ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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BS平面アンテナをばらしてみた !

2018-11-28 |  アンテナとテレビ

キャン友さんから預かったBS平面アンテナ。

DXアンテナ 25形 BS平面アンテナ DSF-252という型番だ。

キャンカーの外で使えるだろうかとの問合せ。

さらに、出来ればうちのBSアンテナのように室内からコントロールするいい方法はないだろうかとの事。

 

見るからに室内用のアンテナだ。

直径が27cmと小さなものだが、コンバーターがパネル内にあるので大変コンパクトだ。

しかしこのアンテナもBSアナログ時代のアンテナだから相当に古い。

 

 

裏は、テレビの上か出窓に置いてBSの電波を受けられるように角度をつけて固定出来る。

まん中にアンテナ出力端子がある。

 

 

部屋の窓を開けて、衛星の方向へアンテナを向ける。

今日は快晴なので、雲等の減衰対象となるものも無い。

 

 

これはBS3chのアンテナレベル。

アンテナレベルはテレビやメーカーによって違うし、単位もないので定性的なものとして見る。

最大でレベルが52で、レベル28で画面にノイズが入りだした。

充分使える。

 

 

 

CSも全てのチャンネルは入るようだ。

レベル38が最高でレベルが15でノイズが入るようになった。

これも問題なし!

 

 

 

続いて、中を拝見。

スタンドを固定している4個のビスを外す。

さらに、樹脂カバーを外すのに小さなビスを6本外す。

 

 

すると、表のカバーが外れる。

樹脂のカバーは意外に薄くペコペコしている。

白く、穴が沢山開いているのは発泡スチロール製で、表面のアンテナの保護カバーだろう。

 

 

発泡スチロールを取ると、小さなアンテナが沢山見える。

 

 

それを拡大するとこんな感じ。

直径が1cmくらいのひげゼンマイのようだ。

これ1つ1つがアンテナだ。12GHzの電波だから、波長的には25mm程度。

ベースは鉄板でアンテナは樹脂で絶縁されている。

 

アンテナの裏は針が出ているだけ。

エッ?  こんなんでアンテナになるの?   ほんまかいなー ?

 

針は外側にいくほど長い。

コンバーターのピックアップは中心部だけ。

どういう原理で右旋円偏波を中心に集めるのか分からない。

どなたか、分かる人がいたら教えてほしい。

 

 

コンバーターはアンテナの裏側に位置している。

まん中の白棒のところがピックアップエレメントだと思われる。

 

 

コンバーター自体は、Oリングで空気を遮断されている。

コネクターにもOリングが入っているので水は入らないようだ。

同調を取っているネジがあるので、これ以上バラさないほうが良さそう。

 

 

室内アンテナだが、アンテナの底部に水抜き穴を設けている。

ベランダに持ち出して使用するくらいは考慮されている感じ。

アンテナ内部には簡単には水は入らないが、湿気た空気は出入りする。

その内錆びるだろうが、重要な箇所はきちんと防水されているので、何とか使えそう。

 

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4 コメント

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凄おい (ドラ)
2018-11-30 08:48:33
興味深いアンテナ構成です

ヘリカルアンテナで受けて うまい具合に波長を合わせて
合成しているのえすネ

参考になりますル
ドラさん (うなぎ)
2018-11-30 11:38:40
1ターンのヘリカルが126個あります。
裏面のエレメント長さを変えると電波が中央に集まるんでしょうかね。
高い周波数はよく分からないですね。
電波に色が付けば分かりやすいですが・・・。
Unknown (まろ)
2021-09-12 08:07:54
ラジアルラインアレイアンテナというやつですね。地板の鉄板が平面状の導波管を形成し、中心のプローブ素子から周囲のアレイアンテナ素子を非接触給電(結合)します。各アレイが外側にいくほどピンが長くなるのは、ピンが長いほど結合度が上がり中心からの離れることによる励振強度の低下を補います。結果、全アレイがほぼ同振幅で励振されメインローブの広角化やサイドローブ制御等のビーム設計を容易にします。ピンの長さは同時に励振位相も調整していて各アレイのヘリカル角度と合わせ所望の偏波になるよう設計されています。室内からビーム仰角コントロールしたい場合はアレイ円盤を回転させる方式がありますが改造や自作にはコスパ厳しいですね。
まろさん (うなぎ)
2021-09-12 09:09:01
コメントありがとうございます。
高い周波数は色々難しいものがありますね。
アンテナ理論の概略しか理解していないのでこんなアンテナを見るととても不思議です。
キャンピングカーに積むBSアンテナを小型化したいと色々試していると内部の構造や動作原理が知りたくなりました。

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