僕がブログをやりだしてから、4年くらいになる。
やりだしてからと言うのは、書こうと思って登録してからのことで、ほぼ毎日書きだしてからはまだ日が浅い。
サラリーマン時代は、一日の多くを会社生活に費やしているのでとてもブログを書く余裕など無かったが、それから離れると自分が漠然とやっていることも記録として残したくなった。
これはサラリーマン時代の習性かも知れない。
書くことで日々の生活の時間を多少なりともつぎ込んでいるので、それを実感して満足しているのかも知れない。
ブログというのは、普通の人が書いているから面白い。
面白いと言うと怒られそうな気がするが、今はネット社会なので人のブログを直接見ることが出来る。
色々な人が、自分の思いで自分の生活感などを書いている。
そんなブログを見ていると、へー、こんな生き方があるんだ、こんな考え方があるんだと感心させられる。
少なくともサラリーマン時代には、似たような人が集まり、似たような生活をしていたので、他の生き方があるとは考えた事もなかったし、かけ離れた生活をしている人は特別なんだと思っていた。
昔は立派な人の生き方を、本を読んだりテレビで見て感心したが、とても自分とはかけ離れたものだと思ったし、ドキュメンタリー番組などで、貧困にあえぐ人を見ても第三者的にしか見れなかった。
以前にテレビ番組の「家、ついて行ってイイですか?」についてブログにも紹介した。
終電に乗り遅れた人の家までついて行って、家の中にあるモノから、その人の人生を引き出そうとする番組だ
平凡で地味なフツーの人の生活だが、ぜんぜんフツーじゃない人生ドラマがある。
この番組も、人の書いたブログと同じように、こんな意外な生き方があるのかと感心させられる。
今まで自分の生き方が、人の生き方として代表的なものだと思っていたが、最近思うのは僕の生き方も一つの生き方でしかないということ。
60を過ぎてようやくこんな考え方が出来るようになった。
一緒に生活するカミさんの生き方もそれなりに尊重すれば、日々の生活ももっと楽しくなるかも知れない。