漢江大橋を渡ったのち、襄陽公園前からバスで襄陽駅に戻ることにした。
…まだ15時少し前だが、30℃越えの夏日なのでとにかく冷たいものが
飲みたかった。
駅前にケンタッキーフライドチキンがあったので、あそこで遅い
お昼にしようと考える。
襄陽公園前から駅へは1路、14路、512路で行ける。
一番早く来たのは14路だった。
▼中国のバスは停留所リストが車体に表示されていることが多い
14路は15分ほどで駅前ターミナルに着いた。2元(40円)。
暑くて干からびそうだったので、一目散にケンタッキーへ。
態度の悪いおねーさんに、チキンフィレサンド(?)のセットを頼んだ。
オレンジジュースでいいかと聞かれたので、それでいいと答えた。
とにかく、早く冷たいものが飲みたかった。
支払いを済ませるとそそくそと二階に上がったが、満席。
うろうろしていると、四人掛けの席に一人で座っていた親切な若者が
広げていた教科書をどけて、対面の席を空けてくれた。
お礼もそこそこにオレンジジュースを飲むと、激熱!!!!
ただでさえ汗がダラダラだったのに、このホットオレンジで更に
汗が噴き出した。
思いっきり口に含んだので舌は火傷だ。
………なにこれ~!!!
私が聞き逃したのか、中国ではこれが普通なのか判らないが、
激熱なホットオレンジを夏日におすすめで売っていたことも、
暑いものにプラスチックのストローが刺さっていたことも信じられない。
いや、30年前だったら、3月で雨で寒かったから、ホットオレンジを
喜んで飲んだかもしれない。
だが、今日は晴天の夏日で、しかも暑いさなかの15時だ。
誰がホットオレンジを喜ぶだろうか!!
はたから見れば、超冷房が効いたケンタッキーで滝のように汗を流しながら
一人ホットオレンジを飲む不審者じゃないか。
所詮、炭酸飲料を常温で飲む民族とは分かり合えないのか?
………せめてお茶だったら良かったのに。
やり場のない怒りに燃えながら、まずいチキンを完食した(笑)。
▼チキンフィレサンド+手羽のフライ+激熱オレンジで40元(800円)
高いぞケンタッキー!!!昔は美味しかったのに、今は不味いぞ。
失意のまま、ケンタッキーを出たところ、外販でソフトクリームを売っていた。
ケンタのソフトはあまり好きではないが背に腹は代えられず、貪り食う。
…と、今度は口の中が甘くて、冷たい水が飲みたくなる。
この国の飲み物の基本は常温以上。
駅前の売店には冷蔵庫にも"常温と同じでしょう?"と思うような
飲み物しかなかった。
冷たい飲み物を探し回っていたら、いい時間になったので
預けた荷物を受け取り駅構内へ。
改めて駅構内のDICOSで冷たいコーラを飲み何とか落ち着く。
……そう、漢水の畔から、私が求めていたものはこれ(笑)。
15時半にお昼を食べたばかりなので、ポテトとツイスターは
新幹線の中で食べましたが…。ファーストフードの梯子は初めてだ。