最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

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2010-12-31 09:47:25 | 日記

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

はやし浩司 2010-12-11

●映画『ロビン・フッド』★★★★+

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昨夜、仕事が終わってから、映画『ロビンフッド』を
観てきた。
主演は、ラッセル・クロウ。
久々に、痛快な映画を観た。
胸がスカッとした。
「娯楽映画は、こうでなくちゃあ!」という映画だった。
ストレス解消には、最高!
星は4つの、★★★★+。

「カンヌ国際映画祭オープニング上映作品」というだけに、
期待も大きかった。
で、その通りの映画だった。
観終わった後の爽快感がすばらしかった。
映画館を出た後、ワイフと2人で、「よかった」「よかったね」と。

が、観客は、私たち(ワイフと私)を含めて、4人だけ。
金曜日の夜というのに……。

ワイフはこう言った。
「あんなすばらしい映画なのに、4人だけ?」と。

不景気なのか。
寒いからなのか。

何かのことでムシャクシャしている人は、『ロビンフッド』を
観たらよい。
先にも書いたように、ストレス解消には、最高!

つぎはいよいよ、『トロン』。
30年近く前に、前作を観た。
当時としては、衝撃的な作品だった。
その続作。
楽しみ!

帰る途中に、回転寿司屋で、遅い夕食。
私が4皿。
ワイフが4皿。
寿司がこんなに気軽に食べられるようになるとは、
想像もしていなかった。

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●読者の方より

 昨日、京都に住んでいる23歳の女性から、メールをもらった。
うれしかった。
それには私の書いた原稿を読んで、「救われました」とあった。
「文」を通して、心が通い合う。

浜松に住む私と、京都に住むその女性。
63歳の私と、23歳の女性。
その原稿を書いたのは、ずっと前。
過去の私と、現在のその女性。
こんなすばらしいことはない。
そのすばらしさを、実感した。

 Gさん、ありがとう!


●「文藝春秋」

 私が学生のころは、「文藝春秋」と言えば、「権威」そのものだった。
「文藝春秋を読んでいる」と言うだけで、ステータスだった。
雑誌といっても、捨てる人はいなかった。
たいていみな、本箱にずらりと並べていた。
今でもその地位は不動。

先週も、「日本の論点2011」(文藝春秋版)を買った。
「日本の論点」というような良書となると、今は、少ない。
が、影響力となると、相対的に、低くなった。
若い人たちで、文藝春秋を読んでいる人は、ほとんどいない。

 が、昨日、こんな経験をした。
「英語教育は不要、論語教育を」という記事を読んだときのこと。
「こんな暴論を載せるようでは、文藝春秋もおしまいだな」と。
つまり私のような人間でも、文藝春秋を批判できるようになった。
アラというか、ボロがわかるようになった。

 40年前はどうだったか、知らない。
しかし今は、マスコミの世界で知名度をあげた人だけが、名前を連ねている。
つまり有名人にぶらさがったような記事ばかりを、並べている。
内容よりも、そのときの知名度?
こうなると、雑誌としての命は、短い。
手っ取り早く、話題性だけを追求している。
編集者が、(本気)を喪失している。

 数年前までは、「現代」「諸君」そして「文藝春秋」、そのうちのどれかを、毎月
買っていた。
が、ここ数年、ほとんど買っていない。
それには理由がある。

 あるとき文藝春秋を読んでいたとき、こう感じた。
「文藝春秋は、私たち庶民を相手に雑誌を売りながら、その実、私たち庶民をゴミの
ように思っている」と。
つまり私やあなたのような無名人は、もとからお呼びではない、と。
わかりやすく言えば、過去の亡霊にとりつかれたまま、庶民性を見失ってしまった。
「文藝春秋の名前が目に入らぬか! 控え折ろう!」と。

 が、これでは庶民にそっぽを向かれて当然。
だから私はこう思った。
「私など、もとから相手にされていない。だったら、私も文藝春秋など相手にするか」と。
しかし庶民だって黙っていない。

 昨日も、BLOGへのアクセス数(5誌合計)だけで、6000件を超えた。
ホームページへのアクセス数は、毎日、平均して、5000件はある。
ほかに電子マガジン。
毎月12回、発行している。
この読者が、計3500人。
YOUTUBEへのアクセス数が、毎日600件以上。
みながみな、好意的な読者とはかぎらない。
しかしアクセス数だけをみるかぎり、毎月30万件をはるかに超えている。
月によっては、50万件を超えることもある。
かたや文藝春秋は、毎月の発行部数は60万部前後。
あと一歩で、文藝春秋の発行部数を超えることができる。
 
 一寸の無名人にも、五分の魂。
どうか忘れないでほしい。

●出版社

 インターネットの普及とともに、どこの出版社も青息吐息。
本そのものが、売れなくなった。
そこで出版社は、「話題性」という言葉をよく使う。
つまり「売れる本」。

 私もある英語月刊雑誌の創刊企画を手伝ったことがある。
『ハローワールド』(学研)という雑誌である。
そのあと編集企画の仕事もした。
当時、その雑誌は一時、月間27万部の売り上げを記録した。
だから編集者の気持ちも、よくわかる。
が、雑誌社というところは、不思議な世界で、「人を育てない」。
わかりやすく言えば、雑誌社でいくら仕事をしても、そのあとの仕事につながって
いかない。
社内のしくみそのものが、そうなっていない。

 一方、有名になるのだったら、テレビに顔を出すのがいちばん。
有名になれば、仕事は、外から舞い込んでくる。
その「外」のひとつが、雑誌社。
雑誌社ほど、有名人に弱い。
だからその有名人たちは、いつもこう言う。
「中央で有名になって、地方で稼げ」と。

 「話題性」の中には、当然、著名性が含まれる。
肩書き、地位、キャリアもそれに含まれる。
雑誌社はそれらをうまく利用して、売り上げを伸ばす。
「本」といっても、雑誌社の世界では、「商品」。
「この人が話題になっている。この人を使ってみよう」
「あの人は、肩書きをもっている。その肩書きを利用させてもらおう」と。

 が、ここにきて強敵が現れてきた。
「インターネット」と呼ばれる強敵である。
言うなれば、「商品でない文章」が、自由に、しかもタダで手に入るようになった。
少し前までは、「安かろう、悪かろう」の文章がほとんどだった。
実際、つぎのように書いていた出版社もあった。

「本というのは、編集者や校正者などの手を経て、ていねいに作られる。
つまりインターネットに氾濫する文章とは、格ががちがう」と。

 しかし今では、それも逆転した。
インターネットでも、良質な文章を読むことができるようになった。
情報にしても、自分のほしいのを、ねらい打ちできる。

 広告費の増減をみるまでもなく、勝敗はすでに決まっている。
結論から言えば、雑誌の時代は、終わった。
……ということなら、だれにでも書ける。

 そこでどうだろう、こう考えては?
これは新聞社についても言えることだが、記事にはQRコードをつける。
「もっと詳しく知りたい人は、ここからアクセスしてください」と。
つまり雑誌をインターネットと連動させる。

 たとえば「英語教育廃止論に対して、はやし浩司という人が、反論記事を書いている。
それを読みたい人は、ここからアクセスしてください」と。
つまりインターネットを「敵」と位置づけるのではなく、インターネットを雑誌の
中に取り込んでいく。
裾野を広げる。
そうすれば、庶民性もぐんと広がる。
発行部数も伸びる。
知恵を働かせば、方法はいくらでもあるはず。

 文藝春秋に話を戻すが、団塊の世代の一員として、文藝春秋には、もっとがんばって
もらいたい。
今でも私は、「文藝春秋」という名前を聞いただけで、ズシリと重いものを感ずる。

++++++++++++++++

今日も始まった。
がんばろう。
おはようございます!

12月11日。
2011年まで、残り20日。
この20日を、完全燃焼させるぞ!

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 文藝春秋 雑誌vsインターネット)


Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司

●「日本の論点・2011」(文芸春秋)を読みながら……

●危機の経済

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「日本の論点・2011」を開く。
真っ先に読んだのが、「危機の経済」
(P82~)。
経済関連記事が、P~135までつづく。

+++++++++++++++++

●不公平感

 村上尚己氏は、こう述べている。
「(このデフレ下で、もっとも恩恵を受けているのは)、多額の現金を蓄財する
ことに成功した高齢者と、公務員である」(P91)と。
こういう人たちを、「デフレ既得権益者」と呼ぶのだそうだ。
同感!
私の知人などは、もう15年以上も前から、こう言っていた。
当時H市の市役所で、課長職にあった。
「林さん(=私)、こうなってみると、公務員になっていて、本当によかった
と思いますよ」と。

 給料はさがらない。
生活は安定している。
その一方で物価だけは、どんどんと下がる。
もちろん失業の心配は、まったくない。

 村上氏は、「若年世代の不公平感は極度に強まっているが……」と書いている。
が、実際には「爆発寸前」、もしくは、すでに爆発している。
たとえばこのところ若年世代の高齢者叩きが、ますますはげしくなってきている。
高齢者に対する意識そのものが、大きく変化している。
若者たちが意見を交換するBLOGを読んでみれば、それがよくわかる。
虐待どころか、「ジジババ不要論」まで飛び出してきている。

 公務員について言えば、今のところは、まだ平穏。
しかし彼らを見つめる世間の目は、冷ややか。
先に書いた知人にしても、満額の退職金の上に、現在は月額30万円を超える年金を
手にしている。
「うらやましい」と思う前に、私などは、怒りのほうを先に覚えてしまう。

●数百年に一度の……世界同時不況

 「日本の論点」の中で、もっともショックを受けた記事が、これ。
「数百年に一度の構造変化が生み出す世界同時不況。……円高はその序奏だ」と。
榊原英資氏がそう書いている。

 で、日本の景気だが、榊原氏は結論として、こう書いている。

「……しかし先行きは暗い。欧米の経済の構造的不況は、時間差をもっていずれ日本に
およんでくるだろう。2010年末から2011年にかけて、大きく景気が後退する
可能性が高い」(P87)と。

 今でさえ、体感景気は最悪。
それが2011年にかけて、さらに悪くなるという。

 では榊原氏が説くような、「大量に国債を発行し、強力な景気対策を打つべきだろう」
という方法が有効かというと、これにも問題がある。
いくらお金をバラまいても、投資先がなければ、マネーは投機に回るだけ。
タンスの中に眠るだけ。
別のところで、岩本康志氏は、こう書いている。

「……大規模な財政出動をすれば、デフレは終わり、インフレに転ずる。
しかしそれだけの規模の有効な使い道がなければ、財政支出のもたらす害のほうが大きい
かもしれない。
また先進国最悪の政府債務残高をもつ状況では、国債の信認を失いかねない危険な行為
である」(P97)と。

 つまり世界経済も、日本経済も、今、真っ暗な袋小路に入ってしまった。

●では、どうするか?

 経済学者は、国家としての戦略、戦術を考える。
しかし私たち庶民には、関係ない!
我が身は我が身で、守るしかない。
つまりここは、自己防衛に徹するのみ。

 ただひたすら、まじめに働き、ただひたすら、静かに過ごす。
(=仕事を失わない。)
少しでも小銭が貯まったら、ただひたすらタンス預金。
(=仮にハイパーインフレがやってきても、無いよりはマシ。)
その小銭がある程度貯まったら、金(地金)、土地などの金融資産に替える。
(=ハイパーインフレは時間の問題。ハイパーインフレになれば、
タクシーの初乗りが、100万円になるという(藤巻健史氏・P109))。
嵐が吹きすさぶ夜は、雨戸を閉めて、それが通り過ぎるのをじっと待つ。
(=嵐もいつかは去る。)

 もちろんみながみな、同じことをしたら、日本経済は萎縮するのみ。
が、私たちがそれを心配しても、どうしようもない。
「内需拡大」という声に踊らされたら、その翌年には餓死するかも。
そんなことでは困る。

 ……ということで、「日本の論点」を読んでいたら、何とも暗~イ気分になって
しまった。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 日本の論点 経済問題 文藝春秋 日本の論点 2011)


Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司

●12月9日(木曜日)

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小寒い朝。
ウォーキングマシンで一汗。
そのまま、つまりパジャマ姿で書斎へ。

メールを読む。
孫たちへのプレゼントが届いたよう。
よかった!

ところで栗の木の上に、二羽のキジバトの雛がいたが、
今朝見たら、一羽しかいない?
よくさがしてみたが、やはり一羽。
どうしたのだろう。

食事のときワイフもそれを心配していた。
「巣立ったのかしら?」と。

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●手元にない

 昨夜も床に入ってから、「日本の論点」を読んだ。
そのためその本は、書斎にはない。
「どうしよう?」。
何度も悩む。
寝室へ取りにいくべきか、否か。
取りに行くのも、めんどう。

 しかし今、いちばんおもしろい本は、「日本の論点2011」(文藝春秋)。
日本の現状が、地図でその場所を見るように、よくわかる。
それに私の知らないことが、山のように書いてある。
何というか、未開の原野を前にしたような気分になる。
それが楽しい。

 そんなわけで、手元がさみしくてならない。
やはり取ってこよう。

●JAL問題(整理解雇すべきは、天下り官僚たち)

 JALもANAも、結局は「日本」という「温室」の中で、細々と経営をつづける
しかない。
日本の空だけを飛びつづけるしかない。
それが唯一、生き残る道。
「日本の論点2011」を読んで、そう感じた。

 今や世界は、LCC(低コスト航空会社)時代。
EUでは、バス料金並、電車料金並……というか、バスや電車と同じように利用されて
いる。
しかも料金は、ばあいによっては、300円、700円(日本円)になることもあると
いう(フランスの地方空港から、パリ・オルリー空港までの料金)。

……利用者はネットを見ながら、徐々に料金がさがっていくのを見る。
満席直前になると、ばあいによっては、300円、700円になる。
その直前に航空券の申し込みをする。
あとはそれをプリントアウトし、急いで空港へ。
席は早い者勝ち。
バス、あるいは電車(自由席)に乗るような感覚で、飛行機に乗る。

 で、そのうちこんな珍現象が見られるようになるかもしれない。
たとえば羽田から沖縄へ行くとき、羽田から一度マニラまで飛ぶ。
マニラから沖縄へ戻る。
それでも料金は、JALやANAの2分の1、と。

 日本を取り巻く環境は、すでにその段階へ来ている。
が、JALは、(ANAも)、あまりにも腰が重い。
国の施策に振り回され、身動きさえままならない。
つまり小回りができない。

 「日本の論点」によると、残された時間は、あと2年。
2年たつと、支援機構の後ろ盾を失う。
「その先は新たなスポンサーが必要であり、その手段が再上場。
その絶対条件が、黒字体質への転換である」(P374)と。

 それについて中条潮氏は、こう書いている。

「(JALの)再建は、国の規制からの解放による経営の独立性の確保と、自己責任
の徹底が必須であるにもかかわらず、政府は日本航空の広告の過大さを指摘したり、
LCC子会社を設立するよう圧力をかけたりしてきた。

 これでは日本航空自身がいくら努力をしても、結局は国の施策に押しつぶされて
再倒産してしまい、機構の資金は無駄になる」(P370)と。

 今日、12月9日を期限に、JALは、強制的な整理解雇に踏み切るという。
しかし整理解雇すべきは、天下りしてやってきた元官僚たちである。
JALを、がんじがらめにしているこうした元官僚たちから、まずJALという鳥を
解き放つ。
それなくして、JALの再建はありえない。


Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司

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