闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

水曜20時の稽古

2013年09月19日 | 道場日記

 先日の火曜日の石井指導員のクラスに続き、先週の水曜日20時からの高橋指導員のクラスを見学させていただきました。水曜日は少年部があるので、高橋指導員とは一番お会いしていますが、事務仕事はしていても最後までゆっくりと稽古を見学させていただくのは久しぶりです。見学の突然のお願いにも快諾してくださいました。

 稽古に出席していたのは茶帯お二人と緑帯・オレンジ帯さんがおひとりづつ。いつもどおり最初にそれぞれの怪我や体調や今目標としている状況などを身体や心をほぐしながらリサーチ。

 基本稽古を行った後、本日はパンチングミットを使った稽古でした。突く方は素手で。高橋指導員はお若く見えますが、サポータが無かった時代、常設道場になる前からの横須賀道場最古参、文庫道場筆頭指導員です。突きの威力は凄まじく、クラッシャーとも呼ばれてきた方です。見本としてさりげなく突かれた感触に受けてる稽古生の皆さんも驚きと何とも言えない嬉しそうな表情。皆さんもそれぞれにその感触に近づこうと考えながら稽古されていました。それぞれの長所や癖などを見ながら口頭でも細かなアドバイスを与えながら丁寧に指導されていました。

 その後は板を使った部位鍛錬でした。高橋指導員は指で逆立ちができるような人です。色々なやり方で拳立てを行っていました。何事もないかのように号令をかけながら行う高橋指導員に苦渋の表情でついていく皆さん。鍛錬、我慢、意地、痛み、自分との闘い・・・そこにいて参加していないのが申し訳なかったですが、こういう稽古も本当にいいものです。終了後どうして体の末端までの稽古が必要なのかも具体的に説明されていました。

 「ひとりでもできる稽古、人がやらない稽古、ひとがやりたがらない稽古・・・それをコツコツとやる」

 高校生の頃から存じ上げている高橋指導員です。就職して、結婚して、お子さんが生まれても空手や稽古、仲間に対しての真面目さと誠実さは全然変わりません。

 それでいて、普段はとっても穏やか。組手の時のお顔とは全然違います(笑)。「空手をやってきたからこそ、色々なことを頑張れたし、身体のことを気遣う必要があり健康にもなれました」以前そうおっしゃっていた通り、身体を強くする食べ物や稽古法などについてもとってもお詳しいです。

  空手をしなくなったら息をしてないのと一緒だと環境の変化や空手に関われる時間の変化に負けず、28年間も空手を続けてこられた奥深さを感じることのできる稽古でした。

  質問すると相手の身になって丁寧に答えてくださいます。高橋指導員から多くのことを学んで稽古生の皆さんにも空手がご自分の一部となれるよう頑張っていただきたいと思います。

稽古待っています。

押忍