石山社中「奉（たてまつる）縄文神楽」―再生の章ー。。

武州里神楽。今年も自由学園明日館神社の氏子となって神楽を拝聴しました。

　

まずは「降神（こうじん）の儀」で神様をお出迎え。
そして神事神楽「神楽始め」。。


謡（うたい）・笛・太鼓の響きで三種の仮面で舞う。
男神・翁神・宿神。太夫（神事と神楽を司る主）の体と和合して舞う。
三種の面（おもて）を太夫が付け替えながら、いえ、付け替える姿を見せる！
この手法が人と神との和合をより強く見せていたのかな。

そして里神楽「天之岩戸」の演目へ。
2017年3月にも「日本創生　天照すとき　日の本は甦る」。。。。で「天岩戸」を。


ご存じの日本神話ですよね。天照大御神がスサノウの尊の悪行を怒って岩戸に
お隠れに、天之宇受売命（あめのうずめのみこと）の舞と踊りで誘い出し、
天手力男（たぢからおのかみ）が岩戸を開けて放り出す。日本人ならね、誰でも？
知っている神話です。
なかなかの構成でした。が、神楽にふさわしいかどうかはわかりませんが、私的には
天手力男が岩戸に背を向けて勇んでいるときに、天照が内側からこそっと岩戸を
開けてお顔をちらっと見せてくれるかなーなんて思ったりしてました。

　
左　天之宇受売命が八百万神たちの前で踊ったところです。
右　この門の向こう側に「天之岩戸」があります。撮影禁止！

清め「山神（さんじん）」では「御神饌（ごしんせん）」を初めてgetしましたー(笑)。

最後にちょっと気になったことが。笛を奏でる時の息継ぎが非常に大きく聞こえて。
今までで初めてかな。ちょっとお風邪気味だったのかなー。

しつこいようですが、ここでもう一度。

２分32秒あたりから天之宇受売命が八百万神たちの前で踊っている場面です。

わんぱく王子の大蛇退治 1963年