ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「Patchworks2」@三鷹芸術文化センター

2005-10-09 01:06:18 | 観劇記&鑑賞記
お気に入りのパフォーマンスカンパニー、水と油の公演。
今回はいつもと趣旨を変えて、メンバー4人それぞれが
ゲストを迎えて構成、振付をした4つの小作品集でした。

「鍵は、持っているのだ」
唯一の女性メンバー、ももこんの作品。
うーーーーん、ちょっとシュール・・・かなぁ。
取調べ室みたいな場所で、取調べする人、される人、記録を取る人
が、次々入れ替わりながら進んでいくのだけど。
振付とゲストの男の人が余り好みではなかったのと、
ドラマ性がない、というか。
若干不安な幕開け。

「すがぽん劇場A-」
すがぽんのソロ作品。
他のメンバーが皆ゲストを呼んでいたので、唯一の一人舞台。
ベタな笑いを含めたコミカルな場面が次々繰り広げられ、
たっのし~い
暗転中に、オモチャの犬に「まだまだ続くよ」
という紙を咥えさせて登場させたり(笑)
なんかコンドルズと合いそうなんですけど・・・
宇宙レコードにゲスト出演とか、どうよ(笑)

「誘惑」
オフィスを舞台にした、いつもの水と油っぽい、おのでらん作品。
立場が次々入れ替わり、同じ場面の繰り返しのようで
微妙に違いが生じていき・・・
面白かったです。
ももこんのピアノの生演奏に乗せた作品だったのですが、
ピアノうまーい!
お見事でした。

「ウラニワ」
ヘルニアを患ってらした、じゅんじゅんの作品。
骨組みだけのテーブルと椅子を2つ使った、ダンスのような構成。
ああ、この振付、水と油っぽいぽい、って感じで。
ただ、普通のダンサーと決定的に違うのが、
きちんと止める動きっていうんですかねぇ。
それぞれのパフォーマーが複雑かつスピーディーに
小道具も使って絡み合うので、動きに無駄・遊びがないんですよね。
ダンサーではないのだなぁ、と改めて思いました。

        

こうして4人それぞれの作品を観てみると、
いつもの作品のどの部分が誰の構成か、っていうのが
見えてきた気がします。
ストーリー性のある構成がおのでらん、
複雑な振付はじゅんじゅんで、すがぽんがお笑い担当、
そこにももこんがシュールなテイストを加える、って感じでしょうか。
誤解を恐れずに言ってしまうと。


そして息の合い具合は、やはりいつもの4人がいいですね~。
次回の公演が楽しみです♪
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