ぶたころの愉快コレクション

近くの国営昭和記念公園の近況、アウトドア活動を中心に愉快を探していきたいと思います。

母が退院してからの18日間の事。

2017年09月04日 05時05分00秒 | 日記


「 母が7月24日に退院してから8月10日に亡くなるまで
の事 」




母が地域包括ケア病棟に入院してすぐ肺炎を起こしている事が解りました。

抗生剤と栄養の点滴で何とか回復、でもその後肝臓にガンが転移している事が解ったのです。


たぶん大腸からだろうという事でしたが末期状態。

もっとも年齢が年齢ですから早くわかったとしても同じだったと思います。



バイタルチェックは毎朝行っていたのですけど特に問題はありませんでしたが、入院の少し前から口から物を食べられない状態になっていましたし、意識レベルもかなり落ちていました。



私もかなり介護疲れできつかったのでケアマネさんが2か月限度ですけど地域包括ケア病棟に入院してはと勧めてくれました。

ケアマネさんもその病院の人でしたし母もその病院の世話になっていたので良かったです。

病院は我が家から見える病院、私の足で玄関まで1分かからない近さでしたので毎日見舞に行きました。


病院では口から食べられない、意識レベルは低い状態で点滴に頼っていました。

お風呂にも入れていただいていましたので自宅にいるより安心できました。




何度か主治医を交えた関係者のカンファレンス(担当者会議)があり、母の希望でもあり延命措置は行わない、自宅で看てもらいたいと言うのがあり、私も自宅でずっと看るよと言っていたのでケースワーカーの方の意見で自宅に戻るという事にしました。

退院の日が7月24日といちおうの目安がたち、そこで帰ることが出来るかの検討が何度か行われました。


その間に私は母の部屋より広いダイニングキッチンを片付け、食器棚を1個分解廃棄、部屋にあった物をすべて母の部屋に移して用品レンタルの担当の方に介護ベッドを入れてもらい、玄関の段差を解消するリフトも装備、今まで使っていた杖、サイドケインは返却、吸引器、酸素も装備して介護看護グッズを載せるワゴンも買って病院で使っていたのと同じ様々な看護グッズを装備しました。

吸引は病院の看護師さんに何度も教わりました。


吸引は医療行為で資格者しか出来ませんが例外として家族は出来るのです。


でも大変なので出来ないから在宅では看られないと言う家族が多いそうです。

嫌がりますし、それぞれの人に対するコツがあり簡単なことではありません。


母の場合右の鼻からカテーテルを入れるのが一番やりやすいことが解りました。

口からだと歯が自分の歯ですからカテーテルを噛んでしまうのです。



母を連れて帰るためのリクライニングの車いすは病院に届けてもらっていました。


最終決定で24日に帰らないと帰れなくなると言う判断が出て24日母を車いすに乗せて帰りました。

ヘルパーさんが応援に来てくれ、介護ベッドまで連れて行くことが出来ました。


意識レベルは低いのですけど呼びかけに答える事もありました。


介護している時、一日に下の世話(特に大きいほうで何度か洗浄しなければならない状態の時など)を何度かしなければならなかった時など、産んでくれないほうが良かったよ! などと言ったこともあって気になっていたので母の耳元で 産んでくれてありがとう、また産んでね と言ったら ありがとう と言ってくれたのは救いです。


それから往診医の方も来てくれ、看護、介護の体制が整いました。

ある日来る予定だった看護師さんが午後になった時はケアマネさんが手伝いに行きますと言ってくれたのはありがたかったです。

その日は妹が来ていたので何とか私と妹で午前のオムツ交換をしました。


途中仕事が忙しい日があったのでその時は妹に留守番に来てもらいましたが、その他の日は外出もしないで付きっ切りで看ました。


そして8月10日、退院して18日目です。


夜中の3時ころ、母の寝息が聞こえなくなったのに気が付きました。

触ると温かいのですけど、胸が動いてないし呼吸が止まっていました。

たぶん止まってすぐだったと思います。


24時間対応の看護師さんに電話して呼吸が止まっているようだと伝え、すぐ来てもらいました。

呼吸停止、心停止を確認し、往診医の診療所に連絡を入れてもらい、朝8時に往診医さんが来てくれる段取りを付けてもらいました。


看護師さんは帰り、朝8時に往診医さんが来て亡くなったことを確認、8時15分という事になりました。


その後訪問看護師さんの事業所から看護師さんが来て、エンゼルケアをしてもらいました。



在宅での看取り、たくさんの方々に大変お世話になり出来たことだなと思います。


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在宅で看取るという事


在宅で看取る場合 訪問看護師さん、往診してくれるお医者さん は必須です。

急な亡くなり方をする場合もあるでしょうけど、その場合警察が入ります。

形式的なものらしいですが、事件性があるとなると色々面倒だそうです。


穏やかに自宅で最期を迎えるのはけっこう大変です。




その後の段取りに関して ・・・・・・・・ 続く












玄関わきのナンキンハゼがいい具合に葉をつけています。

紅葉の時期が楽しみ。


門柱の上野紅葉も紅葉すれば良いのですけど。


昨日は朝いつものようにニャンコが来て猫スープを一つ食べて少しして出ていきました。





ここのところ仕事があるとき以外ずっと家にいるので膝がすっかり衰えました。

リハビリしないと歩けなくなるかも。


精神状態は自分でも介護ロスによるウツの気がします。

介護の時はそれに専念していたので終わって次の目標を探すことが出来ません。





コメント
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