闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

組手稽古2

2020年04月21日 | 仲間たちへ
2020.4.21.TUE.
皆さん、こんにちは。
今日は第10回目の投稿です。

「組手稽古その2」
当時、家のトイレは和式だったので、下段蹴りで足を効かされると、しゃがむのが大変だったのを記憶しています。白帯の時、道場で初めて行われた大会に出場しましたが、前々日の稽古で下段を前出の桐生先輩にメタメタに効かされ、うずくまっていたら「明後日の試合、お前も出るのか。治しておけよ。」
と言われ、「押忍。」と答えました。2日で治るはずもなく、当日はその足を蹴られて、一回戦での一本負けでした。痛くて足がつけずに道場の外から窓枠に掴まって桐生先輩が、勝ち進み優勝する姿を見ていました。
人生で初めてKO(ノックアウト)された時の相手も桐生先輩で、向かい合って「始め。」と言われたまでは記憶があるのですが。気がついたら道場の隅に横たわっていました。後で見ていた人に聞いたら、道場の真ん中あたりで、桐生先輩の後ろ蹴りが顎にヒットし、「ピューッ。」と道場の端まで飛んで、後頭部から落ちてそのまま意識を失ったそうです。
そういえば、顎と後頭部が痛かったのを覚えています。
桐生先輩は酒豪なのですが、全く下戸の私を(20歳になってから)良く飲みに連れて行ってくれました。赤いジャンパーを着ていた上に、飲むと顔が真っ赤になる私を「お前は全身赤いから『タコ』だな。」
と可愛がってくれました。今で言うところの「アルハラ」全開でしたが(笑)、連れて行ってもらうのが嬉しくて先輩の後ろをチョロチョロついて回っていました。
ある日、道場に行くと見たことの無い黄帯の人が一人でベンチをしていました。かなりの高重量を上げていたのですが、この方こそ、私がその後の生き方に様々な面で大きく影響を受けた永島文秋先輩(慶応大学極真空手部初代キャプテン、現在静岡西支部・タイ支部長)でした。

続きます。
押忍。

吉岡智



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