
幾つか前の記事にて取り上げましたニコロ・ヴァン・ヴェステラウトについて、もう少しちゃんとご紹介致します(`・ω・´)ゞ
ウィキペディアにもページはあるのですが、英語、イタリア語、ドイツ語、オランダ語、そしてロシア語での説明はあるのですが、残念ながら日本語はありません(;´Д`)
なので、以前この演奏会に参加するにあたっての勉強会でマエストロ、ヴィート・クレメンテからお聞きした情報と、事前に頂いた資料からもう少し詳しくご紹介します(・∀・)
Niccolò van westerhout
ニコロ・ヴァン・ヴェステラウト(ニコロ・ヴァン・ウェスターホイト)
1857年12月17日にイタリア、プーリアのモーラ・ディ・バーリで生まれる。苗字からも想像出来るが、祖先がオランダ(フランドル)から1600年代に南イタリア、バーリに移住し、その後モノーポリを経て、ニコロの祖父の時代にモーラ・ディ・バーリに移り住む。ニコロの父親も作曲家として知られていた。ニコロは13歳でシェークスピアのジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)の台本に作曲し、その才能を認められ音楽の聖地ナポリに留学。オペラの他に歌曲、ピアノ曲、室内楽、シンフォニーを作曲し1898年8月21日に41歳の若さでナポリで亡くなる。
以上
では何故この作曲家が世に出ていないのか?
それは不運とも呼べる運命のいたずら。
ヴェステラウトはリコルディと契約し楽譜を出版していました。しかし当時のリコルディにはもう一人、天才がいたのです。
それがジャコモ・プッチーニ。
当時のリコルディはプッチーニの売り込みを最優先にし、ヴェステラウトはその影に隠れてしまいました。
その不運な天才の歌曲のみを集めたのが今回の演奏会です(・∀・)
予め頂いた楽譜もとても古いものでバーリ国立音楽院の図書館より提供して頂いたものです(・∀・)
他人とちょっと差をつけたい、人とは違ったものを探している声楽家の方!新たなレパートリーにいかがですか?ここまでヴェステラウトを取り上げた演奏会はもう二度とないと思います(・∀・)
もちろん声楽家ではない方のご来場も心よりお待ちしておりますヽ(=´▽`=)ノ
お申込みはメッセージでも直接でもメールでもFAXでもかまいません(`・ω・´)ゞ
気になる連絡先はこちら↓
teatrogoloso@zoho.com
03-6745-9117(FAX)
直接をご希望の方はどこかで見かけたらお声掛けください(笑)
ちなみに。。。
Niccolòを正確に発音すると、最後の「ò」はアクセント付きの「o」なので「ニッコロー」となります(・∀・)
なんかぐっと可愛くなりますね(笑)
ちなみに(2回目)。。。
イタリア人の名前で「ニコロ」はよく聞くメジャーな名前です(・∀・)
でも僕の知り合ったニコロは全員「Nicolò」と最後にアクセントがつくのは同じですが、「c」は一つです(・∀・)
時代的な背景もあるかとは思いますが、北イタリアと南イタリアではよくこの「微妙な違い」が起こります(笑)
イタリア留学中に聴いたことなので若干記憶が曖昧なのですが、「苗字」に関しては、北が単数形、南は複数形という話を聞きました。
どういうことかと言いますと・・・
イタリア人の苗字で「Volpe」というものがあります。
意味は「キツネ」です(・∀・)
その「キツネさん」ですが、北イタリアでは「Volpi」(複数形)、南イタリアでは「Volpe」(単数形)と、地域で違いがあるようです。
ま、ほんの一例出して「どやっ!」と言うことは出来ませんが(笑)
で名前である「Nicolò」と「Niccolò」についての違いですが、南イタリア出身のイタリア人は発音時に方言の影響なのか、しばしば子音が増えます。
これは実際に僕がボローニャ国立音楽院在学中に、プーリア州出身の友達が演奏会でヴェルディの「乾杯の歌」を歌った時、「Libiamo」という歌い出しが「Libbiamo」に聴こえ、イタリア人の先生に質問したところ前述のことを説明してくれました。
フェイスブックでちょっと検索してみると「Nicolò」と「Niccolò」は両方共名前として存在しています(・∀・)
ま、僕は姓名学や言語学が専門ではない&聞いた話なので「へ~、そーなんだー」程度に捉えてください(笑)
最近のブログは、Eテレを超えましたね!(*^m^*) ムフッ
おかげで、ポチポチウムラウトの入力方法なるものを、勉強させて頂きました!
使うことは無いと思いますが...(≧∇≦)
教授になりたいものです(笑)
ウムラウトは、おそらくドイツ語を習う経験がなければ一生使うことも発音することもないと思います(笑)
フランス語で、このウムラウトと似たような「てんてん」もありますが、その場合はまた違った作用となってます(;´Д`)