いけいけ!!ボランティアナース

日々の出来事等を書いていきます。

今日は急に寒い~~

2007-04-16 13:50:17 | いけいけ!ボランティアナース
今日は今までとうって変わって
朝から雨が降って寒いです
せっかく暖かくなってウキウキしてたのに
今日はお家の中にジーッとしてなければいけません

では感想の続きです。


菅原さんのすごいのは、ぼやきつつ、しっかりムシムシとラッセルしていって、
やりたいこと、やるべきことを進めておられること。

かといってプライベートを犠牲にするばかりのガムシャラ主義ではなく、ちゃん
とおかあさん、おばあちゃんをやっておられるところ。

行政にたてつきながら、行政も無視できないようなリベンジを実践しつつ、まあ
いっぱいいっぱい似たような支店的活動を広げておられること。

遠くから拝見していても、敬服することばかりです



在宅医療・介護に興味を持ったのは父のターミナルをみての事です。
地方で体調を壊し、空港から私の勤務先に来て診察→検査~
某国立病院に転院して、結果は肺ガンの末期で余命半年程度との事でした。

その当時は在宅医療等という知識は全くなし、自宅に連れて帰った方が良いので
は…と思いながらも、最後まで病院に閉じこめてしまったような気がしていました。
家族の意見はそれで一致しておりましたが、自分の中にトラウマのような形で残
り、それは、在宅医療への興味へと変化して行きました。

インターネット・MLを通して在宅医療に従事している先生方からも多くのことを
学び、同業者にも知って欲しくて「在宅医療と介護」に関する研修会なども企画
しました。
菅原さんは、その時にお招きした講師のお一人でもあります。

さて、菅原さんの数々の武勇伝?は聞き及んでいるつもりでしたが、今回、この
著書を拝読しまして、それは、ほんの一端でしかなかった事だと理解しました。

病院に居るより家に帰りたい…
でも、それは不安だし…
在宅医療・介護を必要とする患者の心の叫びだと思います。

高齢者社会と言われてから、どれだけの月日が流れただろう?
その対応が遅々として進んでいないように感じるのは私だけだろうか?
行政の対応の悪さ、政策の矛盾、この先、どうなってしまうのか?

ボランティアナースの会キャンナスは、医療と介護の狭間で苦しむ人々の救世主
となるのではないか? と思えました。
孤軍奮闘の末、会を発足させ。
思いを同じくする仲間と共に「在宅ケアの新しい形」を創り上げ、継続させるパー
ワに改めて感嘆しました。

在宅医療・介護に従事している方々だけではなく、プロ意識を持ち、自身で考え
切り開くと言う発想は、様々な職種で参考になる様に思えます。

また、巻末に施設の立ち上げマニュアル、会の会則諸規定まで掲載されているの
にも驚かされました。
著者の考え、視点は、困っている患者さん一点に注がれているのです。
良い事だから、利害関係抜きで周知させて行きたい。

改めて、在宅医療・介護に関して考えさせられ、著者のパワーに元気をもらった
気分でした。 菅原さんの益々のご活躍を期待したい!
                                  宮下様