どうせ地球のチリだからな。

生き方を変えたから、ブログも変えようと思った。
企画屋の日記です。

子連れで周る

2009-03-19 00:40:07 | Weblog
今日は、卒園して暇をぶっこいてる長男を連れてあちこち納品やら打合せやらに。
息子にも名刺を作ってあげたので、それを渡したくてウズウズしている様子が可愛かった。
キチンとご挨拶ができて誇らしかったです。
面白いもので、息子が名刺を渡すと殆どのお客様が名刺をくれます。
だいぶ溜まってきて、カードダスでも集めるかのように大事にしている様子です。
アッチコッチで「子どもならでは」の戦利品を獲得していた。
俺としては申し訳なく思っていました。
温かく迎えてくれる人達ばかりで、本当に嬉しかった。
「パパのお仕事、大変だね。」
「そうでしょう?」
「さっきのデザイン、採用されて良かったね。」
「うん。」
「あれなら、きっとイッパイ売れるよ。」
「そうだといいよね。」
「保健所の人も良いって言ってたじゃん。サブレ、いっぱい売れるよ。」
「そこまで考えてデザインしなくちゃいけないからね。」
「僕も、そういう仕事にしようかなぁ?」
「大工じゃないの?」
「何かを作るのっていいね。」
「いいよね。」
「でも、社長さんたちが嬉しそうな顔をしてるのが一番よかった。」
「俺もそう思う。お前わかってんな!」
「まぁね。」
たっぷり話しが出来て良かった。
「売る」から考える。
それが大事なのだと改めて思った。
自分にはデザインの才能はない。
でも、売る能力は高い方だと思う。
その「売る」というチカラを何かに込めれば良い訳で、沢山の映画を見たり、漫画を読んだり、キレる人と会話を楽しむ事が大事なのだと思う。
一番後者が最も大事な気がする。
何が出来るのか?
ではなく、何がしたいのか?
を追求すれば良いだろうけど才能がない場合それはとても不幸かというとそうでもなく。
何が言いたいのか?
そんなことは知らない。
何も言いたくないだけさ。
楽しいであるとか、愉快であるとか、笑うとか。
そういう事を、俺は追及していきたいと思うだけ。
楽しく行こう。
息子がお客さんに向かって、
「そのお菓子、たくさん売れるといいですね?」
と言っていたのが嬉しかった。
そう思ってくれる人に育ってくれて良かった。
「採用されて良かったね?」
だけでは、駄目なんだ。
お客さんは、
「大丈夫、今より絶対に売れるから!」
と言ってくれた。
そして、
「パパのこと好き?」
「うん。おばちゃんも好きなの?」
「おばちゃんは、大好きだと思ってるよ。」
という複雑な会話を交わしていて、俺は来客中の保健所の人に笑われた。
保健所の人、超可愛かった。