死亡:直江勝司さん(当時63) / 栃木県芳賀郡茂木町の整骨院の経営者
逮捕:関戸良一(60) / 住所不定、無職
逮捕:皆川昌弘(58) / 茨城県常陸大宮市、飲食店手伝い
・フィリピンなどでの遊興費のために
整骨院経営男性殺害事件初公判 執拗(しつよう)な殺害計画が判明
2012年、借金の返済を免れようと、栃木・茂木町の整骨院の経営者を殺害した事件の初公判が開かれた。
17日の法廷では、執拗(しつよう)な殺害計画が明らかにされた。
海外のテレビ番組で整体の指導をしている男性は、2012年6月、茨城・大洗町の海岸で遺体となって見つかった、整骨院経営者・直江勝司さん(当時63)。
その直江さんに対する強盗殺人などの罪に問われている関戸良一被告(60)の初公判が17日に開かれ、検察側は、犯行に至るまでのくわしい経緯を明らかにした。
検察側は冒頭陳述で、「2人は、ほかにも殺害計画を練っていた」と指摘した。
検察の冒頭陳述によると、関戸被告は、経営する民宿の経費やフィリピンなどでの遊興費のためにおよそ2,300万円を、また、共犯とされる皆川昌弘被告は、およそ700万円を直江さんから借りていたという。
2012年7月、逮捕前の取材に関戸被告は「(直江さんとはほとんど?)面識ないんですよね。(お金の貸し借りはあった?)ないなー。うん、ないな。一切ないです」と話していた。
しかし、検察によると、関戸被告らは、直江さんに対し「保険金が入ったら借金を返す」と、借金返済のため、関戸被告の民宿に放火し、加入していた共済金を借金の返済に充てようとした。
しかし、不審な点が多かったため、共済金は支払われなかった。
そこで、今度は、直江さんを殺害することで借金返済を免れようとしたと、検察側は指摘した。
2012年2月には、「直江さんをフィリピンに誘い出して、崖から突き落とし、殺害する計画を立てたが、失敗に終わった」と、検察側は冒頭陳述で指摘した。
さらに、その3カ月後にも、直江さんを殺害するために、皆川被告が経営するラーメン店で睡眠薬入りのラーメンを食べさせたが、薬が効かず、未遂に終わったという。
少なくとも、2度にわたる殺害計画の失敗。
関戸被告はその時すでに、自宅の裏に、直江さんの遺体を埋めるための穴を用意していたという。
そして2012年6月、関戸被告らは、直江さんを睡眠薬入りのお茶で眠らせ、川に突き落として殺害した。
関戸被告は、これらの起訴事実を認めている。
17日の公判で、弁護側は、「関戸被告は、皆川被告に従属的な立場であり、直江さんからの借金の利息も高かった」などとして、情状酌量を求めた。
(2013/07/17 18:12)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00250056.html
整骨院経営男性殺害 男に対し無期懲役の判決 宇都宮地裁
栃木・茂木町で、整骨院経営の男性を殺害した強盗殺人などの罪に問われている男に対し、宇都宮地方裁判所は、無期懲役の判決を言い渡した。
関戸良一被告(60)は、2012年6月、整骨院経営の男性から借りたおよそ3,000万円の返済を免れるため、栃木・茂木町でこの男性の頭を殴り、近くの川に突き落として殺害した強盗殺人などの罪に問われている。
23日の判決で宇都宮地裁は、「何度も殺害を試みては失敗していたにもかかわらず、さらに男性に睡眠薬を飲ませて殴り続けた」などと、強い殺意のもとで計画的に行われた犯行だと述べたうえで、「借金の大半は遊興費に充てていて、
動機は身勝手で酌量の余地はない」として、関戸被告に無期懲役の判決を言い渡した。
(2013/07/24 01:54)
茂木の強盗殺人:無期懲役を求刑 論告 /栃木
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
茂木町茂木、整骨院経営、直江勝司さん(当時63歳)を殺害して現金約1万円を奪ったとして、強盗殺人の罪などに問われた住所不定、無職、関戸良一被告(60)の裁判員裁判の論告が22日、宇都宮地裁(松本圭史裁判長)であった。
検察側は無期懲役を求刑した。
判決は23日。
法廷には意見陳述で直江さんの妻が出廷。
「お金が返せないという理由で人の命を奪っていいのだろうか。殺された時はどんなに痛かっただろう……。主人を返して」と涙ながらに、極刑を訴えた。
論告で検察側は、犯行に当たって睡眠薬や凶器のパイプ椅子などを準備していたことについて「犯行は計画的で、犯行態様も残忍」と非難した。
弁護側は、犯行は茨城県常陸大宮市、飲食店手伝い、皆川昌弘被告(58)=同罪などで起訴=が主導で計画していたことを挙げ、「皆川被告にも借金があり、それを免れるために、上下関係を利用して実行犯にさせられた」などとして、有期刑が相当と主張した。
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20130723ddlk09040073000c.html
茂木の強盗殺人 無期懲役…地裁判決
茂木町の整骨院経営者に対する強盗殺人罪などに問われた住所不定、無職関戸良一被告(60)の裁判員裁判の判決が23日、宇都宮地裁(松本圭史裁判長)であった。
松本裁判長は「主体的に犯行を行ったのは明らかで、犯行態様は残酷で悪質」として求刑通り無期懲役を言い渡した。
弁護側は、共犯の茨城県常陸大宮市、飲食店従業員皆川昌弘被告(58)(強盗殺人罪などで起訴)との間に「上下関係があり、指示されてやった。利用された」と主張し、有期刑を求めていた。
しかし、松本裁判長は、関戸被告が皆川被告が提案した絞殺ではなく、パイプ椅子で整骨院経営直江勝司さん(当時63歳)を殴打する殺害方法を自ら選択したと指摘。
台風接近で増水が予測される川に直江さんを突き落とした点からも「主体的・積極的に犯行に関与したのは明らか」とした。
(2013年7月24日)
茂木強殺 関戸被告に無期懲役求刑 栃木
2013.7.23 02:24
茂木町の整骨院経営、直江勝司さん=当時(63)=を殺害したなどとして、強盗殺人などの罪に問われた住所不定、無職、関戸良一被告(60)の裁判員裁判が22日、宇都宮地裁(松本圭史裁判長)で開かれた。
検察側が無期懲役を求刑、結審した。
判決は23日に言い渡される。
検察側は論告で「動機は極めて身勝手。残酷な方法で殺害している」と指摘。
一方、弁護側は「共犯者に利用されたという側面は否定できない。真摯(しんし)に反省もしている」として有期刑適用を求めた。
起訴状によると、関戸被告は皆川昌弘被告(58)=同罪などで起訴=と共謀し、直江さんからの借金計約3千万円の返済を免れようと昨年6月17日夜、茂木町内のログハウス内で直江さんに睡眠薬を飲ませた後、同18日未明、パイプ椅子で頭を数回殴打。
昏睡(こんすい)状態の直江さんを近くの川に突き落として溺死させ、現金1万円を奪うなどしたとしている。
茂木の強盗殺人:関戸被告が起訴内容認める 宇都宮地裁、初公判 /栃木
毎日新聞 2013年07月18日 地方版
茂木町茂木、整骨院経営、直江勝司さん(当時63歳)を殺害して現金約1万円を奪ったとして、強盗殺人の罪などに問われた住所不定、無職、関戸良一被告(60)の裁判員裁判の初公判が17日、宇都宮地裁(松本圭史裁判長)であった。
関戸被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、「パイプ椅子で殴った後、軽トラックにつないだロープで引きずり、川に突き落とす犯行態様は残忍」などと指摘。
弁護側は「深く反省している。厳しい刑を科すべきではない」などと述べた。
起訴状によると、関戸被告は、茨城県常陸大宮市、飲食店手伝い、皆川昌弘被告(58)=同罪などで起訴=と共謀して、昨年6月17日午後8時10分ごろ、茂木町の関戸被告方のログハウスで、睡眠薬を入れた飲み物を直江さんに飲ませた後、
頭をパイプ椅子で多数回殴打し、川に突き落として水死させたなどとしている。
関戸被告は直江さんに約2250万円の借金があった。
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20130718ddlk09040121000c.html
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