
先週のウッドターニングのお教室で初挑戦いしました
ホワイトオークのマレットと メープルのお皿を ようやくUPします
「マレットマレット」と書いていますが、いわゆる木槌のことです。
クロッケーやポロなどの競技で 球を打つ時の木槌や
マリンバ(木琴)やティンパニー(←真澄ちゃんbyのだめカンタービレ)
を打つ時の枹(ばち)なんかも 世間一般ではマレットと呼ばれています。
ちなみに 突き指して指先が変形した状態を「マレットフィンガー」と言うらしい。
あいたたたー またどうでもいい情報でした....(笑)。
私が制作したマレットです ↓
加工に入る前から 見本とはかけ離れたシルエットを思い描いていたので
先生の基本指導に 一部 反する所があり ご心配をお掛けましたが
こういうカタチにしたいンです!! と伝えると それをいち早く理解して
適切な指導に切り替えて下さいました
基本的なカタチを作ってから ヘッド部分を先端に向かって 少し細くしたり
木口面を少し 凹ませたり、手元の平らな ↓ 部分をあと1ミリ広くしたり
針金を使って細い溝の中を焦がしたり、
ヨコから店長さんに「すごいこだわりのフォルムだ」と言われつつ(笑)
時間内に可能な 出来る限りのことを満載しました。
あ いえ、時間を大幅にオーバーしましたので「時間内」はウソです
このマレット、実際にウッドターニングで
どのようなシーンで使われるかというと....、ココです ↓
ドライブセンターを 加工する角材の中心に打ち込む時デス!!
がつん、がつん。結構ツメを食い込ませています。
それから旋盤本体にワークをセットします。
使える道具を作るというのは とっても嬉しいのですが
逆に マレットをキズつけるのがコワくて使えるか心配な私です.....
こちら ↓ スキュー・チゼルという名の刃物の練習をした材料です。
「(この刃物で練習できるのは)あと3分!」みたいな
過酷な状況下での練習でしたが(笑)すごく可能性を感じてしまいました
スキュー・チゼル、という名前の響きが なんとも可愛らしい。
ボビンレースを編む時のボビン(細い棒状の糸巻き。下の写真参照)
を作るなど、小さな細工の加工に向いている様です。
(注:お察しの通り ↓ こちら決して私の物ではありません)
このボビンも調べてみると シンプルでオーソドックスなカタチから
ゴテゴテの装飾品まで ものすごくいろいろなモノが存在していて興味深い。
ウィーンの美術館でアンティークと思われるレース編みだけを集めた展示室があったり
ブルージュのお土産屋さんの軒先で おばあちゃんが実演していたり
15世紀16世紀辺りで貴族の間で流行した
レースをふんだんに使った 富と権力の象徴ファッションを肖像画に見たり
ヨーロッパでは今でもわりと身近にレースを目にします。
ウッドターニングを通じて ボビンレースを見る目さえ変わってしまいそうです。
そしてこちらがメープルの大皿。
トップの写真、リンゴのサイズと比べてみて下サイ
直径 約300ミリのビックサイズです。
フツーのお皿を作るつもりで挑みましたが
途中から(やっぱり→)思いつくままに加工しました。
こういった、ただカタチを追うことだけに走りすぎるのは
今回の「体験や作品制作ではなく 技術の習得」という趣旨に
反してしまうのですが ギリギリのところで許して頂きました。
「こういうカタチにしたい!!」と訴えることで
また違った刃物の使い方を教わることも ありますしね。
どこを切っても素人ですが 素人っぽくならないように
最大限....気を....使った....つもり、です(くるしいー)
フチには 製材されたままの荒い感じを残しましたが
木目が激し過ぎて テクスチャーの存在感が薄くなっちゃってます。
このメープルを削っている時にあらわれたジンマシンは
その後3日程で キレイに治りました。何だったんだろう???
別件で くるみをたくさんもらったので
食べながら 砕いてオイルにしてみようと思いまーっす
個人的にはフチを残すなら、
これでもかってくらい粗い(荒い?方が
よりニヤニヤが増します。
もう原木の表皮とか桟積み時の表面とかチェンソー跡とか。
スキューは是非とも習得したい一品。
↓目標。高過ぎる頂。
http://www.youtube.com/watch?v=mr0-qrLfNE8&feature=feedf
何はともあれ若い世代のターニング女子も男子も
どんどん増える事を願って止まぬのであります。はい。
原木の表皮やチェンソーの跡をフチに残すの、
カッコイイですね、やってみたいです!
リンクして下さったYoutube見ました。
こういう所でお勉強されているんですね、さすがです。
スキューにはやっぱり可能性を感じてしまいます。
年内にターニング女子の仲間入りしたい....
真面目な話、家具部品などでスピンドルをやる場合
スキューは必須になるんじゃないでしょーか。
ですがヒジョーに扱いの難しい刃物なので
最初に良い先生に教えてもらえるのはスゴくラッキーだと思います。
とてもウラヤマシイ。
木の粉、南半球のマメ科の奴らとか
特に呼吸器にヨロシクないよーで。
他の木も繊維質の粉塵なので、吸い込んで体に良い事は無いでしょね。多分。
自己防衛しつつ、楽しみましょう!
私に訪れると良いのですが、実際には まだまだ
通帳と刃物の価格をにらめっこする毎日です
南半球のマメ科の奴ら?(←この表現面白い!)
一体どんな木??
....と思いましたらPAЯOさんのブログにありました、
ローズウッドとか黒檀ですね(笑)!
普段の仕事もマスク着用ですが、
職場の木の粉はハンパ無いので きっと気休めです。
川口先生からも 最初に自己防衛の大切さを教わりましたが
ここからきちんと言葉にして下さる方は信頼を置いてしまいます。
ご指導 ありがとうございます