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マハロ船長の航海日誌2

白いジブ

 ところで、ショートハンドのセーラーにとって、ロープ一本で簡単にリーフできるジブファーラーは便利このうえない装置です。

しかし、デメリットもあることは事実。
その長所と短所を理解した上で使用すれば大変便利なものになりますね。

長所
1. 1枚のセイルでオールラウンドに使用できる。
2. 風力が増しても簡単にリーフィングすることができる。
3. 少人数でセイリングができる。
4. キャビンの中を広く利用できる。
5. セイルの取付け準備やあとかた付けがいらない。
短所
1. ファーリングドラムとハリヤードスイベルがあるため通常よりラフが短くなる(セイルエリアが減る)
2. リーフィングした時、セイルシェイプが崩れるためクローズホールドの性能が落ちる。(リーチングでは大きな影響は無い)
(以上コチラより引用)

この「セイルシェイプの崩れ」の影響は顕著で、上り角度が極端に落ちます。ファーリング回転が上から見た時に右巻きの場合はポートタックの時、左巻きの場合はスターボードタックの時に性能低下が特に大きいと感じます。


なんとかして、少しでもリーフ時の性能低下を防ぎたいと考え、UVカバーを撤去して、セールを巻いたときに少しでも細く巻けるようにしてみました。まだリーフしてないので、性能は試せてませんが、カバー無しの白いセール(それほど白くないが)は美しいと思いませんか?(思わない?こりゃまた失礼した。)それに、少しでもセールが軽くなれば微風時に風を孕み易くなります。
(まだUVカバーが付いている状態)

(UVカバーが付いていた部分が少し白く見えます)

なお、諸磯泊地ではファーリングジブであっても毎回降ろして仕舞う取り決めになっているため、紫外線劣化の心配はないですが、そうでないマリーナでは、ソックス式のジブカバーが有効らしいです。


(ソックス式UVカバー)

これから、アリーゼは真っ白な帆で相模湾を走り回りますよ!


2024/4/1
諸磯に来てみましたが、雲行きあやしく、雨もパラついてきて、本日の出航はあきらめました。


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