です。「そんなあなただからです」
遅くなりましたが、めいっぱいのスケジュールの中、花火の片付けの後dogwoodまで送っていただきありがとうございました。
もしかしたらご家族には言えないことがあるかもしれません。
これからはずっと幸せでありますように、お祈りしています。
お誕生日、おめでとうございました。
プレゼントのチョイスもGOOD。
自分がそこに居なくても、子供さんたちの世話を焼いてくれる友人がいるってのは、幸枝さんの人徳だね。どんな方だったんだろう、会ってみたかったなと偲ばれるよ。