あしなが発祥の地で孤軍奮闘。 (秋田魁新報より)
あしなが募金、大学生が孤軍奮闘 担い手不足、活動支える
2017年5月16日 11時26分 掲載
遺児への募金を呼び掛ける田口さん=先月29日、JR秋田駅
病気や災害、自殺で親を失った子どもへの奨学金を募る「あしなが学生募金」。約50年前に秋田から全国に広がったこの運動は、これまで多くの子どもたちの進学を支えてきたが、近年は活動主体となる学生ボランティアが減り、募金額も減少傾向にある。発祥の地である秋田県も同様で、現在は実質1人の大学生が支えている。
「私も遺児の一人で、奨学金がなければ大学に進学できませんでした」。先月29日午後、JR秋田駅の中央改札口前で学生募金事務局秋田ブロック代表の田口咲月(さつき)さん(20)=秋田公立美術大2年=は募金箱を手に、道行く人たちに頭を下げていた。
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