大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

火車站東と游5(306)路

2017年01月30日 | 三国志・水滸伝・史記の旅

その昔、フリー旅行者が兵馬俑坑を見に行くポピュラーな方法は、
東方ツアー(東方一日游)に参加することだった。
東方ツアーは朝7:00ごろに出発して、15時半頃戻ってくる日帰りの
バスツアーで、半坡博物館、始皇帝陵、兵馬俑坑、華清池を回っていた。
ツアーの切符は一部ホテルのフロントで販売されていたが、
西安駅前に行くと別のツアーバスが客の呼び込みをしていたので、
当日乗りも可能だった。 

現在は兵馬俑博物館まで観光用の路線バス306路が運行されている
ので、時間を気にせず楽に行ける。
百度地図で306の所要時間を確認すると1時間52分。
過去の経験から、百度のデータよりは早く着くので1時間半程度の
道のりと思われる。 

▲西安駅2016年と▼2000年
 看板や変なオブジェが無くなり、少し洗練された感が出てる 

西安駅前の城壁を潜って右に進むと、バスターミナル「火車站東」がある。

最近、中国のホテルは朝食の開始時刻が遅くなった。
早くて6:30、ところによっては7:00からというところもある。
7時ごろホテル出発のはずが、出遅れて火車站東に着いたのは
8時近くだった。

▼火車站東(フオチャーチャントン=えきひがし)方面

▼火車站東の306路乗り場/朝から長蛇の列

午前8時少し前、火車站東にはすでに長蛇の列が出来ていた。
この列はまさか…と思って先頭に行くと、看板に
「火車站→華清池→兵馬俑」、「国営陝西省旅游公交専線」、
「游5(306)」 、「西安火車站→秦兵馬俑」と書いてあった。

あいにくの日曜日、ところどころ乱れてはいるものの二列縦隊で連なり
途中で折れ曲がったその列は、50m以上続いていた。
炎天下日傘を差しながら、何時間待つことか。
タクシーで行こうか、などと考えながら見ていると、
バスは間をおいてもコンスタントに来ている様子なので、
このまま人間観察をしながら待つことにした。

列に並ぶこと30分弱、306路に乗り込む。思ったより待たなかった。
この路線は昔と同じく、車掌さん(?)が乗っていて発車後に料金を
回収にくるシステムだった。
西安駅から華清池まで6元(96元)、兵馬俑博物館まで7元(約112円)。

華清池をざっくり言うと、楊貴妃と玄宗のロマンスの舞台の温泉宮で
兵馬俑博物館の一つ手前になる。
…厳密に言うと、路線バスなのでこの間バス停はあるのだが
途中で乗降する客は居なかったので通過していた。
西安駅にはまだまだ観光客が待っているので、早く帰ってピストン輸送
しないとね…とは日本人の考え方かな? 

この路線の観光コースは、先に華清池、次に兵馬俑という回り方を
推奨している模様。
ほとんどの観光客は華清池で降りるので、兵馬俑まで行くと言ったら
三回聞き返された。今回は時間がないので華清池は回らない。 

▼306路車内/車内は普通の路線バス 

▼306路は途中、高速道路を通る