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サワノのお気に入りだけで構成するブログ

ウッドターニング教室 3

2011-11-20 | ウッドターニング

先週のウッドターニングのお教室で初挑戦いしました

ホワイトオークのマレットと メープルのお皿を ようやくUPします

 

「マレットマレット」と書いていますが、いわゆる木槌のことです。

クロッケーやポロなどの競技で 球を打つ時の木槌や

マリンバ(木琴)やティンパニー(←真澄ちゃんbyのだめカンタービレ)

を打つ時の枹(ばち)なんかも 世間一般ではマレットと呼ばれています。

ちなみに 突き指して指先が変形した状態を「マレットフィンガー」と言うらしい。

あいたたたー  またどうでもいい情報でした....(笑)。

 

私が制作したマレットです ↓

加工に入る前から 見本とはかけ離れたシルエットを思い描いていたので

先生の基本指導に 一部 反する所があり ご心配をお掛けましたが

こういうカタチにしたいンです!! と伝えると それをいち早く理解して

適切な指導に切り替えて下さいました 

基本的なカタチを作ってから ヘッド部分を先端に向かって 少し細くしたり

木口面を少し 凹ませたり、手元の平らな ↓ 部分をあと1ミリ広くしたり

針金を使って細い溝の中を焦がしたり、

ヨコから店長さんに「すごいこだわりのフォルムだ」と言われつつ(笑)

時間内に可能な 出来る限りのことを満載しました。

あ いえ、時間を大幅にオーバーしましたので「時間内」はウソです

 

このマレット、実際にウッドターニングで

どのようなシーンで使われるかというと....、ココです ↓

ドライブセンターを 加工する角材の中心に打ち込む時デス!!

がつん、がつん。結構ツメを食い込ませています。

それから旋盤本体にワークをセットします。

使える道具を作るというのは とっても嬉しいのですが

逆に マレットをキズつけるのがコワくて使えるか心配な私です.....

 

 

こちら ↓ スキュー・チゼルという名の刃物の練習をした材料です。

「(この刃物で練習できるのは)あと3分!」みたいな

過酷な状況下での練習でしたが(笑)すごく可能性を感じてしまいました

スキュー・チゼル、という名前の響きが なんとも可愛らしい。

ボビンレースを編む時のボビン(細い棒状の糸巻き。下の写真参照)

を作るなど、小さな細工の加工に向いている様です。

(注:お察しの通り ↓ こちら決して私の物ではありません

このボビンも調べてみると シンプルでオーソドックスなカタチから

ゴテゴテの装飾品まで ものすごくいろいろなモノが存在していて興味深い。

ウィーンの美術館でアンティークと思われるレース編みだけを集めた展示室があったり

ブルージュのお土産屋さんの軒先で おばあちゃんが実演していたり

15世紀16世紀辺りで貴族の間で流行した

レースをふんだんに使った 富と権力の象徴ファッションを肖像画に見たり

ヨーロッパでは今でもわりと身近にレースを目にします。

ウッドターニングを通じて ボビンレースを見る目さえ変わってしまいそうです。

 

 

そしてこちらがメープルの大皿。

トップの写真、リンゴのサイズと比べてみて下サイ 

直径 約300ミリのビックサイズです。

フツーのお皿を作るつもりで挑みましたが

途中から(やっぱり→)思いつくままに加工しました。

こういった、ただカタチを追うことだけに走りすぎるのは

今回の「体験や作品制作ではなく 技術の習得」という趣旨に

反してしまうのですが ギリギリのところで許して頂きました。

「こういうカタチにしたい!!」と訴えることで  

また違った刃物の使い方を教わることも ありますしね。

 

どこを切っても素人ですが 素人っぽくならないように

最大限....気を....使った....つもり、です(くるしいー) 

フチには 製材されたままの荒い感じを残しましたが

木目が激し過ぎて テクスチャーの存在感が薄くなっちゃってます。

 

このメープルを削っている時にあらわれたジンマシンは

その後3日程で キレイに治りました。何だったんだろう???

別件で くるみをたくさんもらったので

食べながら 砕いてオイルにしてみようと思いまーっす 

 

 

 


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
メープルの瘤 (PAЯO)
2011-11-21 19:42:40
杢もカタチも良いっすねー。
個人的にはフチを残すなら、
これでもかってくらい粗い(荒い?方が
よりニヤニヤが増します。
もう原木の表皮とか桟積み時の表面とかチェンソー跡とか。

スキューは是非とも習得したい一品。
↓目標。高過ぎる頂。
http://www.youtube.com/watch?v=mr0-qrLfNE8&feature=feedf

何はともあれ若い世代のターニング女子も男子も
どんどん増える事を願って止まぬのであります。はい。
返信する
コメントありがとうございます♪ (サワノ)
2011-11-21 22:18:16
ターニング男子 PAЯO さん

原木の表皮やチェンソーの跡をフチに残すの、
カッコイイですね、やってみたいです!
リンクして下さったYoutube見ました。
こういう所でお勉強されているんですね、さすがです。
スキューにはやっぱり可能性を感じてしまいます。

年内にターニング女子の仲間入りしたい....


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仲間入り (PAЯO)
2011-11-23 00:38:07
しちゃって下さい!

真面目な話、家具部品などでスピンドルをやる場合
スキューは必須になるんじゃないでしょーか。
ですがヒジョーに扱いの難しい刃物なので
最初に良い先生に教えてもらえるのはスゴくラッキーだと思います。
とてもウラヤマシイ。

木の粉、南半球のマメ科の奴らとか
特に呼吸器にヨロシクないよーで。
他の木も繊維質の粉塵なので、吸い込んで体に良い事は無いでしょね。多分。

自己防衛しつつ、楽しみましょう!
返信する
コメント感謝デス! (サワノ)
2011-11-23 22:35:28
家具部品を作るためにスキューが必須になるような日が
私に訪れると良いのですが、実際には まだまだ
通帳と刃物の価格をにらめっこする毎日です

南半球のマメ科の奴ら?(←この表現面白い!)
一体どんな木??
....と思いましたらPAЯOさんのブログにありました、
ローズウッドとか黒檀ですね(笑)!

普段の仕事もマスク着用ですが、
職場の木の粉はハンパ無いので きっと気休めです。
川口先生からも 最初に自己防衛の大切さを教わりましたが
ここからきちんと言葉にして下さる方は信頼を置いてしまいます。
ご指導 ありがとうございます
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