どうせ地球のチリだからな。

生き方を変えたから、ブログも変えようと思った。
企画屋の日記です。

考え方だから。

2011-11-29 02:04:33 | Weblog
熱くなっても、何も始まらないよ。
大丈夫だ、俺は。
タケチンがいたし、我妻も雄大もいる。
今はもっと沢山の人が居ます。
1,500名を超えたスコップ団もいます。

大丈夫。

考え方は様々で、正解は一つじゃありません。
正解が一つであることの方が滑稽だし、とても「イタイ」人達になってしまうと思います。
政治だってそうだと思うし(俺はよく分からんけど)どの場面でも、それでいいと思っています。
そうして意見が交わされて、そうして未来は良くなっていくのだと思うし。

実際に、地権者の方でも、
「あんたらが来週、掃除に来てくれる人達?」
「そうだよ。」
「よろしく頼むわ隅々まで。」
「いいよ。アンタは自分でやれそうだね。一緒にやろう。」
「あぁ?なんで?好きでやってんだろ?お前らがやれよ。手伝わねぇよ俺は。」
「じゃあ、悪いけど断る。」
「なんだお前、生意気だな。偽善者っつぅんだよ、そういうの。こら。」
「お~~~上等だ、ボケ。やりたくてやってんじゃねぇんだよコッチは。てめぇでやれ。」
というやり取りが【たま~に】あります。

でもね、その後ちゃんと話すと分かってくれる。
俺達も大切な人を失ったり、会社が危なかったりするということ。
被災に程度はないっていうこと。
どちらが上で、どちらが下でもねぇってこと。
そして、なんでこの活動があるかというのは「お互い様」という日本人のいい所を今こそやるべきだと、
若い、生意気な俺達がやることに意味があると信じてるからだということ。

そうすると、同じ時代に生きる、同じ日本人だから大体分かってくれる。

だから、断ったことはありません。
一度も。

それでいいんだと思います。

文句のメールは今日もいっぱい来たよ。
・非難指定区域への踏み入れに関する心配の度が過ぎての文句。
・放射能のこと。
・子どもが参加しているってこと。
多くはこの三つです。

子どもに関しては、正直俺も【言葉を選ばなければ】「邪魔」であることがあります。
それでも、一人で参加しているわけではない。
父兄も一緒です。
戦力になるかと言えば、ならない。

心配かと言えば、超心配です。
スコップは力いっぱい動かします。
俺のこぶしの高さは子どもの顔の高さ。
近くにいられると、邪魔であることはあります。

俺は、自分の息子は参加させない。

何故ならば彼等が来たところで【邪魔】だから。
ガラスの破片。
粉じん。
クローラーのキャタピラ。
落下物。

危険なものだらけです。

保険に入ってから来てね。
マスクもしてね。
危ないから、袋に入れる作業を手伝ってくれる?
という声掛けは率先してやっています。

考え方は様々。
ただ、親が一緒であるならば、俺には文句は言えないのだ。

【お子様連れで参加されている方々へ】
俺の真意は、一応上の通りです。
性格を分かって頂いた上で参加されていらっしゃると思いますが、
正直言うと、不安ではあります。
万が一は常にある。

そして、俺がこの活動をしていることに、子どもの未来があります。
彼等はまだ弱いから、俺達が頑張るのです。
彼等は未来そのものですが、今は私たちが環境を整えてあげることが大切だと思います。

マスクやヘルメット等、安全策を考えてあげてください。
ダンプが疾走している所に飛び出すこともあります。
ケルヒャーはコンクリートにも穴をあけます。
スコップは目の高さで振り回されています。

万が一、ご自分の家が津波の被害に合い、ボランティアの方が子供連れで来たらどのように感じるだろう?
と想像力を働かせて下さい。

それでも、教育の為ならばと考えるのであれば、それも正解だと思います。

ちなみに、12月には、中学校が全校生徒で山元町にボランティアをしに来ます。
私たちが受け入れではありますが、窓口は山元町の教育委員会と通じて、というかたちを取りました。
これは、万が一を考えての事です。

参加してくれている子ども達、皆が僕は大好きです。
かわいいし、和む。
皆さんは常に目を配り、ご配慮されているかとは思いますが、細心の注意が6時間続くとは考えにくいのも事実です。

否定でも文句でもありません。
確りとしたお考えの上でのことだと思いますが、もし、あまり考えずに連れて来ているというのであれば、今一度考えてくださいね。
実際、私はあの場所に入ることは「恐ろしい」とすら感じることもあります。

以上です。

【さんかしてくれてるみんなへ】
ありがとう。
たすかってるぜ!
でも、ちゅういしないとケガするぜ。
だんちょうはつよいから、だいじょうぶだけども!!!
おかあさんやおとうさんがかなしいおもいをしないように、がまんをすることもだいじだとおもうよ。
いっぱいべんきょうして、スポーツもいっぱいして、つよくなったらさんかしたらいいんじゃないかな?
っておもってます。
いつもありがと!
おてがみとか、おまもりとか、だいじにしてます。
パワーひゃくばいです。
ありがとうね。

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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あんた (ひろた)
2011-11-29 02:22:30
あんた、いい人だね。
誤解してたわ。
おれも、参加する。
根拠はないけど、あんたはいい人だね。
勘だけど。w

素晴らしい!
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文句はあとで聞くから (Unknown)
2011-11-29 05:55:39
って言ってんのに。

私も放射能に関しては色々思うことがありましたが、やはり実際に行ってみて、その場では放射能の事が後回しになるということを、身をもって体験できました。

一人のお子さんがお父さんと一緒に来ていましたが、「マスクしてね」って声をかけなかったことは悔やんでいます。
でも来たということについては、私は何も言えません。
心配する人は一度行ってみたらいい。
文句を言うぐらい気にかけているなら、まずスコップを持って一日だけ行ってみたらいい。
そして、それでも心配なら、その場で言ってみたらいい。
見えないところで団長だけに文句言ったって、スコップ団の活動はとまらない。
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Unknown (Unknown)
2011-11-29 07:43:52
お子さん来るとやはり安全面が気になるから何かと気遣いします。でも、私が現場で出会ったお子さんはよく話を聞いてくれるので、危ないところに入らず一緒に断熱材集めたり瓦拾ったりしました。
ここからはスコップ団解散までラストスパートだから、もし連れてこられるなら、身近に置かれて監督して欲しいです。
津波から8カ月半放置されて汚泥まみれになった引出を見て「うわあ、汚い」と言うのは自然な感想。でも、誰も放置したくてしたけじゃない。だからスコップ団が行くのです。家主居なかったからよいけど、お子さんに説明もせず一緒に汚いなんて言うならその親も配慮足りません。
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ひろたさん (みつ江)
2011-11-29 08:26:59
ひろたさん
あなたのカンは当たってる。
たぶん、きっと、ぜったい。
あなたもきっと素晴らしいひとだとおもいます。
あなたみたいな人がふえるといいな。

だってスコップ団は、あの武器と愛の力で戦っているから。
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しんどいね。 (高橋)
2011-11-29 09:00:17
矢面に立つって、こういうこともあるのね。善意の協力者にも、時には言いずらいことを言わなきゃいけない。切実な言葉に、胸が痛くなりました。

どうかなぁ・・・でも、いつもあの場所は工事現場と変わらないしね。工事現場には子ども入れないもんね。私は自分自身がケガしないように気をつけるのが精いっぱいかな。
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Unknown (きめ)
2011-11-29 10:10:56
今回の震災を通してこちらのブログを読むようになりました。
本当にいつもいつもありがとうございます。
私には現在そちらに行く手段が無いので読んでいるだけで胸が詰まる思いでいっぱいです。
本当は一度でもいいから皆さんと一緒に参加したいと思っているのですが・・・。
自分は岩手の出身なのでいつも気にしているつもりでも、周りではやはり震災の事が風化されつつある現状に戸惑いを感じながら生活をして居ます。なのでブログを読む度涙が出ます。
本当に、本当にありがとうございます。
そして、来年でとりあえず一区切りするその日までどうかご無事で、体を大切に頑張ってください。これからもブログ読み続けます。
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いいログだね (Unknown)
2011-11-29 10:47:59
活動に否定的な意見をこうやってオープンにして団長の考えを述べるのはいいことだと思う。議論だよね。議論がないとお互いの理解が深まらないしね。相互理解不要ってことで否定意見を表に出さないこともできるけど、この活動はある程度世間に認知されてるからさ、こうやって考え方をオープンにすることは大事になってきてると思う。今後もやってね、団長。
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イロイロ・・・ (micamaco)
2011-11-29 11:10:53
人の考え方はエロエロ・・・
あ!間違い。イロイロですが、やっぱり考え方が違うと、自分の思いを強く語ったり、同調してもらえると良いなって思っちゃったり、怒ったり、哀しかったりしちゃう。

「考え方だから」「色々な人がいるから」と言って受け止められるってすごいね。私の想像以上に色々な事をぶつけらているのだろうに。そうしてこないと、ココまで来られなかったって事なんだろうね。

もう少し、、、
まだまだイロイロあると思うけれど、ゆかいな仲間と、1,500名を越えたスコップ団と、あ~でもない、こ~でもない言いながら、とにかく頑張って行きましょう。
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腹くくり (amano)
2011-11-29 13:10:18
海があの松林の向う。自信が体験することになるやもしれない場所。腹くくったね、自分の足でここに来たんだから。
腹くくって行ってください。
みなさんに迷惑かけないよう。。。
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腹くくり (amano)
2011-11-29 15:58:46
自信→自身m(__)m
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