闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

2016年鏡開き稽古・2015年度努力賞表彰

2016年01月09日 | 道場日記

本日、東神奈川道場に於いて、鏡開き稽古ならびに年間努力賞表彰が行われました。

黒帯さんから白帯さんまで、木元道場の稽古生の皆さんが、東神奈川道場に集まって千本突き、千本蹴りを行ない(本当はプラス150本ずつ)、その後吉岡先生による奉納型が行われました。
参加してくださった皆様、本当にお疲れ様でした。この鏡開き稽古は、できることなら、ぜひ一度は体験していただきたいと思います。年の初めにふさわしく、清々しく、絶対に素晴らしい経験になると思います。参加してくださった皆様お忙しい中、ありがとうございました。

その後、皆さんで乾杯をし、そのまま年間努力賞表彰が行われました。
昨年は息子がインフルエンザになり、残念ながら道場開設以来初めて出席することができませんでしたが、努力賞の表彰の様子は本当にお祝いをするこちらも幸せな気持ちになる素晴らしい時間です。感激されて涙されているご家族の方もいらっしゃいましたね。
各道場の指導員の先生方もそうだと思いますが、この努力賞の選考にはとても苦労されていることと思います。それは、ありがたいことに多くの皆さんが甲乙つけがたく、努力賞に値するほど頑張ってくださっているからです。毎年、毎回、本当に嬉しい悩みを与えていただいています。そうして選ばれた各道場の努力賞の皆さんへのお話を伺っていると胸が熱くなり、嬉しい気持ちになるのです。

文庫道場の2015年度努力賞は、一般部は佐野隆継さん、少年部は梅澤彩音さんです。
一般部の佐野隆継さんは、皆さんご存知文庫道場の差し入れマンです。センセーが紹介の時に話していましたが、飲み物と雑巾の寄付は、ゆうに千本を超えているのではないでしょうか。それはただ単に気前がいいということではなく、常に道場を思ってくださっている、センセーや仲間を思う気持ちに違いないと思います。佐野さんは若く見えますが現在65才、入門して14年5カ月になります。つまり文庫道場開設メンバーです。多くの皆さんが抜けていく中、来れない時期もあったももの、ずっと稽古を続け、センセーの試合には必ず応援に駆けつけ、常に道場を気にかけてくださっていました。シラフの時はいたって真面目、年齢を言い訳にせず、ガチの組手にも混じって、あばらを折った回数も数えきれないほど。恵吾指導員のクラスでたまたま二人になられてもしっかりミットを持ちあえる強さへの憧れを常に心に秘めた方です。黄帯5級で2回、緑帯4級で3回、緑帯3級で2回審査を受審されています。そして昨年はれて茶帯2級になられました。いうのは簡単ですか、本当に凄いことです。その度に懸命に稽古をして、それでもわずか届かなかった時の悔しさは言いえないと思いますし、そこから再度挑戦する気持ちの強さは尊敬に値すると思います。センセーが自主トレしている時に「俺は諦めませんよ~」そう言って飲み物を差し入れしてくださっていますが、酔いが覚めても忘れることなどなく、その気持ちは確かな本心、決意であるということです。これからも是非変わることなく、不屈の精神で空手を続けていただきたいと思います。
文庫の少年部の努力賞は、何時からか6年生が受審するということが定例になっていき、年間努力賞というものの、6年生の中で努力を続けてきた者というのが前提になっていました。ですのである意味今回受賞した梅澤彩音さんには6年生にはなるまで待ってもらった様な形になっています。その年に彩音が一番稽古に出ていて、試合で実績があった年も関係なく、6年生でないということで選考から外させてもらっていました。
しかし、それに異議を唱えるどころか、何年か前から鏡開き稽古に出席し、努力賞のお祝いに来てくれていました。
そういう物の考え方や行動が彼女をさらに磨いていると思っています。
彩音が挨拶で話してくれた通り、私達の仕事は、道場が、稽古が、自分の弱さや良さを見つける機会となり、それぞれの努力や思いによって、皆の何かの助けになったり、力になって、昇華していってもらうことだと思っています。
そして、それにはご本人や私達の努力だけでなく、応援し、支えてくださっているご家族や仲間達の支えがあってのことだと彩音自身が気づけていることが素晴らしいことだと思います。
「アヤ待たせちゃったね。でも本当におめでとう!!」
先にも書いたように、努力賞に値する程頑張ってくれている方は、他にも大勢いらっしゃいます。それは本当にありがたいことです。
指導員の先生で話されていた方もいましたが、努力賞をとられた後、稽古に来なくなったり、辞めていかれた方も文庫にもいます。それがどうというのではなく、この賞をとられた方が多くの皆さんの努力とともに選ばれた賞であり、それを誇りと思って、その後も何かに努力を続けていただけたら嬉しいです。
こうして、努力賞の皆さんをブログでも紹介しているのは、ただ誰が一番努力しているとか、賞賛しているのではなく、空手を通して他の努力を続けていらっしゃる皆さんや仲間達にも勇気や希望をもって、「みんなも頑張っているんだなぁ~。色々あるけど僕も私も諦めず頑張ってこ!!」とともに頑張って欲しいからです。
努力とは自分にかえってくるものだけではなく、誰かに勇気や希望を与えられるものではないでしょうか。
前年にも書きましたが、この賞があるおかげで、みーんなの頑張りや努力を私達自身が再認識して、それにこたえられるよう頑張っていかなければと気づかされる機会でもあります。
受賞者の皆様、本当におめでとうございました。
このような素晴らしい賞を与えてくださる木元師範には、心より御礼いたします。
本当にありがとうございました。
努力の道は、さらにまだまだ続いているよ。みんなでそれぞれのできることを頑張っていこうよ。「今日もみんなが努力賞!!」
稽古待ってます。
押忍

ファミリーからて教室のみんなも成長しています。親御さんにも連帯感が(笑)