最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

トンカラリンを探検するbyはやし浩司(Visiting Tonkararin)

2013-02-04 10:38:51 | 日記
【トンカラリン】

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http://youtu.be/8DcE8FRAgAU

○宇佐駅から大分へ

 宇佐駅から特急に乗った。
宇佐駅。
意外と質素な駅だった。
宇佐神宮に近いから、もっと大きな駅を予想していた。
宇佐駅発、午前7時31分。

○大分

 電車が大分市に近づいた。
左側に、大きく海が広がった。
湾になっていた。
朝の白光を浴び、別府の町が、明るく輝いていた。

 このあたりの山々は、全体に丸みを帯びている。
その山々には、禿山(はげやま)が多い。
昨日行った猪群山(いのむれざん)にしても、あちこちに植林記録が残っていた。
地元の人たちは、懸命に植林を繰り返しているらしい。

○阿蘇山

 阿蘇山も、これまた不思議な山だ。
桜島と阿蘇山を直線で結ぶ。
その直線と、日南海岸は、真平行になっている。
さらにその直線から、阿蘇山で90度西に曲がったところに、トンカラリンがある。
ほかにもいろいろある。
つまりこうした位置関係から、トンカラリンが、ただのトンネルでないことは確か。

 で、こうして今、電車に乗っている。
車内は、私たちのほかに、客は1人だけ。
いやに重油臭い。
ジーゼル車らしい、バスのエンジン音のような振動が、床下から聞こえてくる。

○現地

 こうして現地を訪れてみることは、大切なこと。
それまでの謎が解けることもある。
さらに謎が深まることもある。
新しい謎が生まれることもある。

 が、何よりも大きな収穫は、現地の人たちの声を聞くことができること。
「あそこには、あれがある」とか、いろいろ教えてもらえる。
今回も、そうだった。
現地の人たちすら、みな、不思議に思っていた。
そういう声を聞くと、勇気づけられる。

○空腹感

 電車は、湯平(ゆのひら・駅名)に着いた。
山の中の小さな駅である。
見まわしたところ、民家らしい民家はない。
このつぎが、湯布院(ゆふいん)。

 朝食を抜いたこともあり、空腹感が強くなる。
眠い。

○新玉名

 帰りは新玉名から新幹線。
乗って、驚いた。
グリーン車と同じ座席幅。
広い。
その車両に、私たちを含め、客は4人だけ(2号車、自由席)。

○トンカラリン

 トンカラリンは、すごい。
その一言。
人間業(にんげんわざ)ではない。
その一言。
それは見た者でないと、わからない。

 だれが、何のために。
どうして?

 帰りのタクシーの運転手も、そう言っていた。
「まったく、わかりません」と。

○連続性

 「謎の遺跡」というときには、連続性がないことをいう。
現在とのつながりがない。
だから「謎」。
つながりがあれば、「謎」とは言わない。
つながりがないから、「謎」という。

 トンカラリンには、その連続性がない。
たとえば下水道説があった。
が、下水道なら、あれほどまでのトンネルを作る必要はない。
地面に溝を掘れば、それですむ。
いわんや、10メートル近くも掘り、天井を巨石で覆う必要はない。
さらに内部をL字型に曲げ、階段まで作る必要はない。
連続性がないから、「謎」。
言い換えると、現在「謎の遺跡」と呼ばれているものは、人間業でないから、そう言う。
つまり異星人とからめて考えたほうが、わかりやすい。

 ……と書くと、多くの人は(こじつけ)と言う。
しかし下水道説は、どうなのか。
卑弥呼の鬼道説(松本清張)は、どうなのか。
こじつけではないのか。

○発見

 いくつかの新発見もした。
トンネルの一部は、泥壁のように見える。
が、泥壁ではない。
岩壁である。
もっていた定規で壁を叩いてみた。
ガツンという感触。
小石がところどころで、露出していた。
ほじって取ろうとしたが、ビクともしなかった。

 トンカラリンは、穴を掘ってできたのではない。
岩に穴をあけてできた。

なおトンカラリンには、地割れ説もある。
地割れしてできた溝に、岩をかぶせ、トンネルにした、と。
が、この説は、もとからおかしい。
無理がある。
一部の天井は、それで説明がつく。
が、そのほかの部分は、どうなのか。

 たとえば地下、10メートル前後のところに、どうやって天井をかぶせるのか。
その部分の説明がない。
その説明がないまま、地割れ説?

 天井を覆う岩にしても、ハンパな大きさではない。
人間が運べる大きさではない。

○UFOの発着台

 トンカラリンの近くには、古墳がいくつか並んでいる。
トンカラリンのある菊池町は、どこも掘れば古墳という地域らしい。
だからその近くに古墳があっても、おかしくない。
が、それにしても、偶然にしては、できすぎ。
トンカラリンから500メートルも離れていない。

 トンカラリンを考えるときは、これらの古墳もからめる必要があるのでは?
これはあくまでも仮説だが、私はこう考える。

 古墳は、彼らの乗り物、つまりUFOの発着台。
トンカラリンは、その乗組員の休憩所。
理由はわからないが、異星人たちは、日光を嫌った。
これも仮説だが、日光の発する放射線を嫌った。
たとえばテオティワカンの地下室などは、放射線を遮断するためか、上部には雲母の層が敷いてあるという(伝聞)。

 なお発掘されたトンカラリンは、ほんの一部ということらしい。
あの地帯一帯には、巨大な地下都市がある可能性もある。
(一部は発見されたが、埋め戻されたと、案内板にはあった。)
もしそうなら、トンカラリンの謎が、一気に解ける。

 地上に降り立った異星人たちは、トンカラリンの穴の中で、昼間をやり過ごした。

○トンカラリン

 が、スケールは、大きくない。
今も新幹線の中で、この原稿を書いている。
トンカラリンといっても、トンネル一本分の大きさもない。
トンネルといっても、新幹線の土手を横切る、車用のトンネルである。
が、それについては、こんな仮説を、私は立てる。

つまり異星人たちは、数の上で、圧倒的に少数派だった。
地球へやってきた異星人しても、数千人程度。
あるいはそれよりも少なかったかもしれない。
トンカラリンにかかわった異星人にしても、ひょっとしたら、数人規模だったかもしれない。

彼らは、その数人で、作業をしなければならなかった。
そのことを考えるなら、「大工事だった」ということになる。

 ならば大きさはどうなのか?

 トンカラリン工事にかかわった異星人は、小さかった。
トンカラリンを見るかぎり、身長は1メートル前後。
が、それ以下ということはない。
階段がある。
たとえば身長が50センチ程度だったら、あの階段をあがるのは無理。
だから1メートル。

○ヘビ人間

あるいはあまり知られていないが、ヘビ人間だった可能性もある。
メキシコや南米にはそのヘビ人間がいたらしい。
羽の生えたヘビ人間である。

たとえばカラクムル。
「ヘビの王国(Kingdom of Snake)」と呼ばれていた。
王の名前も、「ヘビ(Serpent)」。
けっして、ありえない話ではない。
東洋では、ヘビ人間は、「龍」と呼ばれた。

ヘビ人間がおかしいと言うのなら、龍はどうなのか。
ヘビ人間はおかしくて、龍はおかしくないというのなら、それこそあなたの頭のほうがおかしいということになる。

もっともこれも、SF的空想ロマン。
その範囲の話。
が、ハリーポッターの話よりは、はるかに現実味がある。

○広島

 新幹線は、広島を過ぎた。
疲れた。
眠い。
……というか、先ほどまで、眠っていた。
おかしな夢を見た。
内容は忘れた。
おかしな夢だった。

○卑弥呼

 太古の昔、この地球上では、何やらとんでもないことが起きたらしい。
日本でいえば、卑弥呼の時代。
言い換えると、卑弥呼は本当に人間だったのか。
そういう視点でも、ものを考える必要がある。
 
 たとえば邪馬台国・九州説にも3つある。

(1) 太宰府天満宮説
(2) 宇佐神宮説
(3) 西都原説

 が、時間があったら、この3点を線でつないでみてほしい。
(天満宮、宇佐神宮は、本殿の屋根の中心。
が、西都原は広い。
できれば桜島とテオティワカンを結ぶ線上で、その線にいちばん近いところに、西都原の点を求めるとよい。)

 そこに美しい直角三角形が現れる。
真・直角である。
しかも宇佐神宮→天満宮を結ぶ直線は、正確に西(270度)を指す。
宇佐神宮→西都原を結ぶ直線は、正確に南(180度)を指す。
さらに、こんな事実も。
宇佐神宮と西都原を結ぶ直線の距離は、正確に、宇佐神宮と天満宮を結ぶ直線の2倍になっている。
誤差は、1~2キロ。

 さらに、出雲大社と西都原までの距離と、出雲大社から伊勢神宮までの距離は、等しい。
誤差は、数百メートル。
こうした事実は、果たして偶然なのか。

 忘れてはならない。
卑弥呼は、自由に空を飛ぶことができた。

○参道に対して直角

 これも繰り返しになる。
が、時間があれば、みなさん自身で確かめてほしい。

 (1)東大寺(あるいは大屋根の方向)、(2)伊勢神宮(大屋根の方向)、(3)出雲大社(大屋根の方向)、(4)仁徳陵ととなりの大泉緑地の中心を結んだ線、(5)大宰府天満宮(あるいは大屋根の方向)、(6)高野山金剛峰寺の奥の院(あるいは大屋根の方向)は、参道に対して90度の直線はすべて、東シナ海の一点に集まる。

 私が「クロス・ポイント中国」と呼んでいる基点である。

 もちろんこの基点は、中国、韓国でも、基準点になっている。
わかりやすく言えば、日本はひとつ。
アジアも、これまたひとつ。

○岡山

 新幹線は岡山に着いた。
ドヤドヤと客が乗り込んできた。
時刻は、午後5時49分。
あたりは、もう薄暗い。

 乗車率は、ほぼ100%。
満員。
その岡山。
住みやすい町だと、みなが言う。
ワイフも、そう言う。
「岡山へ移り住もう」という話も、何度か出ている。
そのつど、それを考える。
が、あまり長つづきしない。
そのまま、いつも立ち消えになる。

○移住

 その点、オーストラリア人は、「家」に縛られない。
自由にあちこちへ移り住んでいる。
日本でもそういう人がふえてきた。
が、その一方で、昔ながらの「家」に縛られている人も多い。

 私は、とりあえずは、浜松市内で、どこかへ移住したい。
病院とショッピングセンターがあること。
緑が多く、バス停が近くにあること。
ついでに言えば、特別養護老人ホームが近くにあればよい。

 浜松でも、大地震、津波、さらには原発事故が心配されている。
が、私はあまり気にしていない。
そのときはそのとき。
覚悟はできている。

 大切なことは、そのときがきても後悔しないよう、今をじゅうぶん、生きていくこと。
「やるだけのことはやった!」という思いがあれば、安らかに死ねる。
またそういう死に方をしたい。
それとて、ぜいたくな願いかもしれないが……。

○注意

 書き忘れたが、一言。

猪群山やトンカラリンは、もちろんのこと、似たような探検をするには、冬場がよい。
(雪が降るようでは、困るが……。)
猪群山に登るときは、登山スタイルがよい。
トンカラリンへ行くときは、全身を覆う、雨合羽、長靴を持参すること。
軽いヘルメットがあれば、さらによい。

 外気は、昨日あたり、7~8度だったが、トンカラリン(トンネル)の中は、蒸し暑い。
息苦しさを覚えるほど。
カメラのレンズは、湿度で、すぐ曇ってしまう。

 どうか注意してほしい。

○パワースポット

 新幹線は、もうすぐ名古屋駅に着く。
そろそろ今回の旅も、終わり。
有意義な旅だった。
ただ残念だったことは、猪群山もトンカラリンも、訪問者は私たち2人だけだったということ。
その分だけ、のんびりと探索することはできた。
が、かくも関心が低いのかと、むしろ、そちらのほうに驚いた。

 一方、聞くところによると、今はパワースポット・ブームという。
雑誌や週刊誌で、パワースポットと指摘されると、観光客がドッと集まるという。
信仰といっても、あくまでも個人的利益の追求の場になっている。
パワースポット信仰(?)も、そのひとつ。
「自分だけが満足すればいい」というのが、そのテーマになっている。
が、残念ながら、パワースポットなるものは、存在しない。
仮にあるとしても、あなたという個人には、関係ない。
またそんなことに力を貸す、神や仏がいるとするなら、エセ。
インチキ。

 はっきり書く。

 神や仏のことは知らない。
が、こと異星人について言えば、あなたという個人など、もとから相手にしていない。
またその力もない。
そのことは、私の『謎の点と線』を観てもらえば、わかる。

もし異星人が、オールマイティ(全知全能)なら、点や線など、必要としない。
点や線があるということは、異星人にも限界があるということ。
もちろんそれなりのパワーはあるだろう。
しかしいくら個人がそれを願ったとしても、そのパワーを個人に分け与えるようなことはしない。

 異星人から見れば、人間は、ただのサル。
そんなサルに、パワーを与えたら、どうなる?
世界(=宇宙)がメチャメチャになってしまう。
つまり個人の欲得には、力を貸さない。
いくらあなたが願っても、力を貸さない。
貸すわけがない。

○理性vs欲得

 で、理性とは何か。
わかりやすく言えば、欲望をコントロールする力を、理性という。
またそうでなければ、宇宙人にはなれない。
仮に人間が今のまま、宇宙へ飛び出したら、宇宙はどうなる?
当然、それに比例して、武器も強大なものになるだろう。
そんな人間が宇宙へ飛び出したら、宇宙はどうなる?

 異星人たちも、(あくまでも私の推察だが)、もっともそれを恐れている。
今のままで、人間が宇宙へ飛び出せば、そのうち火星を取りあって宇宙戦争を繰り広げるようになるかもしれない。
月の領有権でもよい。
ただの戦争ではない。
それこそ地球を粉々にしてしまうかもしれない。

 言い換えると、異星人と呼ばれる人たちには、その理性があるということになる。
またあるからこそ、異星人として、存在することができる。
が、人間には、その理性がない。
(あるいは、じゅうぶんではない。)
だからこそ、人間は、異星人たちに相手にされていない。
もし相手にされるに足りる生物なら、異星人たちは、とっくの昔に人間と共存していたであろう。
が、現に今、私たちは共存していない。
その(共存していない)という事実が、異星人が人間を受け入れていないという証拠ということになる。

○判断

 ときどき考える。
今ごろ、異星人たちは、どんな判断を下しつつあるだろうか、と。
ときどき地球へやってきて、彼らは人間を、細かく観察している。
よくUFOを、超常現象と位置づける人がいる。
が、UFOは、幽霊やお化けと同列の超常現象ではない。
科学である。
現実である。
私とワイフ自身が、目撃している。

 話がそれたが、その異星人たち。
このところ、どこかおおっぴらに、姿を人間の前にさらけ出し始めているような気がする。
が、これは人間(人類)にとって、危険な兆候とみてよい。
今までは、人間を刺激しないよう、姿を隠していた。
が、最近はちがう。
人間の存在を気にしなくなった。
つまり「警告」。

 「お前たち人間よ、あまり好き勝手なことをするなよ」と。

 ……過去、人間は、異星人たちの支配下にあった。
今もある。
『謎の点と線』を調べれば調べるほど、そうなのだから、どうしようもない。
その異星人は、けっして人間に好意的ではない。
甘くみないほうがよい。
仮に人間を敵性生物と判断したら、どうなるか。
想像するだけでも、背筋が凍る。

 はからずも今回、猪群山とトンカラリンを見てきた。
その思いは、強くなることはあっても、弱くなることはなかった。
もし私の言っていることを疑うなら、一度、自分でそれらの場所を訪ねてみたらよい。
驚いたらよい。
それがあれば、あなたも、もう少し異星人に対して、謙虚になるだろう。

 最後に、神や仏のことはわからない。
しかし甘えるだけでは、信仰ではない。
また個人の欲得を願うだけでは、信仰ではない。
神や仏にしても、そういう人には力を貸さないだろう。

 ……少し頭が熱くなった。
新幹線は名古屋駅を過ぎ、もうすぐ浜松に着く。
今回の旅行記は、ここまで。
できれば今夜中に、猪群山訪問記を、ビデオ化し、YOUTUBEにUPしたい。
乞う、ご期待。
では、ここまで。

 2013年02月03日、午後7時55分。


Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2013++++++はやし浩司 

Mysterious Mountain, called "Inomure-zan" in Japan

2013-02-04 10:26:48 | 日記
【九州への旅】くにさき六郷温泉・真玉・山翆荘に一泊

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

猪群山(いのむれ・ざん)とトンカラリン。
その2つを見る。
大分県と熊本県。
それが今回の旅の目的。
「いざ、出発!」と言うほど、おおげさなものではない。
が、気持ちは、それに近い。
このところ、何かにつけ、消極的になってきた(?)。
自分を奮い立たせるのに、ときどき苦労する。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【猪群山】

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http://youtu.be/QL_iEHQGTzY

○新幹線

 今、新幹線の中。
午前7:11分発。
名古屋で乗り換え、そのまま小倉へ。
今夜は、猪群山のふもとの宿で一泊。
露天風呂はあるが、小さな宿のよう。

○サイコパス

 昨夜、高校生のクラスでサイコパスの話になった。
いろいろな例を出し、説明してやった。
「心が壊れた人というのは、たしかに、いる。
ふつうの考え方ができない。
またふつうの常識で、そういう人を理解するのは不可能だよ」と。

 国名を出して恐縮だが、今、オーストラリアでは、レバノン人問題が深刻になっている。
レバノン人自身に責任があるというわけではない。
戦争が悪い。
内戦が悪い。
この半世紀、戦争につづく戦争。
それがレバノン人をして、今のレバノン人にした。

 オーストラリアの友人は、こう言った。
「レバノン人が起こす犯罪は、メチャメチャだ」と。
つまり凶悪というより、常軌を逸している、と。
そのためオーストラリアでも、大都市を中心に、治安が悪化している。
(レバノン人だけに責任があるわけではないが……。)
「今ではメルボルン市内でも、夜、道を歩くことはできなくなった」とも。

○子どもの世界

 戦争でなくても、乳幼児期に恐怖体験を味わうと、サイコパスになる。
家庭騒動、育児拒否、冷淡、無視(ネグレクト)など。
はげしい受験勉強を経験しても、そうなる。
サイコパスを、けっして一部の人間の人たちの問題と考えてはいけない。
要するに、合理的でドライ。
冷酷。
残酷、残忍。
「勉強のできないヤツは、劣等」と。
そういう考え方を、平気でするようになる。

 が、このタイプの人ほど、自分を飾るのがうまい。
自分の弱点をよく知っている。
外では温厚な紳士、淑女を演じたりする。

なお一説によると、アメリカでは、トップクラスの経営者の、約30%がサイコパスであるという。
程度の差もある。

が、いくらつきあっても、人間的な(温もり)が伝わってこない。
親切にしてやっても、何もはね返ってこない。
そういう視点で、その人をみると、よくわかる。
そんな話をすると、S君(高2)が、こう言った。
「ぼくなんか、サイコパスかもしれないよ」と。

私「だいじょうぶだよ」
S「どうして?」
私「もし君がそうなら、ぼくはとっくの昔に、君をこの教室から追い出しているよ」
S「どうして?」
私「もういやなんだよ。教えたくない子どもを教えるのがね」と。

○1970年

 1970年ごろのオーストラリアは、天国だった。
少なくとも、私にはそう見えた。
世界最高の生活水準(当時)。
プラス高所得。
当時、農業経営者でも、日本円で、1200万円前後の収入を得ていた。
(当時の為替レートは、1豪ドルが400円だった。)
大卒の初任給が、5万円に届き始めていた時代である。
私はその(差)を知り、あらゆる場面で、がくぜんとした。

 そのオーストラリアも変わった。
その第一。
アジア人がふえたこと。
世界中から難民がどっと入ったこと。
そのため治安が悪くなった。
その分だけ、白人の生活水準が、相対的に低下した。

○午前5時

 私の脳みその中には、時計が組み込まれている。
たとえば目覚まし時計をセットしたとする。
が、その目覚まし時計で、目を覚ましたことはない。
いつもその直前に目が覚める。
今朝もそうだった。

 ワイフが昨夜寝る前に、午前5時半にセットした。
で、私は午前5時に起きた。
起きて、10分のランニング。
軽い汗をかきたあと、そのまま書斎へ。
メールをチェックしたあと、ホームページの更新。
そのころワイフも、起きてきた。
いつもの生活。
今日も始まった。

○緊張感

 生きるには、緊張感が必要。
ほどよい緊張感。
それが生活を、潤い豊かなものにする。

 ……今の私がそうかもしれない。
今朝も床から出るとき、ふと怠け心が顔を出した。
「もう少し寝ていたい」と。

 私はもともと意思が弱い。
優柔不断。
その場その場で、その人に合わせてしまう。
乳幼児期の不幸な体験が、私をそういう人間にした。
つまり私は、だれにでもシッポを振る。
心を鬼にするということができない。
ときどきそういう自分が、情けなくなる。

 で、ひとつの生活信条を作った。
『こうと決めたことは、守る』『ぜったい、やり遂げる』と。
いつからか、そういう信条を、作ってしまった。
言うなれば、「代替的自己主張法」。

ほかにもいろいろある。
軟弱な自分を支えるためには、それしかない。
自分で自分のルールを決める。
それを守る。

○パソコン

 今日のお供は、TOSHIBAのダイナブック。
R631/28D。
使い始めて、ちょうど1年と2か月になる。
発売日の日に、駅前の店で、買った。
衝動買い。

 このパソコンも、あちこちが傷(いた)んできた。
素材がもともと弱いせいもある。
画面の横枠も、割れてきた。
後は、お決まりのキズまるけ。

 買った当初は、8~9時間も、バッテリーがもった。
今は、よくて、5~6時間。
バッテリーは、消耗品。
長く使っていると、性能ががくんと落ちてくる。
だいじょうぶかな?
小倉まで、もつかな?

○天気

 浜松は雨だった。
名古屋も雨だった。
新聞の天気予報によれば、九州地方は晴れ。

「九州でも、地震が予想されているよ」と私。
今朝の日本経済新聞は、九州地方の地震を特集していた。

私「トンカラリンに入っているとき、地震が起きたら、こわいね」
ワ「現地で、みんなの意見を聞いたら」
私「何百年ももったトンネルだから、めったのことはないと思うけど」と。

 何を隠そう、私は閉所恐怖症。
トンネルが苦手。
学生のころ、みなと、どこかの金山に入った。
が、私だけ、中に入れなかった。
そういう苦い経験がある。

 で、今回は、懐中電灯を4つも用意した。
ワイフと私で、2個ずつ。
だいじょうぶかな? 
また同じことを考えた。

○のぞみ

 新幹線(のぞみ)には、足元にコンセントがついていた。
車内インターネットも、つながるという。
この「足元につける」という発想が、実に日本人らしい。
そういった類(たぐい)のものは、足元に、と。
が、どうして足元なのか。

 ……そのときワイフが目ざとく、社内に飾ってあるポスターを見つけた。
「あの弁天、『天女』と書いてあるけど、男よ」と。
見ると、「ただひとりの天女」と題して、仏像の写真が載っていた。
「秋篠寺・伎芸天」とあった。
あとの細かい文字は読めなかった。

ワ「ほら、男よ」
私「ホント。どう見ても、男だ」
ワ「胸がないわ」
私「それに半裸だしね」と。

 その写真の天女(?)も、古代ギリシャの衣服を身につけていた。
インドやネパールの服装ではない。
明らかに古代ギリシャの衣服。

私「観音様だって、もともとは男だった。それが日本では女になっている」
ワ「そうね」と。
仏教も、日本へ入ってくる過程で、大きく変節した。

○車内販売

 たった今、車内販売が横を通り過ぎた。
熱意、ゼロ。
商売気、なし。
事務的。
何やら小声でしゃべっていた。
聞こえなかった。
やるべきことはします。
が、それ以上のことは、しません、と。
そんな様子が、ありありとわかった。

足早に通路を通り過ぎていった。

○景色

 窓の外。
小雨。
景色全体に薄紙を張ったよう。
近くの家々だけが、せわしなく、うしろへと流れていく。 
たった今、京都を出たところ。

 ……眠い。
すでにワイフは、横で寝息をたてている。
私も、しばらく眠る。

○新山口

 目を覚ましたら、新山口(駅名)だった。
新山口と言えば、恩師の田丸謙二先生が、退職後、ここにある理科大学で理学部長を勤めていた。
65歳から73歳まで、ここにいた。
毎週のように、いろいろな報告が届いた。
大学の現状を知らない私には、田丸謙二先生からの情報が、ありがたかった。

○11時09分着

 小倉へは10時57分に着く。
その間に、原稿を稼ぐ。
書きためる。

 残り10分。
どこまで、何を書けるかな?

 ……今日の午後には、猪群山(いのむれざん)を見ることができる。
期待が高まる。
いろいろな説がある。
が、猪群山が、ストーン・サークルであることは、地図を見れば一目瞭然。
国東半島(くにさきはんとう)の中心部にある。
「中心部」というだけではない。
それも地図を見れば、一目瞭然。
大きな円形の国東半島には、中心部から無数の放射線状の線が走っている。
猪群山は、その放射線状の線の中心部にある。
グーグルアースでさがすときも簡単。
その部分だけが、小さく、円形脱毛症のようになっている。

 さらに、大宰府天満宮と宇佐神宮をつないだ直線上にある。
そこに(ある)という事実が、ストーン・サークルであるという証拠。

○猪群山の岩

 私が見たいのは、それらの岩の連続性。
連続性というのは、(1)同じ質の岩かどうかということ。
(2)岩の下はどうなっているかということ。

 岩というのは、一定の範囲であれば、同一種である。
多種の岩が、同居するということはありえない。
また岩というのは、根本(ねもと)があるはず。
仮に丸い岩であっても、その下(地面の中)には、「根」があるはず。

 もし異種の岩であったり、その岩が、ポツンとどこからか、もってきたようであれば、人為的な方法で、別の場所から運んできたことになる。
くどいようだが、繰り返す。

 岩が、どこかの豪邸の庭石のように、それぞれ違った種類の岩であれば、だれかがそこへもち運んできたということになる。
また周辺は、どうか。
周辺には、同じような岩はあるのか。

○彫り物

 さらに岩によっては、人工的に何かを彫ったあとがあるという。
全体で、50個前後の岩があるという。
うまく見つけることができるかどうか。
探してみる。

 どんな模様なのか。
絵なのか。
それとも文字なのか。
かつてあの松本清張も、謎解きに挑戦したという。
今度は、私。

○日豊線

 先ほど、弁当を食べた。
小倉駅構内で、「うに飯」というのを買った。
が、箱を開いてみて、びっくり。
陳列してあった見本とは、大ちがい。
蟹爪も入っていたが、見本のほうは箱から飛び出すほど大きかった。
実物のほうは、子どもの小指ほどの太さ。
私とワイフはそれを見て、思わず笑ってしまった。
全体に箱ばかりが大きく、おかずが隅のほうに寄っているという感じ。
平たく言えば、ガサガサ。

 いいのかなあ?
こんな詐欺まがいの商売をして?

 で、今は、日豊線の中。
11時09分、小倉発。
窓の外に見える木々も、明らかにちがう。
「ここは九州だ」と。
今、自分にそう言って聞かせた。

○金相場

 このところ金相場が、暴騰している。
プラチナも暴騰している。
昨日(02月01日)、ともに、キロ・5100円前後になった。
今日は土曜日だが、それがさらに5200円前後になった(田中貴金属店)。

 円安が大きく影響している。
それにしても、5200円とは!
1キロバー1個で、520万円。
湾岸戦争のとき、一時、貴金属は大暴騰した。
が、その直後、キロ・1100円前後に大反落。
その話をしながら、ワイフにこう言った。

「あのとき、たくさん買っておけばよかったア」と。

 後悔にも2種類ある。
自分のしたことに対してする、後悔。
しなかったことに対してする、後悔。
このばあいは、しなかったことに対する、後悔。

 ……今の今も、そうだ。
あとで後悔することを積み重ねながら、人は生きていく。
賢人は、その「今」に、それを知る。
愚人は、その「今」に、それを見落とす。

○中津

 たった今、中津に着いた。
同窓生の生まれ故郷である。
美馬(みま)君といった。
毎年年賀状だけは、欠かさず交換している。
今は、横浜市に住んでいる。

 その中津を電車の中から見る。
「ときどきは、この中津に戻ることはあるのだろうか」と。
そんなことを考える。

 つぎは柳ヶ浦。
今日の目的地。
宿のほうから、迎えが来ているはず。

○猪群山(いのむれ・ざん)

 登山に、3時間もかかった。
下山に、1時間。
往復、4時間。
もっと簡単に考えていた。
楽に登れると思っていた。
が、これも大ちがい。

 5時ごろ宿に戻った。
そのあと入浴。
今は、食事待ち。
宿の名前は、「真玉温泉・山翆荘」。
部屋はがらんと広く、天井も高い。
すべてが真新しく、ピカピカ。
浴衣は選択され、きちんとアイロンが入っていた。

○午後11時30分

 7時半ごろ、ベッドの上で眠ってしまった。
が、寝苦しくて、先ほど、起きてしまった。
廊下の端にある自動販売機で、炭酸飲料水を買う。
それを飲む。
飲みながら、今、この文章を叩いている。

○猪群山

 猪群山のストーン・サークルは、たしかに不思議なサークルだった。
明らかに、何かの目的をもって、岩は並べられていた。
ただしイギリスのストーン・サークルのように円形に並んでいるわけではない。
中心に6~7メートルもあろうかという巨石を中心に、巨石が40~50個も置かれていた。

が、それ以上に不思議だったのは、登山の途中で見た、岩。
明らかに人工的にカットされている岩ばかり。
垂直、直角にカットされ、なお切断面は、真っ平ら。
中には、段にカットされた岩もあった。
カットの途中で放棄されたのか、カットの線だけを残した岩もあった。
それを見て、私はカメラのシャッターを、無我夢中で切った。

 結果は自宅に戻ったあと、YOUTUBEにUPする。

 なお来るときにもった疑問については、こう判断した。

(1) 岩の種類は、すべて同じ種類だった。
途中で見た岩石も、山頂の岩石も、同じ種類だった。

(2) 岩は、まさにそこに、ドカッと置かれた感じだった。
太古の昔、火山の爆発により、雨あられのように降った岩石が、冷えて固まった。
それが一度は地中に潜ったが、長い間の風月により、地表に露出した。
私は、そう判断した。

 こうして私がもってきた疑問は、解消した。
が、その一方で、新たに2つの謎が浮上した。

(1) どうしてこんな山の中に、カットされた岩石が、ゴロゴロしているのか。
(2) 猪群山のすぐ近くにある、三角形の山は、ピラミッドではないのか。

 そう、猪群山のすぐ近くに、三角形の山を見つけた。
方角を変えて見たが、やはり三角形だった。
宿は、登山口から約45度、反対側の位置にあった。
そこから見ても、やはり、三角形だった。

ピラミッド!

 家に帰ってから、2辺の長さを調べてみる。
紡錘型の山であれば、三角形に見る。
が、もしこれがピラミッドであるとするなら、(1)の謎も解ける。
古代のだれかは、猪群山で岩石をカットし、それで隣のピラミッドを建造した。
想像というより、ロマンがかぎりなく広がる。
まさに、SF風、空想ロマン。

 その写真も、しっかりと撮ってきたので、同じくYOUTUBEのほうで紹介する。

○国東半島(くにさきはんとう)

 このあたりを、国東半島という。
「くにさき」と読む。
「東にあるから、国東(くに・さき)」というのか?
が、このネーミングが怪しい。
何か、意味がある。……ありそう。
というのも、「どこに対して、東の位置にあり、かつ(先)なのか」と。

 いちばん先に考えられるのは、宇佐神宮。
大宰府天満宮から宇佐神宮を線でつなぐ。
国東半島は、その線上の、真東に位置する。
つまり九州という島の中で、もっとも東の位置にあり、かつ先に、夜明けを迎える。
だから「くに・さき」?

 これは私の勝手な解釈によるものだが、そういうところから、国東(くにさき)という地名が生まれた?
何かほかに言われがあるのかもしれない。
が、これ以上のことは、今の私には、わからない。

○「日本」

 同じようなことが、「日本」という名前についても、言える。
だれが、いつ、日本を「日本」と言うようになったか。
意味は、「日の本(もと)」。
「太陽が昇る国」という意味。
となると、日本という名前は、日本の西に住む人たちによって、そう名付けられたと考えるのが自然。
少なくとも、日本人ではない。
日本に住んでいたら、日本が「太陽が昇る国」などということは、わからない。……はず。
だいたい「Nippon(ニッポン)」と、音読みにすること自体、おかしい。
どうして日本の国名が、中国語なのか。

 「国東(くにさき)」と、「日本(ひのもと)」は、おかしなところで、つながっている?

○スパランド真玉(宿泊棟、山翆荘)

 横がスパランド。
山翆荘は、その隣にある。
すべてが真新しく、清潔。
が、何よりもすばらしかったのは、料理。
予算が予算だから、高級食材は、なかった。
しかしその範囲で、まさに最高級の料理。
手の込んだ料理。
一品、一品の味付けが、すばらしかった。

 コック長が、ていねいに味付けをし、盛り付けをしていた。
いろいろな宿を泊まり歩いたが、その中でも、最高。
「最高」という言葉を使って、何ら、さしつかえない。
最高!
このあたりへ旅行することがあれば、この宿を、推薦する。
素朴な宿だが、本気度は、満点。
その本気度が、疲れた体を、癒(いや)してくれる。
温泉も、宿泊客専用の温泉が、別に用意してあった。

 電話は、0978-53-4390。
大分県豊後高田市城前156-1、くにさき六郷温泉真玉。

○寝なおし

 もう一度、寝なおす。
時刻は午前0時30分。
軽い頭痛。
久しぶりに、4時間も、歩いた。
昼寝もしなかった。
そのせいだろう。

○ワイフ

 私のワイフは、ふだんは、静かな人。
が、こういう旅行先へ来ると、子どものように、はしゃぐ。
よくこう言う。
「電車に乗っているだけで、幸せ」と。
人は見かけによらない。……というのは、ホント。
私のワイフは、行動派。
しかしふだんのワイフを見て、だれが行動派と思うだろうか。

 こうした宿でも、料理を一品ずつ口にしながら、「おいしいわね」と。
同じセリフを何度も繰り返す。
(たしかにおいしかったが……。)

 一方、私は、お宅族。
外出するのは、あまり好きではない。
しかしふだんの私を見て、だれがお宅族と思うだろうか。
そんなわけで、こうした旅行については、ワイフのほうが積極的。
1~2日前には、旅支度(たび・じたく)を整える。
今日もここへ来て、驚いた。
リュックの中には、整髪料やタオルなど、すべてがきちんと詰まっていた。
そんなワイフが、下山するとき、こう言った。

「こんな楽しいときも、あっという間に終わってしまうわね」と。

 書き忘れたが、登山から下山まで、私たちは、だれにも会わなかった。
土曜日の午後というのに、私たち2人だけ。
まさに貸し切りの登山だった。

○猪群山登山の注意

 猪群山には、かなり急な山坂がある。
軽装でも登れなくはないが、登山靴であることが望ましい。
とくに今日のように、雨上がりの日には、足がすべる。

 頂上の標高は、500メートル前後だが、丸々の500メートル。
かなり足に自信のある人でないと、登山は、無理。
幼児、子どもには、無理。
あちこちにイノシシが掘ったような穴があった。
イノシシが出没するらしい。
私はときどき、もっていたペットボトルで、木を叩きながら歩いた。
イノシシは、大きな音を聞くと逃げる。
それでそうした。

 なおこうした探検旅行は、冬場のほうがよい。
ヘビやハチがいない。

○トンカラリン

 今日は朝早く、熊本に向かう。
トンカラリンを見てくる。
ワクワク……。
ドキドキ……。
楽しみ。

 トンカラリンには、異星人がからんでいる。
『謎の点と線』を調べていくうちに、それがわかった。
あとはその証拠集め。
たとえば昨日も、(もう昨日になったが)、明らかにカットされた岩を見つけた。
大きな丸太を、電気ノコでカットしたような岩である。
幅が1ミリ前後。
それが長さ、1メートル前後。
深さは、泥が詰まっていてよくわからなかったが、奥行きは30~50センチほど。
一部は反対側まで、それが突き抜けていた。

 現在の今も、人間は、そんな道具をもっていない。
カットできるとするなら、かなり大きな丸ノコ。
それも、直径が1メートル前後もある、丸ノコ。
しかしそんな丸ノコの話は聞いたことがない。

 ……今、ふと、こんな不安が脳裏を横切った。
「ひょっとしたら、墓石などの採石現場かもしれない」と。
もしそうなら、私の空想的ロマンは、そのまま空中へ煙のように消える。
宿でもらったパンフ(大分県北部地域観光圏協議会発行)には、「常盤の巨石群」とある。
観光名所になっている。

○付記

 なおあの三角形の山の頂上にも、小さなストーン・サークルがある。
私たちがピラミッドではないかと思った、あの三角形の山である。
長さが6~7メートルもある巨石を中心に、大小、20~30個の巨石が置かれている。
登ってみると、「いっぷく望」と書かれた立札が、立っている。

 この山も、不思議な山だ。
スケールは小さいが、まさに謎の山。
中央に横たわる巨石を見れば、それがわかる。

なお今回はあきらめたが、近くには、「無名橋」と呼ばれる不思議な橋。
さらに「隠洞穴(かくれうと)」と呼ばれる、これまた不思議な洞穴がある。
私の『謎の点と線』とは、直接は結びつかないが、空想的ロマンたっぷり。
興味のある人は、一度、訪れてみたらよい。

 国東半島は、本当に謎に包まれた半島である。

○終わりに……

 なお、墓石などの採石現場について、一言。

 その可能性もないわけではないが、岩をカットした位置が、おかしい。
人間の背丈よりも高い位置がカットされていたり、あるいは、幅が1メートル四方もカットされていたりした。
さらに墓石などにするとしても、山の中でカットする必要はない。
ある程度の塊(かたまり)に割ったあと、加工場にもってきて、そこでカットする。
また割るときは、穴をあけ、そこにクサビを打ち込む。
が、そのクサビを打ち込んだ跡は、私が見たところ、なかった。

 どうであるにせよ、不思議な現場だった。
だれが、何のために、あの現場で、岩をカットしたのか。

(補記)

 宿の支配人の山田氏が、宇佐駅まで私たちを送ってくれた。
その道すがら、それについて確かめると、こう教えてくれた。
山田氏は、私と同じ団塊の世代(1947年~生まれ)。

 「あそこは砕石場ではありません。
地元の老人たちからも、そういう話は、聞いたことがありません」と。
山田氏は、地元で生まれ育っている。

 その山田氏も、こう言っていた。
「本当に、あのあたりは不思議な場所です。
どうしてあんな場所に、あんな巨石があるか、考えれば考えるほど、不思議です。
それにあの岩。
おっしゃっているように、みな、刃物か何かで切ったようになっていますね。
ノミで割ったら、ああはなりません」と。

 山田氏のほうから、そう言った。
「異星人の仕業(しわざ)です」と言いかけたが、やめた。

(2013年 02月03日01時記)

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Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2013++++++はやし浩司