日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

[CBD SBSTTA22] (7/3) NGOミーティング

2018-07-03 23:03:01 | 生物多様性
参加者32名(日本人4名)

1.自己紹介

2.昨日の議題
・デジタルシーケンス
  コンタクトグループが形成された。
  リスクアセスメント・合成生物学については疑問の声、ジーンドライブについてはモラトリアム、IPLCに関するFPICへの言及があった。
・リスクアセスメント
  ガイダンスをブロックしようとする動きがあり、どれが必要か、という声があった。
・合成生物学
  新規緊急案件でない、という主張があったが、そうではないと考える。

3.昨日のサイドイベント
・IPBES

4.本日の議題
 全体として愛知ターゲット達成に向けた実施を強化するということを提言したい。
・議題6 進捗
・議題7 保護区
・議題8 海洋・沿岸
 今回、海洋ゴミ・冷水海域について入っていない。
  →EUの提言に入っているので、それ以外について発言すると良い。
 深海掘削などの問題についてCBDで何ができるか議論したい。
・議題9 気候変動
 小グループで情報提供したい。

5.情報提供
 Post2020についてWWFのワークショップがあった。CBDにもUNFCCCのパリ協定のようなものが必要だ、という声がある。しかし、UNFCCCは実行レベルが低いという課題がある。
  →UNFCCCはグローバル視点だがCBDは地域視点。この違いを考慮して検討すべき。


#本活動は平成30年度地球環境基金の助成を受けて実施しています。

[CBD SBSTTA22] (7/2) 本会議(午後)

2018-07-02 23:02:03 | 生物多様性
議題4 遺伝子組み換え生物のリスクアセスメントとリスク管理
この分野は詳しくないのできちんと聞けてません。締約国は、コスタリカ・ルワンダ・日本・インド・クウェート・モルドバ他から発言がありました。印象に残ったのはルワンダの「IPLCの伝統的知恵をどう組み込むか」という発言でした。
また、オブザーバーはIPLC/ユース/NGOからも発言がありました。
議長から、発言が込み入っているのでコンタクトグループを作ことが示されました。

議題5 合成生物学
こちらも同様です。ルワンダ・フランス・フィリピン・オランダ・ベルギー・メキシコ・ガテマラ・コスタリカ・日本・インドネシア・タイ・
ノルウェー・ボリビア・クウェート・ベネズエラ・スイス・カナダ・モルドバ・イギリスから発言がありました。
オブザーバーの発言は以下に記します。
IIFB:IPLCの権利追加、一部のモラトリアム。
→ガテマラ・ボリビア・ベラルーシ・ベネズエラ支援
ETC:Genedrive。一部の企業の取り組み。

→ルワンダ支援
IPLC:(書きとれず)
FoE Africa:予防的アプローチ。
農業関係のNGO:ジーンドライブ反対。食料を汚染する。


#本活動は平成30年度地球環境基金の助成を受けて実施しています。

[CBD SBSTTA22] (7/2) サイドイベント(昼)

2018-07-02 23:02:03 | 生物多様性
タイトル:生態学的・生物学的重要海域 ―科学的成果とその未来― (Ecologically or Biologically Significant Marine Areas - Scientific achievements and paving its future)
主催:生物多様性条約事務局・ドイツ政府・国際海洋生物多様性イニシアティブ(Global Ocean Biodiversity Initiative: GOBI)


元はNGOミーティングも行っているRoom Dだったのですが、ICAOで急遽別のイベントが7/2-3に開催されることになったため、本会議場に変更になりました。



・現在のEBSA定義における科学的ギャップ デューク大 パトリック・N・ハルピン氏

現在のEBSAの定義について、頑健性・完全性などの観点でレビューが進んでいる。また、EBSAで考慮されているデータ/考慮されていないデータ、得られているデータ/得られていないデータについての分析も進められている。
EBSAは現在14海域279ポイント319か所設定されている。南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(Commission for the Conservation of Antarctic Marine Living Resources: CCAMLR)が管轄する海域ではまだEBSAは設定されていない。
EBSA検討の際には海洋生物地理情報システム(Ocean Biogeographic Information System: OBIS)が活用されているが、データ量は海域により大きな差がある。


これまでの検討から、EBSAの定義更新に関する科学的ニーズが特定された。


また、検討に際してはEBSAを分類することが重要と考えている。4種類に分類できる。
生物地理学的なカバー率を見てみると、例えば熱水鉱床は21%しかカバーされていない。


海域の連結性について評価が進んでいる。プランクトンと遊泳生物(ネクトン(図に示されているのはクロマグロ))の例を示す。

それ以外にも、船の航行や漁業における利用についても考慮が必要となる。
これらを総合してEBSAの定義についてレビューされた。その結果、例えばEBSAを海面で指定するか、海山で指定するかにより、海域がずれる場合があり、現状のEBSAとよく合っている場所と合っていない場所があった。
見出されたギャップを埋めるためには、生物種と結びつけると検討しやすい。GOBIの生物データとつなげた検討が求められる。
様々な情報を追加し、検討を進めることが期待される。


・EBSAワークショップ CBD事務局リー氏
EBSAはどのような海域を指しているか?海洋保護区で、漁業制限区域でも、領海問題でもない。CBD COP9で決議された定義に基づき指定された海域を指す。現在までに南極を除く海域についてEBSAが設定され、それらを掲載したブックレットを作成した。


そこで、EBSAの今後を検討することになった。COP決議を変更できるのはCOPのみであることから、SBSTTAでも議論を進めている。


2017年12月にドイツでEBSAに関する専門家ワークショップを開催した。29ヶ国(日本は参加していない)・10組織が参加し、ラムサール条約等も意見を提出した。その成果はUNEP/CBD/SBSTTA/22/7のAnnexにまとめた。



・EBSAに関連する国際/地域プロセスについて分かったこと ダニエラ・ディズ氏


上記の海域について、新しいEBSAの指定をするために必要な項目について検討した。



そこから分かったことを示す。


EBSA定義の変更は科学的データに基づいて行うべきである。



・カナダでのEBSA設定からわかったこと 漁業と海洋カナダ ナディン・ウェールズ氏
2004年制定のDFOとEBSAを比較し、ガイドラインを作成した。


#本活動は平成30年度地球環境基金の助成を受けて実施しています。

[CBD SBSTTA22] (7/2) 本会議(午前)

2018-07-02 23:02:02 | 生物多様性


議題1 開会
・議長挨拶
暖かいモントリオールへようこそ。準備に感謝。
カルタヘナ議定書・名古屋議定書に関係する議題も同時並行で行うため、その融合を図る。
IPBES。
生物多様性の損失は継続している。努力を2倍・3倍に。ポスト2020年に向けた議論。生態系サービスの維持。さらなる資金・技術移転・科学に基づく政策決定、など必要。
野心的なポスト2020年フレームワーク。より良い科学によるより良い政策。
議題3で初めてデジタルシーケンスを取り扱う。
議題4はLMOリスクアセスメント。カルタヘナ議定書。ジーンドライブ。合成生物学とも関係。
議題5は合成生物学。
議題6は幾つかの愛知ターゲットに関する評価とその取り組みの加速。
議題7は保護区。自主ガイダンスの評価。
議題8は海洋沿岸。EBSAとその将来。水中騒音・海洋空間計画・SOI。
議題9は気候変動。自主ガイドライン。気候変動適応とDRR。
議題10は侵略的外来種。ガイダンス。
議題11は花粉媒介者の保護・持続的利用。IPBES評価に基づく取り組みの議論。
議題12はIPBES。
発言では挨拶、サイドイベント案内などをせず、提言に集中すること。
コンタクトグループ・FoC。一般公開不可。
ワールドカップ出場国はビデオストリーミングでインターネットを遅くしないように。

・事務局長挨拶
モントリオールへようこそ。議長が言ったことは繰り返しませんが、半年前は雪。
全員に祝辞を。CBD25周年。SBSTTAは継続的にCBDに貢献。拍手を。
日本等の資金提供国に感謝。
1100人が参加。IPLCなど多様なステークホルダーが参加。資金により将来の参加も。
今晩のレセプションはハッピーカナダデーをフランスとカナダで実施。
前回のSBSTTAからの進捗。愛知ターゲットに向かって進んでいるが、まだ不足している。
メキシコは前COPにおいて指導力を発揮した。持続可能な森林管理。
SBSTTAでのTransformative変化はまだ不足している。
科学は明確、鐘は鳴り続けている。
プラネタリ―バウンダリー。
気候変動はさらなる挑戦。
議論をより深めていこう。

・UNEP-WCMC
保護区・海洋・気候変動など。
第6次国別報告書の提出が進んでいる。
情報を提供する。

・黙とう
モーリタニア・ブルンジ・リベリアのフォーカルポイントが亡くなった。

・事務局
 マイクの使い方。発言の仕方。
 会期中文書のハードコピーはしない。各自で電子ファイルをダウンロード。必要があればオンデマンドプリント。

議題2
・議題
承認

・組織
承認

・オフィサー
 新しいビューロー
EU:人選説明。
コスタリカ:人選説明。
アイスランド:人選説明。
モルジブ:議論中。
ルワンダ:議論中。
ナミビア:アフリカグループはクリティカルな議論をしているので明日まで待ってほしい。
ボスニアヘルツェゴビナ:名古屋議定書の締約国でない点について議論中。
議長:今週後半で再度。ビューロー会合にオブザーバ参加可能。
議長:午後はモルジブ。明日午前はコスタリカ、午後はセントルシアの方。
議長:セネガルの方に所信表明を。
セネガル:全参加者を代表して発言。SBSTTA準備について祝福を。カナダの温かい歓迎に感謝。資金提供国に感謝。

〇議題3
事務局:INF2-4が関連文書
コスタリカ:商業以外のPSIへの自由なアクセス。
日本:合成生物学の議論は新緊急案件として取り上げられている。議論・解析は進んでいるが、まだ緒についたばかり。分析が新緊急案件の要件を満たすまでARTEGをCOP15まで延長すべき。
メキシコ:DSI ARTEGと研究報告。ギャップがある。デジタルシーケンスと遺伝子資源。様々な方法があり、一部は民間が行っている。情報はアクセスと公開ができるべき。コンタクトグループで議論したい。一部変えたい。
韓国:関連用語についてもっと議論すべき。
ブラジル:COP13でSBSTTAにCOPの3つの目的に関するデジタルシーケンスの評価をARTEGで行うように決定した。その結果を踏まえて、提言する。デジタルシーケンス、DSIは適切な言葉ではない。遺伝子情報・遺伝子資源、利益分配。事務局長にARTEGの遺伝子情報・遺伝子資源の検討に資金提供し、Face to Faceの議論を継続してピアレビュー。
NZ:デジタルシーケンス情報と遺伝子資源について、生物多様性保全について貢献する潜在力がある。が、もっと調査すべき。
トルコ:デジタルシーケンスについての科学的定義の精査が必要。
ガテマラ:事務局とARTEGに感謝。DSI。持続可能な利用。生物化学について遺伝子情報へのアクセスが必須。慎重になるべき。用語の精査が必要。SBSTTA22/2アネックス。情報でなく「データ」と書いてある。コンタクトグループで議論する。
カナダ:分子生物学などは保全のキー。ARTEGの13/14/15を強く支持。DSIは遺伝子情報とは異なる。事実を見つける研究・ピアレビューがさらに必要。
ドイツ:利益分配が重要。国際的な組織が必要。情報は自由にアクセスできるべき。
マラウィ:DSIは利益分配がきちんとされるべき。今の記述は公平で衡平でない。
フランス:ARTEG報告は1)DSIはCBD/名古屋議定書の遺伝子情報の定義に合わないとある。が、PIFの原則がある。研究のデザインが必要。COP決議に基づき修正を提案する。
フィリピン:アセアン代表。DSIの影響を懸念。
南アフリカ:マラウィ支持。データへのアクセスが重要。能力開発と技術移転が必要。さらなる研究等が必要。ARTEGへの専門家追加を。
ヨルダン:能力開発が非常に重要。
ベルギー:CBDの3目標認識。全ての開発を支持しない。DSIは遺伝子情報へのアクセス。DSIをCBD/名古屋議定書の文脈で説明すべき。
オーストラリア:DSIのオープンアクセスが重要。CBDと名古屋議定書に沿うべき。
Urgeパーティーにクリアメカニズムの組み込みを提供。
ボリビア:(書きとれず)
マレーシア:明確な用語定義を。
インドネシア:利益分配。
ミクロネシア:コスタリカ・ヨルダンの意見に近い。日本等がコメントした能力開発も必要。
スイス:DSIという言葉が不明。厳格な定義を。コンタクトグループで議論を。
オランダ:DSIという言葉を使うのは注意すべき。食料・健康等に影響。
インド:名古屋議定書の枠組みで評価すべき。
ベネズエラ:(書きとれず)
イェメン:(書きとれず)
ウガンダ:マラウィ等を支持。
EU:DSIについてはより検討が必要。コンタクトグループで議論。
ルワンダ:バイオパイラシー。
ベラルーシ:専門家を呼んで何度も議論した。用語定義と能力開発が必要。
タイ:用語定義明確化のためARTEG継続を。
エチオピア:ウガンダの能力開発支持。CBDで取り扱うべき。
中国:1)DSIのスコープを明確にすべき。2)DSIの用語定義明確化。コンタクトグループで議論。3)各国での登録。
スーダン:能力開発と技術移転。
コロンビア:DSIについては場所を所有している人との議論が必要。定義の議論が必要。
ノルウェー:新規緊急事項として重要。情報アクセスに不満。コンタクトグループで議論。
UK:ARTEGに感謝。DSIは適切な用語でない。土地所有者。公衆健康。名古屋議定書の遺伝子資源へのアクセスとDSIアクセスは同じではない。
スウェーデン:CBD/名古屋議定書の対象範囲を変えるべきではない。遺伝子資源へのアクセスとDSIアクセスは異なる。能力開発によりDSI活用できる国が増える。コンタクトグループで議論。
モロッコ:マラウィ等指示。ARTEG継続。用語定義と安全。
タンザニア:ウガンダ指示。能力開発。
GBIF:情報共有のバリアを取り除くことが目的。新たな情報共有の障壁。ARTEGの失敗。DSIの影響評価。
GYBN:衡平で公平な利益分配の原則。FPIC。DSI用語定義。
エクアドル:名古屋議定書を批准。能力開発。ARTEGの議論を継続。
IIFB:様々な新しい技術を使っているが、その母なる地球への影響は明確でない。その一つがデジタルシーケンス。名古屋議定書でカバーされるべき。


#本活動は平成30年度地球環境基金の助成を受けて実施しています。

[CBD SBSTTA22] (7/2) NGOミーティング

2018-07-02 23:02:01 | 生物多様性
一般社団法人CEPAジャパン(CEPA-J)の立場で生物多様性条約(CBD)第22回科学技術助言補助機関会合(The Twenty-second meeting of the Subsidiary Body on Scientific, Technical and Technological Advice (SBSTTA 22) )(2018年7月2日~7日)に参加するため、カナダのモントリオールに来ています。

CBD Allanceが主催するNGO Meetingに参加しました。参加者は30人(うち日本人は4人)でした。

1. 自己紹介
 前日に準備会合があったことと時間が短いことから、所属・名前・居住国について簡単に自己紹介しました。Global Youth Biodiversity Network(GYBN)のメンバーも参加しています。2020年のCOP15が開催される中国の草の根NGOの方が1名参加されていましたので、今後の連携に向けてご挨拶をさせていただきました。

2. アクション
 本日の議題である遺伝子関連に関するアクションがICAOの外で行われており、参加する際に気を付けるべきが説明されました。

3. 議題
 遺伝子関連の議題3件については、NGOから効果的に発言するために意見集約をすることになりました。議題をフォローしている人はデジタルシーケンス4名、リスクアセスメント8名、合成生物学8名でした。EUのポジションペーパーが参考になるとのコメントがありました。

4. サイドイベント
 合成生物学に関するETCグループのサイドイベントなどNGO関係の紹介がありました。

5. 明日の議題
 気候変動の議題について、「IPCCのドラフトには1.5℃ターゲットについて言及されている。それをCBDに盛り込むべき。」というコメントがありました。

6. ECO
 カナダデー(祝日)のためにプリントセンターが閉まっており、2アップ両面という仕様になりました。


#本活動は平成30年度地球環境基金の助成を受けて実施しています。

3月24日(土) 20時半~21時半はアースアワーに参加しよう!

2018-02-16 23:02:16 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
アースアワーをご存知ですか?WWF(World Wildlife Fund)が提唱し、世界中で行われている地球温暖化に関する啓発イベントです。日本では公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が推進しています。具体的なアクションとしては、世界中で同じ時間(現地時刻で20時半~21時半)に消灯することで、消灯の帯が地球を一周させようとするものです。

地球温暖化はサンゴ礁にも甚大な悪影響を与えると予想されていますので、その対策に向けてアースアワーも盛り上がって欲しいと思い、ご紹介します。

アースアワー2018のサポーターの一人であるさかなクンは、実は国際サンゴ礁年2018のアンバサダーでもあります。応援メッセージでもサンゴ礁保全を呼び掛けていますので、ぜひご覧くださいね~!


サンゴ礁を救うためにできる10のこと

2018-02-09 23:02:09 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
国際サンゴ礁学会(International Society for Reef Studies)が国際サンゴ礁年の取り組みとしてサンゴ礁保全の取り組みについての宣言を呼び掛けるサイトを立ち上げました。

Ten Things YOU CAN DO to Help Save CORAL REEFS
(サンゴ礁を救うためにできる10のこと(仮訳))


 以下、原文と仮訳でご紹介します。

1. Do ONE of the following: either turn back your heating or air conditioning by at least 1 degree Celsius or 1.8 degrees Fahrenheit and replace all your lights with LED bulbs OR invest in a renewal energy source or electric car
 次のうち1つを実行しよう:暖房・空調の設定温度を最低1℃戻し全ての電球をLEDに変える、再生可能エネルギーに投資する、または電気自動車にする

2. Keep flying to a minimum: aim for no more than THREE return air-tickets in a year and offset all your flights, for example with the WorldLandTrust
 飛行機の利用は最小限に:年に3回以上往復航空券を使わず全てをカーボンオフセットしよう(例えば WorldLandTrustのプログラムにより)

3. Reduce your meat and dairy consumption; we suggest eating meat no more than TWO times a week
 肉食と日々の消費を減らそう:お肉は週2回以内に

4. Make sure ALL the fish and sea-food you consume comes from sustainable sources
 魚と海産物は全て持続可能なものを買おう

5. Watch at least ONE film and read at least ONE book on Climate Change
 気候変動について最低1つの映画を観て、1冊の本を読もう

6. Explain to at least TEN contacts THREE or so key facts behind climate change and its impacts
 10人以上に気候変動とその影響に関する3つ以上の主な事実を説明しよう

7. Join ONE campaign to help protect reefs or oppose climate change
 サンゴ礁保全か気候変動対応のキャンペーンに1つ以上参加しよう

8. Organise at least THREE educational talks and/or showings of the film Chasing Coral
 少なくとも3回、教育の機会または映画「消えゆくサンゴ礁」の上映会を企画しよう

9. Write to at least THREE local elected representatives about corals and climate change
 少なくとも3人の地域の代表者にサンゴ礁と気候変動について手紙を書こう

10. Participate in or support at least ONE REEF CONSERVATION ACTIVITY. If you will be diving or snorkelling, learn how to recognise the different types of damage that can severely impact coral reefs, and send your observations to a relevant organisation. Alternatively, take part in or otherwise support a citizen science or volunteer project.
 少なくとも1つのサンゴ礁保全活動に参画または支援しよう。もしダイビングやシュノーケリングをするなら、サンゴ礁に重大な影響を与えるダメージについて理解し、観察結果を関連する組織に送ろう。または、市民科学やボランティアプログラムに参画または支援しよう。

国際生物多様性の日 今年のテーマは?

2018-02-08 23:02:08 | 生物多様性
毎年5月22は国際生物多様性の日(International Day for Biological Diversity)です。生物多様性条約の事務局から今年のテーマが発表されました。

"Celebrating 25 Years of Action for Biodiversity"
(生物多様性への取り組み25周年記念(仮訳)).


生物多様性条約が制定されるきっかけとなった1992年の地球サミットから、もう四半世紀が過ぎました。生物多様性保全をめぐる状況はまだまだ厳しいものがあります。

夏にはカナダのモントリオールで第22回科学技術助言補助機関会合および第2回条約実行補助機関会合、秋にはエジプトのシャルムシェイクで第14回締約国会議が開催されます。さまざまな議論がなされる予定でが、締約国を含む全てのステークホルダーの取り組みを加速できる決議がでるよう期待したいと思います。私も多様な立場で提言をしていきます。

Google Earthでサンゴ礁の海に飛び込もう!

2018-02-05 23:02:48 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること

国際サンゴ礁年を記念して、国際サンゴ礁イニシアティブ(International Coral Reef Initiative (ICRI))がGoogle Earthで各地のサンゴ礁の海の様子とサンゴ礁に関する知識を提供しています。

国際サンゴ礁年スペシャルコンテンツ

美しいサンゴ礁の写真と共に紹介されているのは以下の内容です。
・国際サンゴ礁年
・サンゴ礁とは
・サンゴ礁の多様性
・世界のサンゴ礁
・サンゴ礁への世界規模の脅威
・参加する
・近くで見るサンゴ

日本語でお読みいただけます。ぜひご覧ください!


サンゴ礁生態系保全行動計画フォローアップワークショップ(その4)

2018-02-03 17:35:03 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
(4)その他
①ICRI/GCRMN
ICRI:フランス・マダガスカルからオーストラリア・モナコに事務局が移った。
第32回総会(2017年)ではマイクロプラスチックに関する決議などが採択された。
これからの方向性。ポスト大規模白化→気候変動対策強化。東アジア支援(地域会合)、IYOR国内活動推進ととりまとめ。
GCRMN:ボランティアで地域ノードを設定し、地域のサンゴ礁モニタリング情報の収集を進めている。日本は北東アジア(日本・中国・韓国・香港・台湾)。現在は東南アジアノードと一緒に東アジアとして活動している。2004/2010/2014年に東アジアレポートを発行。アジア太平洋サンゴ礁シンポジウムを開催。今年は6月に開催。
今後、地域レポートとグローバルレポートを作成する予定。

C(土屋):幾つかの会議に参加し、環境省に「国際会議の成果が地域に反映されないと意味がない」という話をしている。その一つが保全行動計画だろう。また、IYORの取り組みだろう。

②IYOR2018
共通のロゴ・ポスターを活用。公式Facebookをオフィシャルサポーター制度を設定。アンバサダーとしてさかなクンを任命。キックオフシンポジウムについて報告。

③白化
石西礁湖の結果は前述のため省略。モニタリングサイト1000の速報について紹介。

Q(中野):苦言。大規模白化緊急対策会議でも言った。平均被度で語るのは止めて欲しい。白化で種構成が変わっている。だからどうすればいいかは変わっているはず。
プレスリリースにアナサンゴモドキが使われているが、白化感度違う。
C(土屋):どうすればいいのか?
A(中野):例えば感受性の違いで分ける。植生で言えば杉とヒノキで分けたデータがある。
C(土屋):環境省も分かっている。どうすればいいか、アイデアを出していたダ蹴れば有り難い。
C(木村):モニタリングサイト1000では簡単な調査しかできていない。このような会議の時には環境省からこのデータしか出てこない。種レベルは研究者がやるべきでデータを出していい。
C(土屋):自分自身はやりあっていいと思う。このような場では「研究者はもっとデータを出せ」と言っていい。ただ、そのような場を作ってこなかったかもしれない。より良い方向に進めたい。

〇環境省挨拶 奥田課長
長時間有難うございました。
宮古島で開催したいということで、宮古島市役所の関係者の皆様に感謝申し上げます。
このような会議の時には「忌憚のない意見を」と申し上げるが、本当に「忌憚のない意見」が出た。下地市長が「実りの多い会議に」と言われたが、まさにそうなった。自分も那覇事務所長をしていて、宮古には遊びで5回、仕事で2回きた。東京にいると地域のことが分からなくなってくる。モデル事業は3箇所に過ぎないが、このような場を作ることで議論したい。
白化に対してどうするのかという意見についても、行動計画をしっかりやっていけば白化対策もかなりできると思う。
来年は中間評価。目標となる2020年に向けて、昨年の緊急会議を現場に反映させるためにどうしたらいいか、H30年が節目の年になる。環境省だけでなく、それぞれの人が活動していただければと思う。
IYORにも重なっている。手を取り合って進めたい。
明日、シンポジウムがある。エコアイランド構想とも絡む。土屋先生、梶原さんもパネラーをされる。ぜひ参加を。梶原さんから市の取り組みが十分できていないと言う話があったが、エコアイランド構想や下水道では進んでいる。自然保護の人だけでは進まない、ということを市民の方に伝える良い機会になると思います。