闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

組手稽古

2020年04月19日 | 仲間たちへ
2020.4.19.SUN.
皆さんこんにちは。
今日は第8回目の投稿です。

「組手稽古」
極真の機関紙が「空手マガジン」「パワー空手」「ワールド空手(?)」「極真魂」「空手LIFE」と変わっていく中で、機関紙「パワー空手」が世代的にストライクで、大会の模様や有名選手の稽古紹介等、毎月心躍らせて読んだのを記憶しています。
入門者は毎日のようにあり、指導員の方が『「道場が狭くなるので、どんどん辞めさせても良い。」と言われている。』と怖い事を話していたのを覚えています。
入門初日に「君、組手やってたみたい?」優しく声をかけられて、「押忍!」なんて答えたら終わりです。それこそボコボコにされて次の日から来ない人がたくさんいました。
当時の「組手」はサポーターをつけずに行われました。ですので、受け返しを繰り返し稽古した記憶がほとんどありません。つまり受けの技術が確立しておらず、構えや受けなど見様見真似でした。何より「タイマー」等洒落たものは無かったので、前にいる相手と何分組手が続くかは指導員次第でした。相手が「参りました。」というまでは攻撃を止めなくて良かったので、自然に「やるか、やられるか。」「倒すか、倒されるか。」という組手になりました。同時期に某大学の格闘技系の主将の方がいらっしゃったのですが、その方も稽古熱心で、組手の稽古を良くしました。蹴りの威力のある方でしたが、ある時、「絶対下がらないぞ。突きで勝負だ。」と強い気持ちで臨んだら、良い形で組手を進める事ができました。「前に出る事。」「強い気持ちで臨む事。」の重要性を認識しました。
生傷の絶えない組手の稽古でしたが、右手中指の拳頭部を軟骨骨折し、完全に治るまで3年近くかかったと記憶しています。もともと蹴り技への憧れが強かった事もあり、手を開いて間合いを取り、蹴り中心で攻める組手となっていきました。

続きます。
押忍。
吉岡智

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