C. trianae ' No.2192 ' （株No.2192）

C. trianae ' The President ' FCC / AOS x C. trianae ' Prince Lada Koyama '
クサビ花のC. trianae を作ろうと思い交配しました。' The President ' FCC / AOS は昔から知られている有名個体です。
' Prince Lada Koyama ' は業者さん（ＷＯ）より購入の実生苗から１つだけ出た３色クサビ花のC. trianae です。
初花が開花しました。まだ３Ｂ鉢で昨年の生育状態から開花するとは思っていませんでしたがシース無しでいきなりツボミが成長し、１輪花ですが開花しました。淡い色彩のクサビ花が開花しました。これまでの記録を確認しますと
２０１１年１２月１８日：交配　２０１２年７月２８日：播種　ＣＰ苗植えの記録は無し　２０１６年９月４日：ＣＰ苗を２Ｂ、２．５Ｂ素焼き鉢に水苔植えで単品植えした。２６鉢ある。その後の記録は無し。２０２０年１月１８日：開花した。交配から初花開花まで約８年１ヶ月を要した。
今回は株が小さいので花径も大きく有りませんが一般のC. trianae に比べてリップがオープンリップです。これは珍しいように感じます。数年先、株が出来た時に再評価して見ます。兄弟株が有りますので今後が楽しみです。

C. trianae （株No.1662）

C. trianae　（株No.1662）
今年も開花しました。写真中央と左の２輪花です。昔、C. trianaeの (山木) Native Colombian Orchidということで購入した株です。唯一残している個体です。C. trianaeの生育の標準としています。
昨春からの記録を確認しますと
２０１９年３月１０日：新芽が成長し始めた。
３月２３日：植替えをした。前３バルブを素焼き４Ｂ鉢に水苔植えした。
８月中旬には１次成長はシース付きでバルブはほぼ完成
９月１５日：２次成長し始めている。
２０２０年１月１日（お正月）:１次成長の方が開花した。２次成長の方もシース付きでバルブはほぼ完成している。
本個体は素直に成長します。花は整形花で開きも良く、気に入っています。

C. Princess Bells ' Enami ' AM／JOS （株No.1797）

C. Princess Bells ' Enami ' AM／JOS　（株No.1797）
今年も開花しました。例年ですと３月咲きですが今年は約２ヶ月程度早い開花です。通常は２輪咲きですが今年は１輪咲きです。ＲＨＳで確認しますと登録は１９５９年ですから６１年前です。この花を見ると当時から既に現在でもなかなか実生で出てこない大輪花の整形花が有ったことに感心します。もう少し株を大事に育て株を充実させて咲かせると更に良くなる気がします。

Rlc. ( Triumphal Coronation x Li Jiuan Dancer ) （株No.2085)

Rlc. Triumphal Coronation ' Seto ' x Rlc. Li Jiuan Dancer ' Ching Ming Beauty '　（株No.2085）
２０１７年１２月に業者さん（ＦＥ）より素焼き３．５Ｂ鉢水苔植え実生未開花株を購入しました。ラベルにはTAIDA HORTICULTURAL CO./LTD.のラべル付でK12774と記載がありました。台湾より仕入れた物と思います。昨年１２月中旬に1次成長が開花、年が明けてこの１月８日頃に２次成長が開花しました。写真は２次成長の開花です。株の成長は素直です。ステムもやや長く伸びます。花は全体的に丸い形です。色彩はオーソドックスです。花径はそう大きくはありません。Rlc. Li Jiuan Dancerの影響が強いと思われます。

C. Horace ' Maxima ' AM／AOS （株No.1880-No.1）

C. Horace ' Maxima ' AM／AOS　（株No.1880-No.1）
カトレヤの交配をされている方で本品を知らない方はいないのではないかと思われる超有名個体です。カトレヤの品種改良で優秀カトレヤとして名前が上がるカトレヤです。しかしながら個人的にはほとんど交配に用いたことがありません。この個体はオリジナル株ということで頂きました。私が実生をしていると言うこと、また、C. Horace ' Maxima 'は持っていないということからＳＹさん（故人）から頂いたものです。私の勝手な思いですがC. Horace ' Maxima 'を用いるとそれなりに良花が出ますがびっくりするような（感激する）超１級の花は出ていない気がします。業者さんや専門家の方に叱られるかの知れませんが個人的な感想です。