花は桜木・山は富士

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「I am dying」(カンボジア)

2006-04-05 18:44:51 | 良い話(南国)
パート1・537 :バーチャバカ一代 ◆3iCOYKds :02/03/01 20:40 ID:3ny7R9Aw

"I am dying"(私は死んでいきます)という荘重な言葉を最期に、中田厚仁さんが、
25年の短い生涯を終えたのは、今から5年前の平成5年4月8日、
場所はカンボジア、コンポトム州であった。
中田さんはUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)のボランティアメンバーとして、
総選挙実施の支援活動をしていた途中、何者かに、至近距離から2発撃たれ、
一発の銃弾は左側の頭の後ろから左目に貫通したのである。

 20年もの内戦の続くカンボジアでようやく停戦合意が成立し、
総選挙を実施する事になった。中田さんは選挙について説明をするため、
各地を廻っていた。武装解除に応じないグループもあり、
また国土には1000万発といわれる地雷が埋設されている。
その中でも最も危険なコンポトム州に自ら志願した。悪路に次ぐ悪路で、
車で行けなくなると、川に出てフェリーで行く。
フェリーが駄目になるとカヌーを漕いでいく。
それでも行けなくなると、2時間以上も泳いで村々を廻ったという。[1]

■2.投票箱の中から感謝の手紙■
奇しくも中田さんの49日の法要と同じ日、5月23日に総選挙が実施された。
中田さんが担当した地域の投票率は99.99%、カンボジア全土の90%を遥かに超えていた。
投票箱を開けてみると、投票用紙の間から、手紙がいくつも出てきた。
その一つはこう語っている。[1]

 今まで民主主義とか人権とかいう言葉に触れることなく、一生戦争のなかで、
暮らさねばならないのか、と思っていたけれども、こうやって初めて
自分たちの意思が表せる選挙ができ、こんな嬉しい事はない。ありがとう。

カンボジアの国造りに命を落とした中田青年

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