日本茶道塾 ブログ

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雛の節句菓子

2009年03月08日 | 行事報告
雛の節句の御菓子と言えば・・・

ひちきり

御餅引っ張って切ったような形だから

と言われております。

宮中行事「いただき餅」から
女児出産の際の贈答品となり、
雛祭りの「引千切」(ひちきり)に~

という説が有力だそうです。

菓子屋によってそれぞれ少しずつ違うので、それも楽しみの一つです。

京では普通にいただきますが、
東京で見つけるのは難しいです。

今回の節句にあたり、京都から取り寄せました。

雛段飾りのお人形様用の重箱を菓子器に見立てて使わせていただきました。

取り合わせの茶碗なども小ぶりで人形道具を連想させ、心華やいだ、と御声かけていただきました。

お茶をしばらくおやすみされていた方もご一緒にお席にお通りいただき、やっぱりお茶はいいなあ、と感じてくださったそうです。

また端午の趣向も楽しみにしていただければと存じます。

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真如

2009年03月08日 | 茶の話
およその文献には、茶道は心を習うものとか、仏法を習うとかという書き出しがあります。しかし、流派に拘泥した茶ではその現実は難しいものになってしまいます。自分の心が生かしきれない、自分の心が表しにくい他人の茶法のまねは、基礎は学べてたとしても、永遠に自分の茶にはなりません。茶道による、心の成長は、自己を学びさらに自己の解放をすることです。点前を学ぶという事は、所作の隅々にまで合理性や、調和を求めたものでなくてはいけないのです。点前とは、こうしなければいけないという、束縛を学ぶのではなく、動きの根本原理を知り、そこからの無限の可能性を予感させるような、自由を学ぶものなのです。

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