電動夏子安置システム「モナークス王を縛る」。。

下北沢駅前劇場にて「モナークス王を縛る」を観劇。
知り合いの武川優子ちゃんが舞台いに立つのです。



出演

小原雄平　道井良樹　なしお成　岩田裕耳　横島裕　添野豪　新野アコヤ　
一宮周平（パンチェッタ）　菅野貴夫（時間堂）　小舘絵梨　下平久美子　瀬崎良太
高田淳（X-QUEST）　武川優子（MICOSHI COMPLEX）　成田沙織
野中美智子（アッシュプロダクション）　堀晃大（3days）

脚本・構成 　竹田哲士
 
演出 　　凪沢渋次（ナギプロ）

かつて絶海の孤島に存在したとされる小さな王国は、独自の文化風習と法制度によって

統治されていた。現代の研究者グループは、彼の国がどのように成り立ち、何故滅亡す
るに至ったかを調査している。
その過程で、王と民衆の約束たる法令を刻んだ石版「モナーク」が新たに幾つも発見された。
そして島を離れるはずだった日から既に数日。荒天によって航路を閉ざされた研究者たちは、
島を出られるその日まで、共同生活を送らざるを得なくなっている。時が経つにつれ、少なく
なっていく食糧と、コミュニケーションの取れない現地人たちの不気味さにに身の危険を感じ
つつあった。誰かが思い付きで提案した。過去の法である「モナーク」を使用して島内に秩序を
もたらす事はできるのか、と。

こうして彼らは、まずは自らの身を守るために昼間に法を作り、夜中に等しく彼の王国の夢を見る。

 

電動夏子安置システムの最新作にして、滑稽極まりない君主論。

 
このあらすじ、わかりにくいですよね。
でもね物語は、ややこしいようで単純明快。。もちろん「喜劇」ですよ。。

今の社会と照らし合わせた物語。個人のエゴや思いつきで庶民の生活が縛られる。
はい。「モナークス王を縛る」は「法に縛られる」と言うことも含んでいます。多分？

台詞のズレの楽しさや、人のズレ、勘違い、そして個人主張権力の応酬。
今を支配する縛りが夢の中の過去に反映する。。
なんか、上手く説明できないけど。。
前半はゆったりと流れて後半はドタバタと場面が変わっていく。ただね。
暗転場面と笑いをとるための高校生の会話のような台詞使いがちと多すぎたかな。

はい。知り合いの優子ちゃん！台詞もしっかりとして表現力もありました。
派手な顔つきじゃない利点を生かして、表情や大きさをこれからも磨いてほしいな。