今週のスポットライト
2015年09月19日 ゲスト:岡田憲治さん(政治学者)
今回は安保法案の可決・成立を受けて急遽、政治学者で専修大学法学部教授の岡田憲治さんにお越しいただいて、特別企画でお送りしました。岡田さんは3ヵ月前(6月27日)に続いてのご登場。
「こんな事態を招いたのは、2014年12月の衆院選で自民党を大勝させたから。デモに行くことは大事だけれど、きのうデモに行った人たちの中で去年の選挙には行かなかった人にはそれを言いたい」と言う久米さんに対し、岡田さんは「選挙に行こうにも、勝てる候補を立てて選択肢をきちんと作らなかった野党側に責任がある」。
これまで「院内」と「院外」は全く別の世界だったが、今回のデモと野党の動きをみると、初めてそれが一緒になったといいます。大事なのはここから。ここから野党がなにもやってくれなかったら、もう誰も野党に希望はない。
一方、私たちが今回学んだのは、どんなに長い年月をかけて民主主義の手続きを重ねてきたとしても、どんなに議会のルールがあろうとも、「そんなの関係ねえ!」と言われたら、一瞬ですべてがくずれることがあり得るということ。
安保法案成立から一夜明けたばかりのタイミングなので、感情的な言葉が飛び交いがちですが、岡田さんの静かで力強い言葉が胸に沁みました。
「頭はクールに、ハートは熱く、作戦は具体的に」
これが岡田さんのモットーだそうです。
<ゲストの一言>
もっと時間があれば、久米さんが見てきた政治の風景と僕が見てきた風景がどう違って見えるのかという話や、今の若者をどう評価するのかそれぞれの考えをつき合わせるということをやりたいですね。もっとお話ししたいです。
でも、いつかそういうチャンスが来ると信じてます。
僕が久米さんにお聞きしたい話もいっぱいありますし、それまで研鑽を積んでおきます。
ありがとうございました。
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