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本会議一般質問_中央公民館等複合施設基本構想について

2022-10-04 01:00:06 | 議会報告

一般質問 2 中央公民館等複合施設基本構想について

Q1:防災備蓄倉庫の機能を設置しようとしているが、地理的な問題について。

A1:現中央公民館は、美嚢川の浸水想定区域内にあり、水害時は避難所として指定していない。しかし、地震発生時の避難所に指定していることや、水害時にも河川水位が低くなったときには避難所として活用できる。加えて、三木市では防災備蓄品は分散備蓄していることから、浸水想定区域内であっても防災備蓄倉庫の設置は必要と考えている。

 なお、現中央公民館の場所は3メートルまでの浸水が想定される区域であることから、防災備蓄倉庫は浸水想定外の2階以上に設置する計画で進めている。

Q2:駐車場台数約100台は複合施設としての十分なスペースなのか

A2:公共交通機関をできる限り利用していただき、平常時に約100台で足りると試算している。根拠は、統合予定の各施設における1日当たりの利用者数の平均値や施設の開館時間などから試算し、1時間当たりの利用者数は約35人。施設滞在時間を3時間と想定した場合、平常時の最大利用者数は約100人。1人1台で来ても、駐車台数は約100台で問題ないと判断している。

 なお、イベント時は、これまでどおり近隣の小学校などを臨時的な駐車場として御利用いただき、利用者に大きな御不便をおかけすることがないよう柔軟に対応する。

 

Q3:三木市全体における中央公民館の役割について

A3:中央公民館は、三木市内公民館の中心的な役割を担っている公民館ではなく、三木地区住民のための社会教育の推進や地域コミュニティの振興、地域まちづくりの推進拠点として設置しているもの。ほかの市立公民館と同じ役割を担っている。

 

Q4:三木地区の公民館としての役割として、他の公民館と比べて範囲が広過ぎないか

A4:三木地区内には、伝統的な建築物や行事などが残っており、それらが継承されてきたことにより文化や歴史の形成につながっている。三木地区は、これらのつながりとスケールメリットを生かした独自のまちづくりがなされていると認識している。

 今後、ほかの地区と同様、地区が抱える問題は区長協議会や市民協議会と公民館で共有しながら、その解決に向けた取組を進めていく。

 

2回目以降

Q:(備蓄倉庫は)浸水はしないが、それでも1階部分が浸水すれば、公民館そのものの利用が出来なくなる。公民館に備蓄している物をほかの施設に持っていくことは想定していないのか。

A:備蓄品は分散備蓄で市内で大規模な災害が発生した場合は、あらゆる原因で市役所、消防本部で備蓄している物品を各避難所へ搬送できないことや備蓄倉庫の倒壊により備蓄品が使用できないことが想定される。

避難者への迅速な物品供給及び備蓄品が使用できない場合のリスク軽減を目的に、中央公民館を含む公民館等10施設を地域の防災拠点として分散備蓄を既に行っている。複合施設でも、備蓄品を置きたいと考えている。

(板東)もともとリスクのあるところに備蓄倉庫を置くという考え方はどうなのかなと思う。

 

(板東)駐車場について。平均すると100台を必要とする利用人数ではないという答弁だったが、実際に駐車場がいっぱいになるのは平均ではない。利用者が多い時が幾らあるか、何日ぐらいあるのかが大事。

Q:100人を超える人を想定したイベントを行う場合、今後はすべて小学校に置くことを求めるのか。

A:今度の中央公民館は公共交通の利便のよいところに設置するので、まずは乗り合わせや公共交通機関の利用ということをお願いしたい。

その上でイベントなどで駐車台数が足りない時には、小学校などの臨時駐車場の利用をお願いしたい。

 

Q:呼びかけたところで車で来られる方が格段に減るとは思わないが、何か秘策があるのか。

A:今のところ、秘策はない。例えば高齢者大学は、公共交通機関の利便性のよい場所へ移転を希望されている声もあったことを受けて、建設予定を中央公民館敷地という、一番候補地の中では公共交通機関の最寄り駅が近いところを想定した。極端に駐車台数は減らないが、そういう方もおられる。少しずつでも自家用車で来られる方は減ってくると推察している。

 

(板東)(三木地区在住の)私が公共交通を利用しろと言われても、実際には車で行くことになると思う。三木地区の人は、ほとんどの人はそういう利用の仕方になるのではないか。

 また、三木地区以外の利用者の方も(同様で)、三木市役所(の職員でも)ほとんどの方が車を利用せざるを得ない地形的な問題があることも、これまでの(議会)答弁であった。

 (複合施設で)イベントを行う場合小学校や、市民活動センターに車を置くことをお願いをするようになると思う。そうなると十分不便な施設になることに懸念する。

 また、特に問題にするのは、イベント参加者以外の通常利用者の方々が、通常であれば置けたところが今日はほかのイベントがあるので置けないっていうことが想定される。やはりちょっと問題があるんじゃないかなっていうように思う。この点については問題提起としてさせていただく。

 

Q(板東):三木地区だけの公民館であるのであれば、三木市全体の市民活動センターであり、高齢者大学であり、高齢者福祉センターである機能が混在する。地域の差のある団体などが混在することに問題は生じないのか。

A:先進地を調べた。熊本県天草市が人口7万2,000人の都市で、そこが地区の公民館と図書館と男女共同参画センターと市民活動センターなどの複合施設となっている。現状を確認したが、地区公民館と全市的な施設が統合されることでトラブルはなかったと報告を受けている。また、利用が重複する場合は事務局が事前に調整を行っている。

 このような先進地からの聞き取りも参考にし、様々な各施設と調整しながら、心配されているような優先利用とかの必要性も含めて利用のルールを決めていきたい。できるだけ皆さんに迷惑がかからないように持っていきたい。

 

(板東)特に三木地区の場合、地区の祭り(行事)なのか、市全体の祭り(行事)なのかよく分からないところもある。三木地区の課題を解決するという公民館の役割もある中で、問題が起こらないのかと現時点では懸念をしている。こんなはずじゃなかったというようにならないようにしていただきたい。