見出し画像

マハロ船長の航海日誌2

夕方の海を見詰めるヨット乗り

日本のヨットデザイナーのパイオニア故横山晃さんが「海で生き残る条件」に次のように書いていました。

夕方の日暮れの海も、私共に多くのことを教えてくれる。例えば……
 1964年、東京オリンピックのヨットレースが江の島で始まる直前に、私が最大の興味を持ったのは「先進諸外国の一流ヨットマンと、後進国日本の一流ヨットマンはどんな点が違うのか?」という点だった。
 その時に発見した色々な違いの中から、夕暮れの部を紹介すると、フネを片づけると、日本選手は早々と宿舎へ引き上げるのだが、諸外国選手は、海に面した擁壁にしがみついて、日没の海から眼を離さずに真っ暗になるまで海を見詰めていた。それも1人や2人でなく、何十人も一列に並んで、一言も発せず、身動きもせずに海に魂を奪われていた。
 彼らはおそらく、水面の色と艶を見て、風ムラと潮ムラを見抜き、それが移動する動向から、水面下の水の動きから、水面上空の気流に到るまでを、すべて見抜くことに苦闘していたに違いない。「こんな素晴らしい勉強に没頭する人々の中に、日本選手が1人でもいたら……」という期待で、私は1人1人の横顔を見て廻ったが、残念ながら、1人もいなかった。その時に私が予感した「負けたな!!」という思いは、不幸にして的中して、レース結果は惨敗だった。


私は先進諸外国の一流ヨットマンとは、別の意味で夕方の海を見詰めました・・・・・・・・


ヨットでも、夏の暑さは堪えます。
海上で、セーリングしている時は、風さえあればなんとか耐えられますが、マリーナ内では、出航準備だけで汗だくです。
そこで、今日は夕方の時間帯のセーリングを試してみました。
出航は16:40 家を出る時は暑かったのに、この時間は風が爽やかに感じました。
そこそこ風もあったので、ちょっとズルしてジブのみでセーリング。マストヘッドの150%ジブは、これ一枚でもそこそこ走るので、ついついズボラをしてしまいます。



超大型コンテナ船が南本牧ふ頭から出航していきました。
国際物流を支える横浜港とコンテナ船には頑張ってほしいと思います。


海上風力発電。どこかに納品されるのでしょうか?
クリーンエネルギー発展のために頑張ってほしいと思います。


帰る頃には、かなり日が傾いていましたが、まだ日没までは時間の余裕があるようです。


数日前・・・
艇に備えてあったスピンネーカーをチェックしました。
古いもので、セールバックには「BW24」とありました。
リンフォース工業のBWシリーズは1970〜80年代に活躍したのですから、そのころに作られたスピンだとすると、相当の年代物です。でも、タック&クリュー部分の色あせはありますが、生地の痛みは無いようです。


タッカーがあるので、スピンポールは不要です。


スピンネーカーソックス(スピンネーカースリーブ)は、26ft艇で、複数人で操作するなら不要かもしれませんが、一応試してみるつもりです。

いスピンネーカーを真っな夏空に拡げたいなあ!



ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

ちょっと太めのジイサン
インスタグラムはすごいなって思うんですよ。フェイスブックと連動しているから、登録していなくても趣味のニュースをどんどん届けてくれる。どんどん勝手にトランスパックのニュースが上がってくるので手に取るようにわかりますね。

トランスパックってめちゃめちゃ楽しいらしいです。”ひゃほ~”というのりで。

日本は、気象も安定しないし、ヨット組は分断の象徴って言われかねないし、細々とですね。。こんな楽しいのに。
マハロパパ
ちょっと太めのジイサン様
トランスパックレース、地元では盛り上がっているんでしょうね。
クラシック艇のクラスも興味ありますが、やはりトランスパックはファーストホーム争いなんでしょうか?
フィニッシュ先のワイキキヨットクラブのオモテナシも着々と進んでいることでしょう。
マハロパパ
行燈入道さん
マウイ島の風力発電は、大規模で、マウイ島の電力を支えているんだろうなあ?・・・という実感がありました。
狭い国土の日本では海上は有望だと思いますが、台風の時はどうなるんだろう?ということが心配です。
昔は、地下鉄の風が地上の道路に吹き出すところがありましたけれど、あれはどうなってしまったのでしょう?マリリンモンローさんからクレームがあったのでしょうか?
行燈入道
夕涼みに海にでる、いや海上風力発電ぁ~オツなもんですね。
夕暮れの海はは陸から見ていても気持ちが良いの
ですから、海上からこれを眺むれば最高の気分
でしょうね。海上風力発電は以前どこかで観た
記憶があります。多分山口県だった気が致しますが、
定かではありません。その時に海に浮かべれば騒音
問題も一気に解決するのでなんて便利な物なんだ、
と思いました。海流の強い地域だったので海底と
太いケーブルでつながれ、送電もしかりしたもの
でした。素人ながら将来きっと主力なると思いましたね。
個人的には地下鉄が走行する時に出る風を、電力に活かせ
ないモノかと思ってます。(笑)
マハロパパ
テンダーから落ちたけど、モンベルの信頼性は上がりましたね!
私は、初めてクルーザーのクルーになったときは、テンダーに大柄なオーナーを乗せて、船と岸壁を往復するのが役目だったので、テンダーの扱いは、今でも上手いと自負しております。
先輩達が来るまで、江の島ヨットハーバー内でテンダーレースをして遊んでいてので、8ので字漕ぎのスピードにも自信あります。
とはいえ、今は浮桟橋からの楽々乗り降りになれてしまったので、股裂ダイブやらかすかもしれませんね(笑)
ちょっと太めのジイサン
こちらも暑いので、ザブンと海に入りました。

ええ、服を着たままです。
スマホも服に入れたままです。
お察しのように、好んで入ったのではありません。落です。

テンダーへ乗り込もうと舫いをほどいて乗り移るときに片足だけ船に置いたら股裂になってしまいました。

上着はモンベルのマウンテンパーカー。泳いでもスマホは濡れません!流石モンベルだ!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ヨット」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事