貴重な梅雨の晴れ間に 掛川にある資生堂アートハウス、資生堂企業資料館に行ってきました!
こんな感じ、新幹線から見覚えのある方も多いはず ↓↓
まずは 高宮真介、谷口吉生の設計のアートハウスから見学。
6月も下旬に入るというのに 春をテーマにした展示会をしているのは少々 疑問に思いましたが
上村松園の長男、上村松篁を数枚 みることが出来たのは嬉しかった ↓↓
もちろん 展示品の撮影は出来ないので ポスターを撮ってます ↑↑
コレクションの中心は 資生堂が開催してきた展覧会に出品された絵画、彫刻、工芸品で
船越保武、船越桂、佐藤忠良、そう、前田青邨なんかもありました。
思っていたよりずっと見応えがあるし 更に無料で一般公開しているなんて
こんな企業、なかなか無いです。資生堂の芸術に対する情熱を感じてしまいます。
そして そのお向かいにあるのが 資生堂企業資料館 ↓↓
こちら、1872年に洋風調剤薬局として創業した資生堂の歴史的資料を展示する資料館で
パッケージデザイン、テレビCM、ロゴマーク などが公開されています。
中でも 明治から平成にかけてのポスター、新聞広告の変遷は圧巻!
60年代から70年代にかけての日本は高度成長期。
圧倒的、挑戦的で刺激的な広告は これぞ「デザイン」の世界。
写真 撮りたかったなぁ....
80年代から90年代にかけては トレンディでバブリー。
残念なことにバブルは知らないけれど 自分の中の記憶と広告がダブってくる面白さ。
00年代になると かつての大胆さはほとんど無くなり
中性的で可愛らしく優しい、落ち着いた雰囲気のモノが多い気がする。
あぁ....遠い昔の授業を思い出した。
私達、前田美波里サンや山口小夜子サンの名前を デザイン史で習ったのです。
「好きなもの 苺 珈琲 花 美人 懐手して宇宙見物」
アートハウスで展示されていた寺田寅彦のうた。