「天狗の中国四方山話」

~中国に関する耳寄りな話~

No.423 ★ 中国 低空経済の都市競争力ランク、首位は深セン

2024年06月25日 | 日記

NNA ASIA

2024年6月25日

新エネルギー分野の研究を行う中国のシンクタンク、EVタンクは24日、低空域を活用した経済活動「低空経済」の都市別の競争力ランキングを発表した。首位は広東省深セン市、2位は北京市となり、上位2都市は他都市を大きく引き離した。

中国本土の337都市が対象。インフラ環境、産業発展、イノベーション能力、市場の活力、安全面の監督管理という5分野を数値化してランキングした。

深セン市は70.5ポイントで、インフラ環境と産業発展の分野が高く評価された。北京市は63.8ポイントとなり、イノベーション能力の数値は深セン市を上回った。

3位以下は上海市(48.2ポイント)、広東省広州市(45.7ポイント)、四川省成都市(38.3ポイント)、江蘇省蘇州市(38.3ポイント)、陝西省西安市(37.9ポイント)、江蘇省南京市(33.5ポイント)、安徽省合肥市(31.3ポイント)、浙江省杭州市(31.3ポイント)と続いた。

低空経済とは、ドローンをはじめとする民用の無人航空機と有人航空機を中心に、乗客・貨物輸送やその他の低空飛行活動によって、関連分野の融合的な発展をもたらす経済形態と定義される。製造業、運輸業、総合サービスなどの業種で成り立ち、今後の成長が期待できる分野とみられている。

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No.422 ★ 日本人学校“バス襲撃”中国の大手メディアは報道せず 宣伝当局から 控えるよう通達か

2024年06月25日 | 日記

テレビ朝日

2024年6月25日

中国東部の江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスが襲われ、日本人の親子と中国人の女性が負傷した事件について、中国の大手メディアは一切報道をしていません。

  今回の事件について、現地時間の25日正午時点で、中国国営の新華社通信や中国中央テレビ、共産党系の人民日報など主要メディアは一切報道していません。 中国の宣伝当局から報道を控えるよう通達されているとみられます。

 また、蘇州市の地元の警察も事件に関する情報を発表していません。 反日感情が高まり、模倣犯などが出ることを警戒している可能性があります。

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No.421 ★ 日本人母子、刃物で襲われ負傷 ほか女性1人重体、男拘束―中国蘇州

2024年06月25日 | 日記

時事通信

2024年06月25日

 【蘇州(中国江蘇省)時事】在上海日本総領事館によると、中国江蘇省蘇州市で24日午後(日本時間同)、日本人学校のスクールバスを出迎えていた日本人の母子が中国人とみられる男に刃物で襲われ、負傷した。病院で治療を受けているが、命に別条はないという。スクールバスに乗っていた案内係の中国人女性も切り付けられ、重体という。当局は男を拘束し、取り調べている。

 男の動機は明らかになっていない。母子は下校送迎中のスクールバスをバス停で待っていた。負傷した子供は未就学の男児という。蘇州は上海市に近く、多数の日本企業が進出。現場は市街地で、日本人ら外国人駐在員が多く住んでいる。

 総領事館は現地に館員を派遣し、事実関係の確認などを進めている。同時に、地元当局に対し、再発防止と警備強化、詳細な情報の共有などを申し入れた。25日は蘇州の日本人学校を休校とする。

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日本人母子含む3人負傷、男が刃物でスクールバス襲撃 中国蘇州

By ロイター編集

2024年6月25日

[東京 24日 ロイター] - 中国・江蘇省蘇州市で24日、刃物のような物を持った男が日本人学校のバスを襲撃する事件があり、日本人の母子を含む3人が負傷した。在上海日本領事館が明らかにした。

日中の緊張関係が今回の事件の背景にあるかという質問に対し、日本領事館の当局者はコメントを控えている。

日本人の母子は、停留所でスクールバスを待っていた時に襲われ負傷。2人とも命に別状はないという。子どもは未就学児。

また、バス車内で襲われた中国人女性1人は重傷という。

地元当局は男を拘束し、捜査を開始した。

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No.420 ★ 日本の書籍を中国へ トーハン、出版43社と見本市出展

2024年06月25日 | 日記

NNA ASIA

2024年6月24日

日本の出版社が中国市場の開拓を進めている。北京市で23日まで開かれた中国最大級の書籍見本市「北京国際図書博覧会」には、出版取次大手のトーハン(東京都新宿区)が日本の出版社43社を取りまとめて出展。日本国内の出版市場が縮む中、ヒットすれば100万部を超えるミリオンセラーになることもあるという中国市場での商機は大きい。中国で日本の書籍の人気は高く、版権取引の拡大を狙う。【吉野あかね】

トーハンが取りまとめた「日本館」で日本の書籍を手に取る中国人女性=21日、北京市

トーハンが取りまとめた展示エリア「日本館」では、児童書や自己啓発書、イラスト技法書など、中国読者の関心が高いジャンルを中心に約600冊を出品した。出展面積は約200平方メートルで、海外の企業・団体としては最大規模だ。日本貿易振興機構(ジェトロ)と連携した特別テーマを出展。KADOKAWA、講談社、集英社、東京書籍は個別のコーナーを設けてアピールした。

動物の写真集を手にとって見ていた中国出版社勤務の女性は「中国ではあまり見ないテーマの本が多くておもしろい」とにっこり。熱心に見入っていた中国人女性は「本の表紙がユニークで、日本語はわからないけれど手にとって見てみたくなる」と話した。

トーハン海外事業本部アドバイザーの加藤正樹氏によると、中国社会が成熟していく中で、情操教育に対するニーズが深まり、児童書の市場が成長しているという。介護に関する本の問い合わせも増えている。こうした本へのニーズは、中国の社会情勢を反映しているといえそうだ。

■ヒットすれば「桁違い」

日本の出版市場が縮小する中、出版各社は「ヒットの規模が違う」という中国市場に注目している。

中国では日本の文学作品が数多く翻訳出版されている。世界的なベストセラーである黒柳徹子さんの自伝的な物語「窓ぎわのトットちゃん」は、中国で2003年に翻訳出版され、累計1,700万部を売り上げた。今年5月には続編の中国語版も発売された。

最近では、日本の女性学研究の第一人者である上野千鶴子さんの著書も大ヒットした。第一財経日報(電子版)によると、中国でこれまでに20冊以上が翻訳され、このうち15冊は2020年以降に出版されたという。中国国内の総販売部数は23年2月までに70万部を超えた。

加藤氏は、「日本では最近ミリオンセラーはなかなか出ないが、中国でヒットすれば日本の書籍の翻訳出版でも100万部規模になる」と話す。

経済成長に伴い書籍の価格も数十年前に比べ上がっている。ヒットすれば売り上げに応じて発生する出版社へのロイヤルティー収入は膨大になる。

トーハンは、日本と中国の出版社の版権交渉を仲介。ブースには出版社同士が商談できるスペースも設置した。加藤氏によると、初日からほとんどのテーブルが商談客で埋まり、商談の数は前年の出展時に比べて2倍近くに増えるとみている。

シニアのライフスタイル本など約60冊を出品したすばる舎(東京都豊島区)の徳留慶太郎社長は「中国では以前、ビジネス書やスキル本がよく売れていたが、最近は豊かな生き方を考える本や、働く女性を応援する本の人気が高く、日本の市場と似てきている」と話す。読者それぞれの価値観に応じて幅広い分野の本が求められているといい、「本のニーズを探りながら、ベストセラーを出すことを目指したい」と意欲を示した。

北京国際図書博覧会の開催は今年で30回目。今回は71カ国・地域から1,600社が出展し、約22万点の書籍が展示された。このうち外国企業は前年より150社多い1,050社。

■2兆円市場

中国の出版市場は拡大している。中国出版協会などがまとめた中国の2023年の出版市場規模(定価ベース)は、前年比4.7%増の912億元(約2兆円)だった。近年は新型コロナウイルス禍で変動があったものの、23年はプラス成長を確保した。

23年の新刊出版点数は7.3%増の18万点で、小売市場で販売されている出版物の総数は1.6%増の237万点となった。

ジャンル別で見た販売比率は、「少年・児童関連」が市場全体の27.2%を占めて最大。「補助教材」と「文学」はともに10%を超え、「学術・文化」、「ビジネス・管理」は4~10%だった。

販売チャンネルは、電子商取引(EC)プラットフォームが全体の4割以上を占めて最大比率。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の中国版「抖音(ドウイン)」をはじめとする「ショート動画」のECは26.7%だった。

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No.419 ★ 中国、新エネ車の保有台数2000万台突破 充電シェアリング市場も 急拡大

2024年06月25日 | 日記

朝日新聞

2024年6月23日

中国自動車大手、上海汽車傘下のMGモーターの販売店で展示されている電気自動車(EV)=2024年6月1日、ブダペスト、寺西和男撮影

 中国商務省は22日、欧州連合(EU)が7月4日からの実施を打ち出した中国から輸入する電気自動車(EV)への関税引き上げをめぐり、EUと協議を始めると発表した。中国の王文濤商務相とEUの行政を担う欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)がオンラインで話し合い、協議入りに合意したという。

 欧州委は今月12日、中国政府の補助金で中国製EVの価格が不当に抑えられているとして、補助金の効果を打ち消す最大38.1%の相殺関税を課す方針を発表。中国側が効果的な解決策をとらなければ7月4日から実行するとした。これに対し中国側は「EUが間違ったやり方を直ちに是正するよう求める」として対抗措置に踏み切る構えをみせていた。

 中国商務省によると、王氏は22日、中国を訪れたドイツのハーベック副首相兼経済気候相とも北京市内で会談した。王氏は、EUの姿勢に改めて不満を示し、話し合いによる解決のため、中国への自動車輸出が多いドイツにEU内で積極的な働きかけをするよう求めた。ハーベック氏は「対話を通じて問題を解決するという中国の提案に同意する」と応じたという。

 中国製EVをめぐっては、米国も8月から現在の4倍の100%の関税を課すことを決めている。(北京=鈴木友里子)

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