最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

●マガジン(7-15)(1)

2009-07-15 01:37:11 | 日記


Hiroshi Hayashi++++++++June09++++++++++はやし浩司

●認識の甘さ(Overly Optimistic Diplomacy)

++++++++++++++++++++

中朝国境付近でK国側に身柄を拘束された、
アメリカ人記者、2人の判決が出た。
「12年の労働教化刑(懲役刑)という。

判決はともかくも、この事件の発端は、2人の
記者の認識の甘さと考えてよい。
報道によれば、2人は一度、K国内に侵入している。
手引きをしたのが、K国側のスパイだったという。
そして中国側に一度出たところで、身柄を拘束
された。
もしそうだとするなら、2人は
まんまとワナにはまったとみてよい。

その結末が、12年の労働教化刑!

++++++++++++++++++++

●C・ヒル氏

 この事件を最初に知ったとき、私がまず感じたのが、認識の甘さ。
「アジア情勢をナメている」というか、「甘く見ている」というか。
その心情は、アメリカの前国務次官補のC・ヒル氏のそれと相通ずる。

 あのC・ヒル氏は調子に乗って、ニューヨーク・フィルをピョンヤンまで
連れてくるようなことまでした。
が、K国は、そんな国ではない。
そんな国でないことは、私たち日本人なら、みな、知っている。

 2人の記者への同情心は、残念ながら、私たちには、ほとんどない。
2人の記者は、中朝国境へ向かう前、アメリカ人牧師に警告されていた。
その牧師は一度身柄を拘束されたが、命かながら、K国を脱出した。
そういう経験の持ち主である。
そういう牧師の警告を無視して、2人は、K国領土内に侵入した。

 つまり日本人の拉致問題とは、基本的には、異質の問題である。
入りたくて入ったアメリカ人記者と、行きたくもないのに、誘拐された
日本人被害者。
同じように同情しろというほうが、無理。
そればかりか、その意図が不明。
私には、ハネあがった2人の記者が、自分の名声のために、K国にノコノコと出かけて
いったようにしか思えない。
あのC・ヒル氏のように!

 時事通信は、つぎのように伝える。

【ソウル8日時事】

『K国中央通信は8日、K国の中央裁判所(最高裁に相当)が、拘束中の米国人女性記者
2人に対し、12年の労働教化刑を言い渡したと伝えた。オバマ米政権がK国の核実験を
受け、テロ支援国再指定検討など制裁強化の動きを見せている中、米国への挑発を強めた
形だ。今後、米国は身柄解放に向け、K国との交渉を働き掛ける方針だが、難航するとみ
られる。

(中略)

 判決を受けたのは、米ケーブルテレビ局のローラ・リン、ユナ・リー両記者。2人は3
月17日、中朝国境地帯で脱北者問題を取材中に捕らえられ、その後、「不法入国と敵対行
為」などの罪で起訴。K国中央通信は6月4日に「裁判を4日午後3時から始める」と異
例の事前報道を行っていた。

 今後の日程は明らかとなっていないが、これで判決が確定する可能性が高い。K国の刑
法では、朝鮮民族敵対罪は5年以上の労働教化刑で、特に、事案が重大な場合は、10年
以上としている』(ヤフー・ニュース・09年6月9日)。

 同情はしないが、不幸な事件である。
オバマ大統領も、それをよく知っている。
が、これがもし拉致であったとしたら……。
アメリカのカルフォルニアに在住している女子中学生が、拉致され、K国に連れて
行かれたとしたら……。
オバマ大統領は、海兵隊を派遣してでも、その中学生の奪還を試みるだろう。
またそういうことでもしないかぎり、アメリカの世論は、納得しないだろう。

 あのC・ヒル氏にいたっては、リップサービスだけで、拉致問題について本格的に
話し合った形跡は、ゼロ。
そればかりか、「拉致問題を棚上げして、K国援助に加われ。さもなければ、K国を
テロ支援国家指定から解除する」とまで言い切った。
そして事実、2日をおかないで、電撃的に、指定から解除してしまった。
「日本ロビーが動き出す前に……」と。
 
 こうした認識の甘さは、オバマ大統領にもあるのではないか。
いまだに「話し合いを重視」とか、何とか、夢のようなことを口にしている。
C・ヒル氏がしたのと同じ失敗を繰り返そうとしている。
結局は、彼らは、アジアのことは何もわかっていない。
私には、そうとしか、思えないのだが……。


Hiroshi Hayashi++++++++June.09+++++++++はやし浩司

●激太り

+++++++++++++++++++

久しぶりに、ワイフの友人のKさん(女性、68歳)を見て、
驚いた。
ほんの半年前までは、むしろ痩せ型の、ほっそりと
した人だった。
が、先月(5月)に会ってみたら、まるで別人の
ようになっていた。
太っていた。
顔が、お月様のようになっていた。
その直後、私はKさんのうしろ姿を見たが、太って
いるというよりは、体全体が、ポテポテとなったような
感じだった。

言い忘れたが、Kさんというのは、最近、専門医に
アルツハイマー病と診断された女性である。
私のエッセーの中でも、たびたび取りあげてきた。

……と書いても、どうか誤解しないでほしい。
診断名はどうであれ、会って話している間は、Kさんは、
ごくふつうの女性である。
ちゃんとした会話もできる。
道理も通ずる。
ただ、どこかものの言い方もぶっきらぼうで、人の話を聞かない。
一方的にペラペラとしゃべるだけ。
繊細な会話ができない。
そういった特徴はあるにはあるが、ごくふつうの人と、どこも
ちがわない。
それに以前からそうだったといえば、そうだった。
最近になって、とくにそうなったというわけではない。

が、そのKさんが、わずかな期間で、激太りした!

+++++++++++++++++++++

●高齢者の激太りは危険?

 「高齢者の激太りは危険」なのだそうだ。
『アルツハイマー病にならない』(朝日新聞社・井原・荒井著)の中にも、そう書いてある。
いわく「女性が高齢になってから過剰に体重を増すことは、認知症の危険因子と考え
られました」(P114)と。
(ただし正確には、ApoE遺伝子が関連していて、その遺伝子があると、たとえば摂取
脂肪が多いばあい、リスク度が約2・3倍になるという。)

が、因果関係については書いてない。
(認知症になると、激太りすることもあるのか)、それとも(激太りしたから、
そのことによって、認知症が進むのか)。
同書の中では、「肥満は、アルツハイマー病の危険因子のひとつ」とある。
肥満がよくないことは、それでよくわかる。

 で、私の解釈によれば、アルツハイマー病というのが、避けることのできない、
また治療法が確立していない病気であるとするなら、(認知症になると、
激太りすることもある)と考えるほうが、妥当ということになる。
認知症になれば、(アルツハイマー病も当然、それに含まれるが)、当然のことながら、
自己管理能力そのものが低下する。
手当たり次第、そこらにあるものを何でも口の中に入れるようになる。
思い込みも激しくなり、うつ病を併発することもある。
うつ病薬というのは、基本的にはどれにも、食欲増進薬と考えてよい。
うつ病薬を服用したため、劇太りしたという話はよく耳にする。

 つまり、(アルツハイマー病)→(自己管理能力の低下)→(思い込みがはげしくなる)
→(うつ病の併発)→(治療薬の服用)→……と進んで、Kさんは激太りした(?)。

 私が「あんなに変わってしまうと、街ですれちがっても、わからないよ」と言うと、
ワイフも「そうねエ~」と。
つまりそれくらい、Kさんの顔つきは変わってしまっていた。

 が、この問題だけは、まさに「明日はわが身」。
けっして他人ごとで、すまされない。
仮に健康でこのまま老齢期を迎えたとしても、満80歳を過ぎれば、約80%の
人が、90歳を過ぎれば、約90%の人が、認知症になると言われている(某介護
センター所長の言葉)。
早いか遅いかのちがいがあるだけで、私もあなたも、みな、そうなる。

 加えて現在、私はダイエット中。
毎日が空腹感との闘い。
それだけにKさんの話が、身にしみた。


Hiroshi Hayashi++++++++June.09+++++++++はやし浩司

●特別の日(My Special Day)

++++++++++++++++++++

パジャマを脱いで、
白いシャツを着る。
薄緑の、明るいネクタイを締める。
灰色のズボンをはく。

ひげを剃って、
顔を洗う。
髪をといて、
もう一度、ネクタイを締め直す。

台所に行って、洗い物をしている
ワイフに、声をかける。

「誕生日、おめでとう!」

今日は特別の日。
休みにした。
だれにも会わない。
パソコンも持ち歩かない。

そのときアメリカにいる
二男から電話がかかってきた。

それを受けてワイフは
うれしそうに笑っていた。

+++++++++++++++++++++

●「フライト・シミュレーターX」で、空を飛ぶ

 昨夜、マイクロソフト社の「フライトシミュレーターX」を買ってきた。
ほぼ3年ぶりである。
「3年ぶり」というのは、3年ぶり。
それ以前は毎日のように、そのゲームで空を飛んでいた。
で、今回は、「X」。
最新版である。
つい先日、マイクロソフト社は、フライトシミュレーターの開発部を解散した。
だからこの「X」が、最新版、かつ最終版。

 が、進歩とは、こういうことをいう。
この4~5年で、フライト・シミュレーターは格段の進歩を遂げた。
雲を突っ切って、空を自由に飛び回る快感は、何物にも代えがたい。

 ゆいいつの難点は、(それ故に、この3年間遠ざかっていたのだが……)、
あまりにもリアルすぎて、しばらく遊んでいると、船酔いならぬ、
空酔いをしてしまうこと。
だから遊んでも、30分程度が限度。
それ以上遊んでいると、吐き気がしてくる。
自分にそう言い聞かせながら、ソフトをインストールする。

 今ごろ三男も、同じようにして空を飛んでいるにちがいない。


●1日、1万件!

 先ほど、アクセスカウンターのついているHPとBLOGのアクセスカンターを
チェックしてみた。
 すべてにカウンターがついているわけではない。
が、それでも、それらを合計すると、昨日のアクセス数は、合計(累計)で、
1万件以上もあった。
このところ毎日、同じような数字が並ぶ。
月間ベースになおすと、30万件!

 30万件だぞ!
これにマガジン読者数を加えると、月間35万件以上!
35万件だぞ!

 現在、とくに力を入れているのが、「BW公開教室」。
このページにはアクセスカンウンターを設置している。
それによれば、このページだけでも、昨日も、400件前後のアクセスがあった。
(実際には、アクセス件数(回数)よりも、ダウンロード量(転送量)のほうが、重要。)

 ますますやる気が出てきた。
この先、プリント教材も公開してみたい。
今朝、試しに、何枚かを公開してみた。
興味のある方は、ぜひ、訪問してみてほしい!


●映画『ダウト(Doubt)』

+++++++++++++++++++

映画『ダウト』を見てきた。
星は2つの、★★。
メリル・リープ演ずるシスターは、疑惑の
牧師にカマをかけて、結果的に、牧師を
学校から追い出すことに成功する。

が、英語には、(カマをかける)という表現は
ないらしい(?)。
何かしら回りくどい説明を繰り返していた。
(日本語なら、「カマをかけた」という、その一言で、
すむのだが……。)

カマをかける……「相手に本音を吐かせるため、
たくみに誘いをかけること」(広辞苑)とある。
カマは「鎌」と漢字で書く。

敬虔なクリスチャンであったがゆえに、そのカマを
かけるということに、宗教的な罪悪感を覚えた
のだろう。
「カマをかける」というのは、「相手にウソをつくこと」
を意味する。
それがまた、この映画の柱になっている。

全体として、何かしら尻切れトンボのような感じの
映画だった。
だから星は2つ。
もう少しハラハラさせてくれたら、星は3つ。
全体の流れが、どこかチグハグだった。

(1)人を疑うというのは、いやなこと。
たいへんなエネルギーを消耗する。
いわんやあそこまで疑いつづけるというのは、
ふつうの神経の持ち主にはできない。
そこが不自然だった。

(2)牧師は果たして性的いたずらを繰り返して
いたのか?
結果的に見ると、「していた」ということに
なる。(オチを話してしまって、ごめん!)
しかしあそこまで、あいまいにしたまま、
映画を終わってしまうというのは、少し
不親切。
難解な文学小説を押しつけられたようで、
不愉快だった。

(3)牧師は(悪)、シスターは(善)という色分けが、
少し濃すぎた。
演技が少し極端すぎた。
たがいにもう少しマイルドに演技したら、もっと
よい映画になった。
本来なら、善であるシスターのほうに感情移入を
すべきなのかもしれないが、それができなかった。
私には、頭がカチンカチンのシスターにしか
見えなかった。

……ということで、やはり星は2つ。
残念!
(090610)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

コメントを投稿