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思ったよりも頑張っている(失礼!)静岡市美術館で開催中の
「アルプスの画家 セガンティーニ 光と山」展に行ってきました!
日本では33年振りの回顧展になるそうです。
60点近い作品が並びました。
海外で開催された展示会の中で 最も作品数の多いうちのひとつだそうです。
倉敷、大原美術館の「アルプスの真昼」が
(静岡に限り?)出品されていなかったのは とっても残念です。
折角 姉妹作の「アルプスの真昼」(トップの写真、ポスターになっている絵)が
遠くスイスのセガンティーニ美術館からやって来たのにーっ!
並べてほしかったな....。
児島虎次郎 曰く「セガンティーニ以前にセガンティーニなく
セガンティーニ以降にセガンティーニなし」←かっこいいー
国立西洋美術館からは「羊の剪毛」が来てました。
「ヨーロッパをまるごと持って来い!」と言った
(か、どうかは分かりませんが おそらく言ったんでしょうね)
松方幸次郎が"松方コレクション"として 初期に手に入れたモノだそうです。
ロダンに憧れて彫刻を志した荻原碌山も セガンティーニに傾倒していたとか。
そんな日本人の好みから考えると 33年振りの回顧展というのは意外ですが
若くして亡くなった画家で 作品数も非常に少ないそうです。
当然 展示作品の撮影は出来ませんでしたが
こちら ↓ ベルリンの 旧ナショナルギャラリーで撮った「故郷への帰還」。
自分がいつからセガンティーニを気にし始めたのか もう忘れてしまったけれど
この画家はヨーロッパの美術館を歩きまわって 好きになった。と思う。
ベルリンで見つけた時には その筆の跡まで 数枚に渡って撮っている。
ここだけ見ると ↑ まるで印象派!
引きで見た時には 全くそんな感じはしないのに。
セガンティーニ展での解説によると
「細い線を平行に並べた様な形、その積み重ねで画面が構成される。
パレットは基本色に3原色とその補色からなる”純色”。
この点も含め フランスのスーラを代表する点描技法に通じるが
櫛で描いた様なタッチはイタリア独自のもの。
セガンティーニは1886年 "湖を渡るアヴェ・マリア"でこの技法を試みている。
イタリアの分割主義は1890年代に最盛期を迎え
続く20世紀初頭の未来主義に多大な影響を与えた」
セガンティーニ独特の、この筆跡は1880年代後半からの様でした。
はーーーっ。
アタマを使ったら おなかすいたーーーっ
美術鑑賞の後にハラゴシラエ
ご飯を食べながら 私の頭の中は「美術検定」のことでいっぱいだった。
と、言うのも たまたま チラシを見つけて見てみたら
[4級] 「モナ・リザ」「最後の晩餐」を描いたルネッサンスの巨匠は誰?
1.ラファエロ 2.レオナルド・ダ・ヴィンチ 3.ミケランジェロ 4.ティツィアーノ
[3級] 東福寺「阿修羅像」が含まれる仏像グループは?
1.四天王 2.八部衆 3.十大弟子 4.十二神将
[2級] デジタルシステムに介入することで展開する表現形式とは何?
1.パブリックアート 2.インタラクティブアート 3.パフォーマンス 4. シュミレーショニズム
....っと例題が載っていた。
チラシに載せる様な例題だから易しいのか、余裕。
いや、少し美術やアートに興味がある人ならこの程度 余裕なハズ。
そんじゃー受けてみようか?!
これなら試験勉強も苦ではない。
....っと思ったら 2級の検定料が7500円
....アホくさーい
....いいや別に級なんか持ってなくても
....さっ!!
もう一枚のチラシに切り替えましょうか!!
安曇野市豊科近代美術館で10月10日まで
「西洋の庶民生活家具展」をやってるそうです。
HPよりチラシの方がカッコイイ画面構成してます、
細かい装飾が施されたドイツやハンガリーのワードローブなんか、
どの辺りが"庶民家具"なの? と思いますけどね
豊科近代美術館が所蔵している家具だろうか?
椅子やテーブル、収納家具など 全部で90点ほど展示される様です。
ちょっと芹沢けい介コレクションを思い起こします。
行ってみたいけど ちょっと遠いかなぁぁあ。
やっぱ ↑ 中華は点心だよねー