カシオペアフレンズ

カシオペアFMの番組
放送時間 毎週土曜11時~12時
     (再放送 日曜9時~、火曜20時~)

4月17日放送のゲストは!

2010-04-16 | Weblog
二戸市歴史民俗資料館館長の菅原孝平先生です。

もうフレンズではおなじみの孝平先生ですが、今回はふすまの下張りから様々な
貴重な資料が発見されたお話の続編、そして田中館愛橘博士が開発した日本式
ローマ字が150年経った今、日本の福祉を救うことになるかもしれないとの
壮大なスケールのお話をお聞きしております。

下張からは、金田一地域が岩手県一の藍の生産地だった証拠が発見されたそうです。
藍染めの藍ですよね、今では洋服が普通になり藍染めの着物などは、身につけなく
なってしまっておりましたが、当時は大変な産業だったのでしょう。
時代と共に当時の産業も変遷してきたことがうかがわれます。

金田一の○○さんという当時のお店の名前も出てきて、あっ!それは私の曾爺さんだ!
とかあるかもしれません。

それから、ローマ字のお話ですが、福祉の世界では介護を担う人材が不足しており
インドネシヤやフィリピンから出稼ぎにて福祉施設で働くという制度があります。

しかし3年の日本語の勉強の後、日本語の介護福祉士の試験を受け、合格しないと
国に帰らなければなりません。

インドネシアの方々にとっては、話すだけでなく専門の知識を勉強するだけでも
大変にも関わらず、日本語の壁が大きく読む、書くと言ったことでかなりの負担
となると思われます。

そのことから、ローマ字による試験を実施してはと「日本のローマ字社」が厚生労働省
に提案したというお話です。

このことで、難しい日本語の読み書きの負担が低減され、国家資格も合格しやすく
なるとのことです。

よくよく考えると、ローマ字は、今私がタイピングしているキーボードもローマ字入力
でタイピングしておりますし、身近に使っているわけです。

介護は専門的な知識はもちろん必要です。そのために試験を経て介護の専門的な知識を
理解することは必要ですが、必ずしも日本語にこだわらなくてもいいように思います。

専門知識も大事ですが本当に大事なのは「やさしさ」であったり「その方の想いに寄り添える感性」
だったりします。

岩手県の奥州市江刺区の施設にもインドネシア人2名が働きながら、学んでいると聞きます。

是非、ローマ字による試験を認めていただければと思います。

開発者の田中館博士も150年経ってまさかこのようなことでローマ字が役に立つとは
思ってもみなかったことでしょう。

放送日
4月17日 11:00~11:50

再放送
4月18日  9:00~ 9:50

byゆんず

番組提供 ☆川村医院 ☆十文字チキンカンパニー ☆カーランド

おまけ!

孝平先生は絵も描かれます二戸地域の茅葺の家の画集をネットで見れます
素敵な絵ですよ是非ご覧ください!

http://www.noii.jp/com/suisaiga/mainmenu.html