ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

ユニバーサルフロンティア理論より「宇宙に騾馬粒子は存在できない(1)」

2012年10月17日 | Weblog
・騾馬電子が陽電子と同一というのは誤解

 さきに結論を述べてしまえば,この両者は断じてそのままで同一であるような物ではなく,むしろ「騾馬電子は負エネルギー状態の電子だから電子の一種」というコンサンセスによって議論をしていたのを,いうなれば盗み聞きしていて聞き間違えた類の誤解だと思う.そこをさらに推し進めていって「両者とも電子が時間反転した物だと数学的に処置することが可能だ」というのは暴言である,と私は思う.ファインマンダイヤグラムにおいて計算結果が会ってしまうのは,どこかにトリックがあって,二重否定と同じことになっているのだから早く見つけなければならない.

反粒子を負エネルギーと規定して,時間を逆に積分すれば,そりゃ元に戻るじゃないですか?

 よく考えてみてもらいたい.反粒子が負エネルギーだったのは正エネルギーを持った粒子に時間反転操作を行ったせいでだ.それを時間を逆に経路積分をしてしまったら観測者も時間を逆行したことになる.正エネルギーを持つ粒子を時間反転させたら負エネルギーに変わるというのは"観測者は時間を順行したままだから成立する"ことであるに他ならぬ.ファインマン規則には二つあって,ひとつは経路積分を済ませてからでないとファインマンダイヤグラムと認めないという厳しい掟であり,もうひとつは反粒子の矢印は時間を逆向きに描くという幾分かエキセントリックな内容だった.

後者は,自らの思い込みを合理化する為のアドホックな操作に過ぎなかったのではないか?

 だから"聞き間違い"というのも誤解の一種であって,相手も(確かに)ファインマンを信じて話をしていた,という疑いも出てくる.これは一介のアマチュア,市井の出のディレッタント,という扱いを受けることが多い私のような人物にとって,一体どのように思ったらいいことなのかということに関して,途方にくれてしまう事態である.ファインマン論文の抜粋には,波動関数exp.iEtの「時間とエネルギーとを同時に正負を逆にしても同じだ」というアイデアが述べられており,その波動関数の時間変化が観測されるエネルギーを表すのだと書いてあった.ただ「時間を逆転させるとマックスウェル方程式から電荷の正負が逆転する」ことから,それは単に負エネルギーの粒子を意味するのではなくて,反粒子となるように書かれていました.その上で「ゆえに騾馬粒子と反粒子とは同一である」と締めくくってあります.
 波動関数の中に表示されているEと実際に観測されるエネルギー,同じくtと観測者に経過する時間に関する著述が曖昧で,なにか大きな過ち,トンでもない誤魔化しが,間違いなく内包されているような予感がした.

負エネルギーが時間反転されたならば正エネルギーだというなら,それは騾馬電子を時間反転したものではないか?


 

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